16 理不尽なことに立ち向かっていった時
「はい、今日は元気ですよー! スカイハイレディオ、メインパーソナリティの〝ユーキ〟です」
「〝ミーナ〟です。回復しましたー」
ユ「いやー、二日酔いでも急に収録させるなんて、酷いよねー」
ミ「そうですよねー。真っ黒です! このラジオ局は真っ黒です!!」
ユ「……そろそろ怒られそうなんで、このぐらいで……さっそく今日のお題に行きましょうか」
ミ「理不尽なことに立ち向かっていった時……ですねー。最近普通のお題に路線変更しましたねー。ネタ切れでしょうか?」
ユ「あー、あれだね。無茶苦茶な要求されて、あえて受けてたつ時だよね。もうそうするしかない状況なのか、逆ギレなのかだよねー」
ミ「そうですねー。私の場合、あれですねー。毎日お酒を飲む場合の適正量が少なすぎるの知ってますか? それをオーバーして飲んでいる時ですねー。ワインなら2杯ってどういうことですか!?」
ユ「毎日飲んでるの!? 健康にはもっと気を遣ってよー!」
ミ「酒は百薬の長ですよー」
ユ「だからそれは適正量の話だよ。……はい、ここでリスナーさんからのメッセージですねー。なになに『仕事の成果を横取りされたので、別の機会に吊し上げた時』 怖い! けど横取りされたら怒る気持ちは分かりますよー」
ミ「ユーキさんは横取りしてないのに、吊し上げられてる時ありますよねー」
ユ「そうなんですよねー……仕事仲間に嫌われてる?」
ミ「……ではここで、他のリスナーさんからのメッセージを紹介しますー! 『薬の副作用で吐き気が酷く、薬を吐いてもいいかと電話したら、気のせいですから!! と言い切られてしまい、吐かずに頑張った時』 ……これって放送作家さんの実体験ですよねー」
ユ「そうそう。一回飲みきりタイプの薬だったから、それを吐くと治療の意味が無いですからねー」
ミ「……今でもその対応を根に持ってて、機会があれば吊し上げたいそうですよー」
ユ「こわっ!! 手元の原稿にもしれっと病院名書いてますからね。僕たちに全国へ向けて発信させたい執念を感じます……」
ミ「私たちを復讐の道具として使わないで欲しいですねー……じゃあ、ユーキさんの〝理不尽なことに立ち向かっていった時〟は何ですかー?」
ユ「僕はあれですねー。野外イベントでの司会進行役の仕事の時に、マイクが無くって……上の人にエアマイクでやれと言われた時ですね。お客さんに『マイク無いですよね?』って突っ込まれたら『見えませんか?』って危ない人を演じて乗り切りました……」
ミ「……はい、ユーキさんのホラー話のような例えが出た所で、今日はここまでになりますー」
ユーキ&ミーナ「「でわでわ、また明日ー」」