12 同じことを2回してしまい、恥ずかしさが倍増した時
「はい、今日も皆さんお待ちかねのスカイハイレディオが始まりましたー! メインパーソナリティの〝ユーキ〟です」
「〝ミーナ〟です。よろしくー」
ユ「寒いですねー。雪が積もったりする季節ですねー」
ミ「そうですねー。子供の時は嬉しかったハズなのに、大人になるとそこまで嬉しくないですよねー」
ユ「けど、ミーナさん、はしゃいで雪だるま作りますよねー。可愛いですねー」
ミ「ユーキさんは下手くそなんで、鏡餅みたいになってますよねー」
ユ「え? そんなに下手?」
ミ「自覚なかったんですか!?」
ユ「…………さっそく今日のお題に行きましょうかー」
ミ「同じことを2回してしまい、恥ずかしさが倍増した時……ですねー。今回のお題は、いつかのお題に被ってる感がありますねー」
ユ「あー、あれだね。間違っているのが分かっているのに、また同じことをしてしまって深い自己嫌悪に陥る瞬間ね。自分はすっごく恥ずかしいんだよねー」
ミ「そうですねー。私の場合はあれですね。ビールをグラスに注いだ時に、泡が2回とも上手く立たなかった時ですかねー。グラスの角度とか勢いを日々研究してるのですが……」
ユ「職人か何かですかー? けど僕に注ぐ時はいつも上手だよ」
ミ「人に注ぐ時は泡なんか気にしてませんねー。自分で注げって感じですしー」
ユ「…………では、気を取り直して、リスナーさんのメッセージを紹介しますね。えーっと『2日連続で、社員証と定期を間違えて、タッチしてしまった時』 あー、あいつまただよーって見られるやつね!」
ミ「後ろに人がいて、詰まったりすると余計に恥ずかしいですよねー」
ユ「でも、ここの放送局はそんなハイテクなシステムじゃないよねー」
ミ「そうですねー。アナログな方法なのか、勤務時間関係ないほどブラックなのか、伏せときますねー」
ユ「……悲しいー」
ミ「ではここで、他のリスナーさんからのメッセージを紹介しますー! 『前に量が多くて食べきれなかったのに、今回は大丈夫! と思って注文したメニューが食べきれなかった時』 あー、お店の人に対して恥ずかしいパターンですねー」
ユ「これは切なさも感じますねー。若い時には多分食べられたんですよ。でも段々歳をとると、量が食べられないんですよねー」
ミ「ユーキさんが、勝手にリスナーさんの心情を憶測してますねー。……じゃぁ、ユーキさんの〝同じことを2回してしまい、恥ずかしさが倍増した時〟は何ですかー?」
ユ「僕はあれですね、噛んだから言い直したのに、また噛んだ時ですね……あの相手の残念な人を見る目……」
ミ「……はい、ユーキさんのとてつもなく残念な例が出た所で、今日はここまでになりますー」
ユーキ&ミーナ「「でわでわ、また明日ー」」