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第六十話 「Красный молоток(赤い槌)」

挿絵(By みてみん)


「電源コード、電源コード....


 あれ?」


【Я чувствую что-то


 особенное от тебя


 что-то вроде


 благородства


 которого я не


 чувствую от других


 женщин

(・・・何か、アナタからは、特別な


 他の女性からは感じない、


 "気高さ"の様な物を感じる気がする....)】


【Интересно что ты


 хочешь сказать.

(何が言いたいのかしら-------)】


「(レベデワ.... ツベフォフ....)」


工場区画の水撒(みずま)きの作業中に、


仕事をサボりVRゴーグルで


ゲームをしていた隆和が


ゴーグルの充電が切れかけた事に慌てて、


電源を探し回りながらトンネルを抜け


レベデワの所までやって来ると、自分の少し先、


貯水タンクが並んだ場所の細い通路の先に、


レベデワ、そしてツベフォフの姿が見える....


「(・・・・)」


【Я не думаю что это


 имеет какое-то особое


 значение.


 Однако я уважаю вашу


 работу здесь и ваше


 поведение.


 Нет у меня начинает


 естественно расти


 чувство уважения


 к тебе

(何か、特別な意味がある訳じゃ無い...


 ただ、アナタのここでの仕事、


 そして立ち振る舞いから敬意....


 いや"尊敬"の様な感情が私の中から


 あなたへと自然に芽生え始めてる....)】


【Да спасибо,

(・・・ええ、ありがとう-------)】


「(・・・・?)」


何か、外国の映画の一場面を見る様に


緊張した面持ちでプールの縁に立ち、


話をしている二人の男女を見て、


思わず右手に持っていたゴーグルを


隆和が強く握る


【Я сейчас в этом месте.


 И ты единственный.

(今、この場所にいるのは、私....


 そして、アナタだけ....)】


【Видимо, так кажется

(どうやら、そうみたいね)】


「(・・・何だ? ツベフォフ氏とレベデワ....)」


タンクの影から聞こえて来る


二人の声のやり取りに、隆和はこの二人が何か


仕事以上の関係性があるのでは無いかと思い、


更に強くゴーグルを握りしめる


【В последнее ~~вр--мя эта


 ------Россия, --------,,,


 То------увелич------

(...近頃、このロシア------、様々------


 それ------暴、------増えて)】


「(き、聞こえねえ)」


【Это тревожная история

(--------物騒な話ね)】


"コッ コッ コッ コッ--------"


【(этот мужчина------)

(この男------】


自分の周りを意味も無く歩くツベフォフの足取りに、


レベデワは何か、直観では無く


理性的な"不審感"を感じ取る--------


【Эт------,солютная-?.


 ----Наме------....

(この--------、Абсолютная-?....


 ------意図.... だ------)】


「(・・・・!)」


ツベフォフが歩き回っているせいか、


隆和の耳にはレベデワの声は聞こえてくるが、


ツベフォフの言葉は


途中途中が途切れ途切れとなって


余り聞き取る事が出来ない


【дов------ьно мес------оп----

(・・・かなり------、場所-------)】


「(・・・何を話してるんだ?)」


【--------Россия ~.....


 --------------------


 -------- Оста....тки


 Красного Молота,,,

(------ロシア ~.....


 ------ ------おいて、


 -------- "赤い槌"の遺象--------)】


【что------


 Это возможно~--------


 ~Интересно,--если--------

(それ------ 


  可能だ~--------


 ~じゃないかしら------)】


「(・・・も、もうちょい....)」


【----Различный--


  Исследования --


 --------....результаты?


 Вы ребята------занялись


 нацио--------  ьными


 Иллюзия


 Красного Молота--------


 -------- не очень много

(------様々な~ 


  研究----  その成果を


 アナタ達------ 国務に携わる------


 "赤い槌"の幻影を------


 --------過ぎない)】


【О, это----


 Красный ------Советский


  -------- Не -------- уме

(あら--------それは------


 "赤い槌"が------~  ソビエト------


  ------ 心外 ....)】


「(・・・・?)」


"ガタッ"


「Аймой--------!

(・・・ッ エイモイ------!)」


「Такаказу...

(タカカズ・・・)」


「Нет, нет, я ищу розетку.

(い、いや、ちょっと


 電源プラグ探してて・・・)」


「・・・・」


「・・・」

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