11 多分どっちでもいいんだけど、どっちが正解か分からない時
「はい、今日も元気にこんばんはー! スカイハイレディオ、メインパーソナリティの〝ユーキ〟です」
「〝ミーナ〟です。こんばんはー」
ユ「いや〜、ここだけの話ですけど、僕があんまり囁かなくなったらしいですよ」
ミ「そうらしいですねー。ここだけの話、今、放送作家さん、他の仕事にも沢山手を出してるらしいですよ。近々新しい仕事をまた増やすらしくて……」
ユ「大丈夫なんでしょうかねー?」
ミ「寝落ちしない限りは大丈夫だそうです。社畜ならぬ、執筆畜? ですねー」
ユ「じゃぁ内輪ネタはこのくらいにして、さっそく今日のお題に行きましょうか!」
ミ「多分どっちでもいいんだけど、どっちが正解か分からない時……ですねー。今日はマニアック度が薄いような? 気のせいですかねー」
ユ「あー、あれだね。相手のためを考えてるんだけど、どっちも結果的には同じで、それだけ心を砕いたことが相手に伝わらない瞬間ね。自分だけが合ってるのかどうかドキドキしたりねー」
ミ「そうですねー。私の場合はあれですねー。お酒注ぎましょうか? って聞いて断られるけど、まぁまぁってお酒を注ぐ時ですね。本当に断っているのか、取り敢えず断るポーズを取っているのか……」
ユ「注いでおいた方が安パイですもんねー。でもミーナさん、僕を潰そうとして、ハイペースで注ぐのは辞めて下さいねー。ミーナと行ったら、いつまでも空っぽにならない魔法のコップみたいになるんだから」
ミ「……ちっ。バレてたかっ!!」
ユ「…………はい、ここでリスナーさんからのメッセージですねー。えーっと『ベビーカーの子連れとエレベーターで一緒になった場合に、同じ行き先で扉が開き、先にささっと出るべきか、開けてあげた方がいいのか迷う時』 あー、分かりますねー」
ミ「これは自分が立っている場所とかも関係しますよねー」
ユ「僕はささっと出るタイプですかねー」
ミ「どうしてですかー?」
ユ「初対面の人には、挙動不審になる時があるからですねー」
ミ「あー、下手したら通報もんですねー……では、他のリスナーさんからのメッセージを紹介しますねー 『彼女と買い物に行って、どっちの服がいいか聞かれる時』 あーそういう場面ありますよねー」
ユ「これは凄く分かりますねー! だいたい彼女の中ではどっちがいいか決まってるんですよね! 取り敢えずどっちがいいか答えるんですけどねー」
ミ「ユーキさん、いつになく共感してますねー」
ユ「……ミーナさんが不思議そうな顔してます。ここはいつものように睨むべきじゃない? 怒らないの? 女性と買い物に行ったの!? って」
ミ「?? 何でですか? 自由に行けばいいじゃないですかー」
ユ「もっと不思議そうな顔になった!」
ミ「?? ……じゃぁ、ユーキさんの〝多分どっちでもいいんだけど、どっちが正解か分からない時〟は何ですかー?」
ユ「僕はあれですね、美容室で髪を洗ってもらってる時のことなんですが、顔にタオルを置かれたまま「痒い所ないですかー?」と聞かれて、声を出すべきなのか頷くのか迷う時ですねー。声を出してもタオルで上手く聞こえないんじゃないかって心配で……でも頷くのも、頭触ってるから迷惑だよな……って」
ミ「……はい、ユーキさんのメチャクチャ微妙な例えが出た所で、今日はここまでになりますー」
ユーキ&ミーナ「「でわでわ、また明日ー」」