校舎で二人は対峙する
赤く染まっていく校舎の中で
少女が放った光線銃
扉の取っ手に反射して
僕の目に直撃した
二人きりの校舎で対峙する
命を懸けた攻防戦
一歩も動けない間抜けな様を
夕陽はにこやかに見ている
赤が消える前に終わらなくて
取り残された不思議の溜まり場
動き出さない骸骨と
動き出した歪な鼓動
二人きりの校舎で対峙する
無意味な意地張りの応酬
乗り越えられない壁を
手を取り容易く乗り越えた
真っ暗闇は無いと知って
夕焼けに感謝を述べて
朝陽を待つその手に残る熱を
また思い出して今日も行く