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第三十九話 「градирни(冷却棟)」

挿絵(By みてみん)


「Интересно что это за


 устройство.

(これは、何の装置かしら・・・)」


"コトッ"


「(・・・・・)」


Абсолютная-Ø、


工場区画の先にある、巨大な


クレーターの様な穴の中にある


"冷却棟"と呼ばれる水槽に浮かんだ生物、


そして一際巨大な白熊の剥製を横目に見ながら、


レベデワは今日の仕事である清掃業務を行うため


"研査室"と呼ばれる部屋の中で、


机の上に置かれた様々な化学実験に使用される様な


器具に目を向ける....


「спиртовая лампа

(....アルコールランプ)」


"カタッ"


目の前の机の上にバラバラに置かれた、


大量の試験管や実験器具を手に取り、


それを少し眺めると、部屋の清掃業務を行うため


バケツとモップを手に取る.....


「(・・・・)」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


"バシャッ バシャッ"


「Температура в этом


 помещении кажется


 значительно ниже


 чем наверху.

(この施設の気温は、上より


 かなり低いようね...)」


"バッ バッ"


この施設自体がシベリアの


永久凍土の層に建てられているのか、


かなりの肌寒さを感じながら、


手にしていたモップを水がたまった


バケツの中に突っ込むと、


室内の清掃が終わったのか多少見通しの良くなった


"研査室"の部屋の中が目に入ってくる-------


「Цвефов

(...ツベフォフ)」


"バシャッ バシャッ"


「・・・・」


このモフソゴルロフの地下に建造された


巨大な地下施設、


Абсолютная-Ø。

(アブソリューチナヤ・ゼロ)


「Похоже на


 государственное


 учреждение, но.

(一応、国営の施設みたいだけれど...)」


一般的に世間に伝わる所によると、どうやら


このАбсолютная-Øは


ガスや様々な鉱物、そして更には


食品加工、貯蔵をする施設と言う事に


なってるらしいが


「Тем не менее довольно


 необычно иметь так


 много объектов вместе.

(それにしても、こんなにたくさんの施設が


 一つの場所に集まってるのも


 かなり珍しいわね...)」


"パシャッ パシャッ"


レベデワは、まるで凍る様な目つきで


バケツの水に浸けられたモップを見下ろしながら


この施設、そして所長である


ツベフォフに考えを及ばせる....


「Это место на том же


 этаже что и


 охлаждающее здание

(この冷却棟と同じ階にある


 あの場所-------)」


"закрытый мир(閉ざされた世界)"


「Кажется что в этом


 подземном пространстве


 воспроизведена среда


 Сибири.


 Даже в этом случае


 было бы немыслимо


 построить такое


 большое пространство


 под землей.

(シベリアの環境を、この地下の空間に


 再現した物らしいけど...


 それにしてもあんな広い空間を


 こんな地下の場所に建てるなんて


 普通では考えられないわ・・・)」


"バシャッ パシャッ"


「Мне так интересно


 узнать об этом


 объекте.

(------そんなに、


 この施設の事が気になる...)」


「! Цу, директор Цвефов

(!、 ツ、ツベフォフ所長)」


「・・・・」


「(・・・・!)」


"パシャッ!"


この施設、そしてこの施設の最高責任者である


ツベフォフについて考え込んでいると、


いつこの場所に現れたのかは分からないが


"パンッ"


「----Хм

(------フッ)」


「・・・・!」


そのツベフォフが何か不思議な装飾が施された


銀色の瓶をまるでボールの様に上に放り投げながら、


自分の側へと近づいて来る


「Я слышал, что вы


 сегодня были


 позиционером.

(・・・確か、今日は


 ポジショナーって聞いていたけど...)」


「・・・・」


"パンッ!"


「Что вы думаете?

(------どう、思う...?)」


「・・・?」


放り上げた銀の瓶を再び手元に


キャッチするのを見ながら、レベデワは


自分の元へとゆっくりと近づいて来る


ツベフォフに目を向ける....


「・・・・」


「・・・!」


"パンッ!"


「・・・・」


"ブンッ!"

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