第三十七話 「намерение(意図)」
「・・・・」
"スッ"
「(ツベフォフ氏-------)」
"コポ... コポポ...
「今日は、"冷却棟"の清掃でつカ」
「------そうだな...そうだな、林さん...」
「Такакадзу я оставляю
эту комнату на тебя.
Я буду убирать вон
там вечную мерзлоту.
(------タカカズ、この部屋は
あなたに任せるわ。
私は向こうの"永久凍土"の方を
掃除して来るから)」
「Ой.
(ああ...)」
"ガラ... ガララララ....
「(・・・・)」
Абсолютная-Ø、プラント区画の先にある
巨大な穴の中に建造された、何か
様々な生体や植物の遺伝子を
保管するための場所なのか
"冷却棟"と呼ばれる雑多に円筒上の
水槽が置かれた施設で、
隆和、林、レベデワの三人は
ツベフォフの後姿を見ながら
それぞれ今日の作業である
"清掃"の持ち場につく....
「レベデワ、ムコウ行ったヨ! エモイつぁん」
「------そうだな... かなり広い場所だからなー
一カ所で集まってても作業がはかどらんから
俺達も部屋を分けて掃除するか」
「それもそうネ」
「(・・・・)」
"ガラ.... ガララララ...."
「(行ったな・・・)」
"スッ"
自分の言葉に同調していた林が、デッキブラシや
他の清掃道具を一輪車に乗せ
部屋から出て行くのを見ながら、隆和は
この施設の基本となっているのか暗く、
教室程の広さのある室内に並べられた
様々な生物の遺骸が浮かべられた、
円筒状の水槽に手を当てる....
「(・・・トゥルレジェ...)」
"スッ"
「・・・・」
"ボォォォォオオオオオオオオオオ--------"
水槽から出る、緑色の淡い光に照らされながら
「(・・・・)」
作業袋から
"ゴーグル"
を取り出すと、それを頭に装着し
そのまま異世界へと旅立つ--------
「(行くぞ・・・っ!)」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「Этот объект.
(この施設-------)」
"ガラ... ガララララ...."
「Орин.
(オィリン(鹿)・・・)」
「Интересно, какова цель
(・・・・何の目的があるのかしら------...)」
"コッ コッ コッ コッ--------"
「Это немного
удивительно
(・・・これは、少し驚くわね------)」
冷却棟。
隆和達がいる部屋から少し離れた別の部屋の中で、
レベデワは目の前の水槽に浮かべられた
様々な鹿、狐、狼、虎--------
「(・・・・)」
おそらく、何かの研究のための物なのか、
目の前に並べられた円筒状の水槽の中に浮かんだ
様々な動物の死骸を見て
レベデワは、軽く息を呑む....
「Я слышал что рядом
есть место под
названием Закутие Ми
которое похоже на
экосистему Сибири
(・・・この近くには
ザクーティェ・ミー(閉ざされた世界)
と呼ばれる、シベリアの生態系と同じ様な
場所があると聞いてるけど-------)」
"コッ コッ コッ コッ--------
「Его цель,
("彼"の目的は------)」
この、Абсолютная-Ø。
「Песко- и
газопереработка
мясопереработка и даже
лекция под названием
сердцесумма цель
которой неясна
(砂やガスの精製、食肉加工、更には
"心和"と呼ばれる、目的のよく分からない
講習の時間------....)」
"コッ コッ コッ コッ"
「(・・・・)」
この施設に作業員として働く様になってから
今まで施設内で目にして来た、あまり
外の建物とは似つかわしくない、
施設内の環境について考えを巡らせる....
"コッ"
「(・・・・)」
一際大きな水槽の前で足を止めると、レベデワは
そのまま自分の作業着の胸ポケットから
携帯電話を取り出す
「(・・・・)」
"カシャ"
「(・・・・・)」
"カシャ カシャシャ"
「с этим....
(これで....)」
胸ポケットから取り出した携帯を
水槽の中にいる動物の遺骸にかざすと、
そのまま携帯のカメラを使い
次々と室内の動物の死骸を写真に収めて行く....
「(・・・・)」
"カシャ"
「Это тоже
(こっちも--------
「Лебедева,
(レベデワ--------ッ
「"!"」
部屋の入り口から声がし、思わず振り返る
「Директор Цвефов.
(ツベフォフ所長-------)」
「Лебедева...
(レベデワ・・・っ)」




