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第21話 冒険者編 壱『紅の爪』[上]

今回は冒険者目線です。

一回この話消えました(´;ω;`)

長いから余計にショック…。はあ…。

でわ、第21話をどぞ!

 俺の名はガウス。


 Bランク冒険者で『紅の爪(クリムゾン・クロウ)』という五人PT(パーティー)のリーダーをやっている。


 メンバーは俺も含めて辺境の村出身もいるが、のし上がろうというような野心はなく、慎重さが売りとなりここまで上がってきた。


 この世界の人々には【職業(ジョブ)】というものが存在する。


 【冒険者】もそのうちの一つだ。


 俺は仲間に恵まれている。


 俺のPTは男三人女二人で構成されている。


 成人しているはずの男なのに小柄で見た目は少年のようで身長を弄るといつも半泣きで怒る【盗賊(シーフ)】のラウ。

 ウチの女性陣に人気だ。

 【盗賊(シーフ)】という職業は俺たち冒険者には欠かせない人だ。

 敵の居場所特定や影魔法と言った魔術を使い敵を遊撃し、時には奇襲をかけて絶命させる。

 迷宮探索では俺たちはラウ無しでは行動できないかもしれない。

 敵の特定は当然のこと、罠感知に罠解除、果ては宝箱の開錠までその役割は多々ある。

 子供体形故にナメられることも多いが、俺たちには必要不可欠の人材だ。

 俺のPTには喧嘩をする奴が多い。

 いつもラウが仲裁をしてくれている。


 【魔術師(ソーサリー)】のルーランは火・水・土・氷といった水属性特化型の魔術師だが、敵の行動を妨害する魔術や自分の仲間の身体能力を引き上げる補助魔術なども扱うことができる。

 この補助魔術が使えるのだ。

 今まで窮地に陥ったことは何度もあった。

 しかし、敵と戦うにつれて何か一つでも敵より上回っていれば勝つことはできる。

 この補助魔術はその差を広げてくれる唯一の力なのだ。

 誰しもが【魔術師(ソーサリー)】であれば補助魔術や妨害魔法が使えるというわけではない。

 ここまでできるのはルーランの努力の賜物だろう。

 少し高飛車で喧嘩も多いけど仲間想いで反省もする良い娘だ。


 【格闘家(ファイター)】のフォンは俗にいう残念イケメンだ。

 顔はいいしかっこいいがクエスト中に女の子をナンパし他のPTともめるのはやめてほしい。

 フォンはグランファスト流という格闘術を武器にしている。

 ケビン=グランファストという格闘家が編み出したとされ、その武術に感動したフォンは弟子入りをし習得したらしい。

 その熱意をなぜクエストに向けずに女の子に向くのかいまだにわからない。


 このメンバーの中で唯一長耳(エルフ)族であるユンナは【回復術士(ヒーラー)】だ。

 【回復術士(ヒーラー)】とはその名の通り仲間を回復する役割であり、付与もできる。

 だが、ユンナは長耳(エルフ)族であるが故に火・水・土・風といった基本魔法四属性はもちろんのこと、進化型基本魔法四属性である溶・氷・地・雷も使える。

 全ての属性が上級魔法まで使えるわけではないが、色んな魔法を組み合わせて使いこなす姿は【回復術士(ヒーラー)】より【魔術師(ソーサリー)】だと勘違いする者も少なくないだろう。

 因みに回復は聖属性に含まれる。


 最後に俺だ。

 【戦士(ウォーリアー)】をやっている。

 俺の役割は二つ。

 皆に指示を出すリーダーとしての役割、敵の攻撃を受け止め攻撃を与える役割である。

 腕に盾を構え、大剣もしくは片手剣で戦う。

 これが【戦士(ウォーリアー)】職の基本的な戦い方である。

 誰もが知るSSSランクの『鬼神』もこの職だ。

 あの人は小盾を持ち、大剣でぶった切る逸脱した戦い方をする。




 これで俺のメンバー紹介は終わった。


 そんな俺たちが今どこにいるかと言うと、カットゥーナと呼ばれる交易都市に来ている。


 冒険者ギルドによる指名クエストで三PTとともに行動している。


 今回のクエスト内容は迷宮調査だ。


 俺たちには迷宮にはあるトラウマを持っているが指名とあらばそうも言ってられない。



 指名されたのは俺たち『紅の爪(クリムゾン・クロウ)』と狂信的なまでにアルテナ神を崇拝している『霧の信者(ミスト・ビリーバー)』、下種なことをいつも考えているが手出しはしない『女性愛集団(ヘンタイ)』の三PTである。


 途中盗賊に遭ったりもしたが、難なく対処できた。




 カットゥーナに着くとまず初めに冒険者ギルドカットゥーナ支部のギルドマスターに王都本部の派遣冒険者で迷宮調査に来たことを伝えなければならない。


 Bランク冒険者のみと聞いて驚いているようだ。


 俺の仲間は宿を決めに行ってくれた。


 『霧の信者(ミスト・ビリーバー)』は十六人編成で『女性愛集団(ヘンタイ)』は六人編成だ。


 いい宿屋はすぐに埋まる。




 その間俺はギルマスと他のPTのリーダーでどのように調査するか相談している。


 ここのカットゥーナ支部が行った調査の結果は悲惨だった。


 緊急クエストとして冒険者を集めて調査に行かせたのは五十人弱。


 調査結果を持ち帰り、報告できたのは今も眠り続けている二人のみ。


 残りは未だ迷宮の中だそうだ。


 一人はソロ冒険者でもう一人は仲間を置き去りに帰ってきたらしい。


 俺ならそんなことはしない、なんて妄言吐くつもりはないが罪悪感でいっぱいだろう。




 迷宮には、自然発生型と意志所有型がある。


 まあ例外として神界から転移してきたというのもあるが滅多にないから今回はそのどちらかだろう。


 自然発生型の迷宮は発生してから時間をかけずに攻略できる。


 拡大前とあり危険が少ないからだ。


 しかし、意志所有型は迷宮そのものに意思があり迷宮自身も生き残るために攻略されまいと冒険者を食い殺す。


 そのため、危険性は自然発生型と比較してもかけ離れている。


 今回はそれがカットゥーナの町の中央にできたのだ。


 混乱と同時に魔物が出てきて明らかになったという。


 いつからあったのか、いつできたのかは不明だが攻略しなければならない。


 王族たちが議論しているといっていたが先に冒険者ギルドは調査することになったらしい。


 それであの惨劇だ。


 ギルマスが頭を抱えていたよ。




 調査開始は明日になった。


 明日に備えてひと眠りしよう。


 この頃寝れていないからな…。


 ユンナにも心配されたし…。


 フォンにはいつもユンナと話していると夫婦だとからかわれる。


 そしてユンナに殴られている。


 いつもの光景だ。


 この光景を壊さないためにも俺は今回の調査は精進する必要がある。




 もうあんなことは起きないように…。




 あいつらにあんな思いはさせないように…。




 俺が…。




 ………。




 …………。




 …………………。




 守り通す!!


誤字脱字や矛盾点などが見つかりましたらどんどんお願いします。

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