第38話 森の問題〔加納三郎側〕
どもッス。お久ッス。
皆様の記憶の中には加納三郎という方を覚えていらっしゃるでしょうか?
異世界転移四人目です。
でわ、第38話をどぞ!
わっしが転移し迷宮を作った場所は森の中。
それもなぜか世界樹と融合し『ユグドラシル』と呼ばれとる。
更にはエルフというやつらがお供えを持ってくる始末じゃぜ。
何故こうなったんじゃああああああああ。
~時は遡り転移した当初半年前~
あんの畜生が。さっさと死ねっちゅうんじゃい!
わっしの転移位置は最もでかい大陸の最も鬱蒼とした森の中を選択した。
そこにはありとあらゆる魔物や種族が生息しておった。
猫人族、犬人族、狼人族と呼ばれる獣人を始めとし、長耳族ともいわれるエルフたち、遥か古代から進化し続け強大な敵から身を隠した蟲人族etc……。
色々いるが、わっしの拠点に最も近く敵対可能性があると思われる種族はエルフじゃった。
故に改良し強化し迷宮外にも監視のため樹人という魔物の配置など言い出したらきりがないが、ちょっとやそっとで崩れるような軟な迷宮ではなくなった。
幸いわっしの迷宮の真下には龍脈という魔力の帯があるらしく強化したい放題だった。
ひと段落したと思ったのも束の間。
訪問者が来た。敵意は感じん。何しに来おったのじゃ?この女子は……。
「私はこの森を管理する『樹精霊』という者です!龍脈に降り立つものよ!どうか我々の森を救っては下さいませんか?」
ほぅ?
ふぅむ…。敵意はないし招いてやろう。
ー応接室にてー
「応えてくれて有難う御座います」
「応えたわけではないが、話を聞いてそれからじゃぜ」
「構いません。では、事の顛末をお話しします。我ら樹精霊はもう千年もの間この森をお守りしています。この森には核となる部分が存在し、そこにはこの森を保つための世界樹と呼ばれるひときわ大きい樹木があります。それが近年力を失ってきているとの報告を受けました。この森にとって今事態は早急に解決する必要があります。」
「わっしは何をすればいいのじゃ?」
「話が早くて助かります。龍脈に降り立った今あなたに次の世界樹に任命したいのです。お願いします。この森のためにご協力してはもらえませんでしょうか?」
「あい分かった」
「無理を承知で――ってよろしいのでしょうか!?」
「良い。任せるといい。わっしも森が無くなることは良しとせん故な」
「あ、ありがとうございます!!」
涙を出すほど切羽詰まっておったのか……。
これがわっしの全ての始まりじゃった。
後悔はせぬがな。
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