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救済の贈り物に親愛の花束を  作者: 草結
零章 始めるための物語
1/4

彼女の物語の終わりと始まり

 今からそう遠くない時のことです。

 ある所に双子の女の子がいました。

 しっかり者の姉と、ちょっと人見知りの妹。

 そんな妹も温かい姉にはよく懐き、姉もあどけない妹を慈しみました。


 二人のお母さんは、二人が生まれて間もなく神様の許へと旅立ってしまいました。

 でも、大好きな人がいつだってお互いの隣にいたから、二人が寂しい思いをしたことはありません。


 お父さんも優しい人で、二人が物心つかないうちは、休みを取り、他の人の助けを借りて、二人を育てました。

 また、仕事に戻り忙しくなっても、二人とのふれ合いは欠かしませんでした。


 いつもと変わらない、緩やかで穏やかな日々。

 それは二人の(ささ)やかな、だけど煌びやかな宝物でした。


 しかし、それはゆくりなくも砕け散りました。

 妹が命を落としてしまったのです。

 折悪しく姉に先に帰るように言われた日の帰り道。

 妹は自らの命と引き換えに、年下の子を救ったのでした。


 残された彼女は深く悲しみました。

 でも、周りの人を、お父さんを困らせてはいけない、その思いから、心の中では悔いと憂いに苛まれても、彼女は笑顔を絶やすことなく、明るく振舞い続けました。

 色褪せていく思い出のかけらに(すが)りながら。


 これから始まるのは、それから九年後のお話。

 失われた〝幸せ〟を取り戻す物語――

 初投稿です。

 こちらは情の深い姉と愛しい妹によるおねロリを志して書かれた小説となっております。

 詳しい方針については第二部分の前書き等で触れたいと思っています。

 温かく愛のあるお声や厳しくも愛のあるお声をお聞きできれば幸いです。

 これからよろしくお願いいたしします。

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