表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/69

第四十六話 「пе́шка(ペーシュカ)」

挿絵(By みてみん)


"ガタッ! ガタタッ!"


「(・・・・)」


「Нет! Пашмиков и Сергей

(ダメよ....! パシミコフ、


 それに、セルゲイ...!)」


「Эй Наталья!

(な、ナタリア・・・!)」


"ガタッ ガタタッ!"


「Никогда не думал что


 Лебедева


 свяжется с N/S,

(まさか、レベデワがN/Sと


 繋がってやがるとは....)」


「На, Наталья!

(ナ、ナタリア!)」


"ガタタッ!


「-- Нет!


 Евгений, даже если ты


 ищешь смутных


 туманных отношений и


 пытаешься забрать


 девушку в моем сердце


 то это между Тасоевым


 и Варрентевым которые


 сейчас передо мной.


 Если мы не сотрём


 рябь в наших сердцах


 наша связь никогда не


 начнется!

(------ダメッ! エフゲニー....!


 アナタが曖昧な(もや)の様な関係を求めて


 私の心の内側にある少女を取り去ろうとしても


 それは、今目の前にいるタソエフ、そして


 ワルレンチェフとの間にある


 心の(さざなみ)を打ち消してからでないと


 私達の繋がりは、始まりを迎える事は


 無いの...っ)」


「(Наталья! Наталья!?

(ナタリア! -------ナタリアッ!?)」


「Ах ах!?

(アッ! ------ァアッ!?)」


「(・・・・)」


深夜、藻須区輪亜部新聞第一編集局。


「Ку-куру!? Неее Наталья

(く、くルッ!? ナ、ナタリア------ッ


「Пашимико фу!

(パシミコフッ------!


「···Какая...?

(・・・何だ...?)」


「Хм---

(ァッ------


"ガタッ ガタタッ


「(・・・・)」


すでに、退社時刻はとうに過ぎ、


この局内で編集長を務めるスサケフスキが


明かりの消えた室内で、以前


レベデワから聞いた話について考え込んでいると


どこからか、"物音"の様な物が聞こえて来る....


「Та, Тасоф!


 Больше Пашмиков! ? 


 Следующий Евгений! ?

(------タ、タソエフッ!


 パシミコフもっ!? 


 ------その次は、エフゲニーが来てッ!?)」


「Наталья --- Наталья!?

(ナタリアッ ------ナタリアッ!?)」


"ガタッ ガタタッ"


「(・・・・)」


暗い室内の中では


周りの様子を伺う事はできないが、スサケフスキは


どうせいつもの様に部屋の中から聞こえて来る


空耳だと思い、意識を部屋の中から


自分の内側へと向け


"レベデワ"


について考えを及ばせる...


「С тех пор как я был в


 компании я думал что


 что-то происходит.

(会社にいた時から何かあるとは


 思ってたが....)」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


【У меня есть причина


 быть здесь.

(私には、ここにいる、"理由"があるの....)】


【Причина? Что это?

(理由? ------何だってんだい、ソイツは?)】


【・・・・】


完全に、互いの関係性に対して


主導権を握っていると思っている事から来る


余裕からなのか、何か深刻な態度で


(かす)れ声で喋り出したレベデワに、


スサケフスキはまるで小娘をからかっている


不良の様に軽口を叩く


【...Я "N/S"

(・・・私は、"N/S(国家の盾)"よ)】


【Чт...

(-------なッ・・・)】


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


"ガタッ ガタタッ!


「Ни за что что Лебедева


 уполномоченный по


 [пе́шка=пешка] этого


 госоргана РФ N/S!

(まさか、あのレベデワが、


 このロシア連邦政府機関であるN/Sの防諜委員


 [пе́шка=ペーシュカ]だとは・・・!)」


【N/S(нация/щит

[ノーツェ・シート=国家の盾]】


国土の広い、ロシア連邦国内の


諜報、捜査を担当する政府機関の一つで、


そのN/Sの権力、そして捜査手腕は


このロシア国家に所属する衆目には


多大な尊敬と、畏怖を集めている....


【Эй, что угодно.


 Ну тогда этот N/S


 находится в такой


 компании — нет почему


 он находится в


 таком месте!?

(な、何だって...っ


 じゃ、じゃあ、そのN/Sのオメェが


 こんな会社------、いや、なんだって


 そんな場所にいるってんだ!?)】


【то есть.

(それは....)】


「Аххххххххххххххххххххх

(ァアッ ァンッ ------ァンッ)」


「Наталья, Наталья

(ナタリア ナタリアッ)」


「(・・・・)」


"ガタッ!"


椅子から立ち上がると


「Вы пропустили что-то


 странное.

(妙な事を抜かしてやがったな・・・・)」


「Ха --- "Чудо"!


 Покажи мне "чудо"

(ァッ------ "奇跡"よ! 


 "奇跡"を見せて-------ッ


「Наталья--------!

(ナタリア-------!)」


「(・・・・)」


窓の外に見える、モスクワの夜景を見下ろしながら


N/Sのпе́шка(ペーシュカ)である


"レベデワ"について考えが向かう-------


「Ну уже, Сергей,


 Евгений, Тасоев,


 Варренчев--------!


 Неважно, кто ---


 приходите сейчас! ?

(も、もう、セルゲイ、エフゲニー、


 タソエフ...


 --------ワルレンチェフッ!?


 誰でも構わないわっ 今すぐ来て------っ!)」


「Привет, Наталья--------!

(な、ナタリア-------!)」


「Этот ублюдок,

(・・・・あの野郎....っ!)」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ