大きなくるま
20xx年、自動運転車が普及した時代の一幕である。
ある家族が、ドライブに出掛けていたそうです。
その家族は、父親、母親、そして15になる子供で構成されていました。
和やかな雰囲気でドライブは進んでいったが、昼下がりにナビがおかしな事を言い出したのです。
ナビ:「運転を終了します」
父親:「ナビを終了じゃないのか?面白いな」
母親:「いや、待って。本当に運転を終了してるわ!」
ナビの言った通り、車が止まってしまいました。
子供:「仕方ない、押そう」
父親:「これ2トンあるんだぞ。いや、でも目的地は目前だ。仕方ないか」
と言う事で、車を押す事になりました。
お父さんは車を、お母さんはお父さんを、子供はお母さんを押しています。
お父さん
お母さん 「「「うんとこしょ、どっこいしょ」」」
子供
それでも車は動きません。
父親「俺じゃなくて車を押せ!」
ということで、子供が猫を呼んできました。
父親「猫如きでなんとかなるか!」
お父さんは車を、お母さんはお父さんを、子供はお母さんを、猫はお母さんを押しています。
全員「うんとこしょ、どっこいしょ」
それでも車は動きません。
父親「俺を押して車が動く訳ないだろ!」
ということで、子供の発案で近くにいた野良犬を連れてくる事になりました。
ところが、野良犬を連れて行っていると保健所に通報があったので、子供はあえなく御用になりました。
更に、激しい猫アレルギーだったお母さんはアレルギーを起こし、病院に搬送されました。
父親「何やってんだ!」
お父さんは車を、お母さんはお父さんを押しています。
猫と野良犬は保健所に連れて行かれ、子供は交番に連れて行かれました。
全員「うんとこしょ、どっこいしょ」
当たり前ですが、それでも車は動きません。
父親「そもそも動物使うこと自体おかしいだろ!」
ということで、父親が保険会社を呼んできました。
しかし、保険会社を呼んでもレッカーはきません。
ダメ押しということで、保険員が手伝う事になりました。
お父さんは車を、保険員はお父さんを押しています。
全員「うんとこしょ、どっこいしょ」
それでも車は動きません。
やっとレッカーが到着しました。
そして、レッカー車は保険員を連れて行って帰りました。
父親「おい待てレッカー!」
仕方ないので、ナビを再起動しました。
ナビを再起動すると、その故障は直りました。
ですが、子供が御用になったので罰金を払い、アレルギーを起こしたお母さんを助ける為に多くのお金が必要になりました。
なので、この曰く付きの車をお父さんは売り払いました。
そのおかげで子供は釈放され、お母さんは助かりました。
その後、車は失ったもののその一家は仲良く幸せに暮らしましたとさ。
最後に、この家族は裏切りセロリの手でなろうにてネタにされましたとさ。
これは親と一緒に大笑いしながら話したことを文字に起こしました。
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