24 限界だと思ったけど、そのままにしてしまう時
「はい、今夜の仕事のおともに変わったラジオはどうですか? スカイハイレディオ、メインパーソナリティの〝ユーキ〟です」
「〝ミーナ〟です。今日はテンション高いですねー」
ユ「久しぶりの仕事ですねー」
ミ「長期休暇後の仕事ってやる気出ないですよねー。もう頭が考えることを拒否するモードと言いますか……」
ユ「ほんとそうですよねー。こんな日に限って朝からトラブル起きましたからねー。会社のteam◯に愚痴混じりの遅刻宣言ですよー」
ミ「やめて下さいよー。妙に具体的なことを発言するのー!」
ユ「……再三言ってますが、この小説はほろ酔い気分で書いておりますー」
ミ「完璧に鬱憤を晴らすために使われてますねー」
ユ「テンプレートがあるんで、頭空っぽでも書けるんですよねー。じゃあそんな所で、さっそく今日のお題に行きましょうか」
ミ「限界だと思ったけど、そのままにしてしまう時、ですねー。まさに今日の朝、ユーキさんがそのままにしたかったことですねー」
ユ「本当だよ。なんで水道管が今のタイミングで!? ってなるよね……そのままにしたら大惨事だけど」
ミ「……お疲れ様です。これはあれですねー。またまた放送作家さんからのコメントですが、日本酒の生原酒が好きなんで、冷蔵庫に一升瓶が並んでる時ですねー。飲むペースが間に合わないんで、冷蔵庫の許容量限界なんですが、追加で買っちゃう時あります」
放送作家の心の声(試飲をたっぷりさせてくれた酒屋さん、ありがとー!! 幸せをありがとー!! いっぱい買っちゃったよー!)
ユ「……あれだっけ? 一升瓶が入るように冷蔵庫の卵ケースの棚を取り払ったんだったよね?」
ミ「……はい。それなのに、ビンを捨てるゴミの日に、一升瓶だらけなんで恥ずかしいかも(ポッ)とか言ってました……」
ユ「……はい、ここでリスナーさんからのメッセージを紹介しますねー。なになに『画面が割れた携帯を使い続ける時』 あー、はいはいはい……」
ミ「バッキバキに割れても、フィルムで保ててると、ついそのまま使いますよねー」
ユ「たまに、なんでそんな撃たれたような割れ方なの? って人いますよねー」
ミ「分かります。もうそういったデザインとして捉えてるのかもしれません……ここで、他のリスナーさんからのメッセージを紹介しますねー。『家に帰って倒れるように寝て、朝日を見る前に出社する時』 あぁ限界です! 限界すぎます! そのままにしないで下さいー!」
ユ「……帰れるだけマシなんじゃ?」
ミ「!? それ以上、公共の電波にブラックな話題は流さないで下さいっ!! 社会的に抹殺されますよ!? ……じゃぁ、ユーキさんの〝限界だと思ったけど、そのままにしてしまう時〟は何ですかー?」
ユ「僕はあれですね、黒い服の端が白くなったけど、着続ける時ですねー。てかあれ、限界どきが分からなくならない?」
ミ「……はい、ユーキさんの微妙な例えが出た所で、今日はここまでになりますー」
ユーキ&ミーナ「「でわでわ、また明日ー」」




