表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユーキとミーナのスカイハイレディオ  作者: 雪月花
本編 スカイハイレディオ
11/43

11 多分どっちでもいいんだけど、どっちが正解か分からない時


「はい、今日も元気にこんばんはー! スカイハイレディオ、メインパーソナリティの〝ユーキ〟です」


「〝ミーナ〟です。こんばんはー」




ユ「いや〜、ここだけの話ですけど、僕があんまり囁かなくなったらしいですよ」


ミ「そうらしいですねー。ここだけの話、今、放送作家さん、他の仕事にも沢山手を出してるらしいですよ。近々新しい仕事をまた増やすらしくて……」


ユ「大丈夫なんでしょうかねー?」


ミ「寝落ちしない限りは大丈夫だそうです。社畜ならぬ、執筆畜? ですねー」



ユ「じゃぁ内輪ネタはこのくらいにして、さっそく今日のお題に行きましょうか!」


ミ「多分どっちでもいいんだけど、どっちが正解か分からない時……ですねー。今日はマニアック度が薄いような? 気のせいですかねー」


ユ「あー、あれだね。相手のためを考えてるんだけど、どっちも結果的には同じで、それだけ心を砕いたことが相手に伝わらない瞬間ね。自分だけが合ってるのかどうかドキドキしたりねー」


ミ「そうですねー。私の場合はあれですねー。お酒注ぎましょうか? って聞いて断られるけど、まぁまぁってお酒を注ぐ時ですね。本当に断っているのか、取り敢えず断るポーズを取っているのか……」


ユ「注いでおいた方が安パイですもんねー。でもミーナさん、僕を潰そうとして、ハイペースで注ぐのは辞めて下さいねー。ミーナと行ったら、いつまでも空っぽにならない魔法のコップみたいになるんだから」


ミ「……ちっ。バレてたかっ!!」



ユ「…………はい、ここでリスナーさんからのメッセージですねー。えーっと『ベビーカーの子連れとエレベーターで一緒になった場合に、同じ行き先で扉が開き、先にささっと出るべきか、開けてあげた方がいいのか迷う時』 あー、分かりますねー」


ミ「これは自分が立っている場所とかも関係しますよねー」


ユ「僕はささっと出るタイプですかねー」


ミ「どうしてですかー?」


ユ「初対面の人には、挙動不審になる時があるからですねー」


ミ「あー、下手したら通報もんですねー……では、他のリスナーさんからのメッセージを紹介しますねー 『彼女と買い物に行って、どっちの服がいいか聞かれる時』 あーそういう場面ありますよねー」


ユ「これは凄く分かりますねー! だいたい彼女の中ではどっちがいいか決まってるんですよね! 取り敢えずどっちがいいか答えるんですけどねー」


ミ「ユーキさん、いつになく共感してますねー」


ユ「……ミーナさんが不思議そうな顔してます。ここはいつものように睨むべきじゃない? 怒らないの? 女性と買い物に行ったの!? って」


ミ「?? 何でですか? 自由に行けばいいじゃないですかー」


ユ「もっと不思議そうな顔になった!」


ミ「?? ……じゃぁ、ユーキさんの〝多分どっちでもいいんだけど、どっちが正解か分からない時〟は何ですかー?」


ユ「僕はあれですね、美容室で髪を洗ってもらってる時のことなんですが、顔にタオルを置かれたまま「痒い所ないですかー?」と聞かれて、声を出すべきなのか頷くのか迷う時ですねー。声を出してもタオルで上手く聞こえないんじゃないかって心配で……でも頷くのも、頭触ってるから迷惑だよな……って」


ミ「……はい、ユーキさんのメチャクチャ微妙な例えが出た所で、今日はここまでになりますー」




ユーキ&ミーナ「「でわでわ、また明日ー」」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ