2017/02
マニュアル人間
最近この言葉をよく使う。
マニュアル人間とはどういう意味なのか、どういった人を指すのかは、また来月に話すとする。
時間を戻して元旦後日の話をしよう。
親戚の家に集まり、大人達は酒飲みで酔っ払っていたときの話だそうだ。
「うちの子なんでモテないんだろう」
そんな議題が出たらしい。
家に帰ってもその話をされた。
「んーあれだ、服のセンスだろ」
「は?」て思ったよ。自分まだ高校言ってるけど、高校は制服だし、部活も入ってるし、部活帰りに店に寄る程度だし、休日は(部活以外は)ほとんど家から出ないし。
服装は問題ないのだ。
そう伝えれば、
「そういう細かいところの気遣いができてないからモテないんだっつうの」
…知らないし。
自分がなぜ女子に好かれないのかなんて自分がよく知っている。
元々、通ってる学校が女子に人気で男子はクラスの1/4程度だ。移動教室だと、周囲が女子しかいない場合が多く、なんせ異性に話すことが苦手なヘタレな自分は、そのままコミュ障をずるずる引きずって2年間過ごしてきた。入学当初はなんとか輪に入ろうと頑張ってはみたもののそれが出来ず、いつか、いつかいいタイミングで話しかけようという考えがいつしか、なるべく関わらないようにしよう、と言うふうになっていた。
第一印象で全て決まっていた。
あいつ話さないしつまらない。言わなくてもわかった。視線でわかった。仕草でわかった。
本性も知らないくせに見た目で決めつけるなんて最低な人達ですね。
その教室には人がたくさんいるのに孤立感を覚えた。
移動教室時、男子が自分しかいないことを気遣い、面談でよくその事を話される先生がいた。
「いやもう辛いっすねぇ」
そんな自分を気遣ってくれたのか、みんなの作品が出来上がる頃に発表会というのが設けられるようになった。前の発表者の作品の感想も言うこと。俺の作品も見てもらい、感想を言ってもらって修正をかけてさらにいい作品が描ける。実際、「色数が足りない」「背景もう少し工夫しよう」とか言われて修正かけていい作品が描けたし、いいことはあった。絵を描くことに不慣れな自分にとってはとてもありがたかった。が、これで友好関としてコミュニケーションがとれてるかと言われればそうではなかった。
先生が自分1人のために頑張ってくれているのに何も進歩もせず、申し訳なさが募る一方だし、孤立を感じるし、その教室いる自体がとても苦しくて…。でも絵を描くことは好きで、不慣れな自分はクロッキー帳に色々描いて先生に添削してもらってるくらい絵が上手くなりたいし…
好きなことがしたいのになんでこんな嫌な思いしなきゃならないんだろうと考えながら描いている。
大学は、最初っからどんどん話しかけよう…そう決意した。
なんで年明けだばかりにこんな嫌なことを思い出さなきゃならんのか。
シャンプーが切れた。まあ、もう片方の使えばいいか。
そう、うちの家のバスルームには、家族共有のシャンプー&リンスが2つある。
そっちも切れかけていた。力強く何度も押してやっと1回分の量が出てきた。
明日誰か詰め替えてくれるだろう。そう思っていた。
後日
あれ、詰め替えられてない。父のやつこっそり借りるか。
また後日
え、まだ詰め替えられてない。いやみんな何で髪洗ってんだよ。
「みんな何で髪洗ってんの?」
「え、シャンプー」
「いやそういうんじゃなくて、何使ってんの?」
「え、…エッセ〇シャル」
「え、そんなのあった?」
「うん、新しく買った。ああ言うの忘れてた。これからあれに変わるから」
「え、マジかよ」
そして後日
「うんわ、めっさサラッサラやん」
自身のTwitterで「今年の目標は女子と話すこと」とか言ってたけど、まず話しかけられないし、話題が見つからないことに自分のコミュ障を憎み、普段どれほど世の中に興味が無かったのか痛感させられた。
なぜ女子に話しかけるのを目標にしたかは、前々に話している好きな人の存在。
話しかけて親密度を上げようという作戦である。未だ実行できてないところが本当チキンだなぁ…。
今月、彼女の誕生日である。去年もプレゼントをあげた。俺のときにはくれなかった。さてどうしよう、好きな人だからあげるか、プレゼントをくれた人に返さない失礼な人にあげていいのか葛藤してる。正直、渡せばバレンタインでリターンが来るかもしれない。前向きに捉えればそうなる。でも、2年間プレゼントを渡さないというのは、この人から(のプレゼント)はどうでもいいやと思っているだろう。いややめようこんな考え方。
英語の課題にて
新しく習った単語と教科書の太文字部それぞれを5回ずつノートに書いてこいという鬼畜な課題の存在に気づいたのは23時。明日までだっけ?と知り合いにメールで聞くも返信なし。スタープ〇チナを炸裂する勢いで2時までかけてやり、気分はもうヘトヘト。メールを開くと「その課題、明日までじゃないよ」という文面に2、3度嘘でないか確認した。
今までの苦労を返してくれと言わんばかりにスマホを布団めがけて思いっきり投げた。
先日に引き続き地獄の課題(内容は言わない)を課せられた。ネットで見つけたのを採用した。
音楽を大音量で聞くと、疲れを感知する機能が麻痺するからやめた方がいいという先生の意見の元、課題で忙しいときに音楽を大音量で聞き、疲れを感じさせなくするという科学の裏をついている。
本当に疲れなかった。
翌日寝坊した。
この時期でもインフルエンザの勢力は留まることはなく、むしろ勢力を増していた。先々日、インフルエンザ患者を1人出した。
そして先日、また1人。
「お前大丈夫か?」
「なんで?」
「いや、お前の席の両側インフルじゃん」
「あっ、そうじゃんやべぇ」
前にこの活動記録をマンガに使用としたことがある。前っていってもこれを初めてまだ2ヵ月あまりだけど。皆に見てもらう形として残そうと思って、下書き段階で友人に見せた。
「面白いじゃん」
最初はこの反応
読むにつれ、段々顔が曇っていき、
「…自虐心が強い」
て言われて返された。
自虐して皆に慰めて欲しい気づいて欲しいという訳では無い。共感を得たいとも思っていない。でも、慰めてくれたり共感してくれたら尚更嬉しい。ただ、書き続ける(自虐)理由は、書いたあとにスッキリするのだ。あんにゃろ~俺にこんなことしやがって!て文章としてぶつけること、再度文章を見てあああの時の自分困難だっけなと我に帰ること、それなのである。
だから、これを書き続けることはしばらく止めないだろう。
自分はエンジンがかかるのが遅い。いや、遅くなっている。しかも、やる気もストンと落ちた。
勉強しようと決めてペンを握るまで2時間かかったり、毎日書いていたクロッキーも今は描いてない。
放課後
居残りで課題(色塗り)をやっていたら、とてつもなく寒かった。この時期だからってのもあるかもしれないが、でも暖房はついている。それに頭も少し痛いし、顔が熱いような…。
体調が悪くてこのままだとダメだと思って、急いで終らせて(雑になった)帰ることにした。
家についたら熱を測った。寒いから5.4くらい?という想像を打ち砕くような8.5の数字に二度見した。
着替えて急いで布団に入ってなんとか身体をあっためようにもあったまらなくて寒さの震えが止まらなかった。おかしい、布団に入ってるのにあったまらない。あれ、これなんかの漫画で見たな…。
布団に入ってから、頭は痛いし身体は重いし寒いしで本当にやばかった。
風邪だと聞きつけた母が「」大丈夫か!?」と仕事からダッシュで帰ってきて、冷えピタと飲み物を持ってきてくれた。
「無理っぽい…」
「熱は?」
「8.5」
「高いね…インフル移されたかしら」
「わかんない」
「とりあえず、ゆっくりやすんで」
そういって撫でられたときはうるっときた。
こうやって優しくされたことが本当に嬉しかった。
今まで誰かに形として(行動)優しくされたことといえば思い返しがつかない。ありがとうとかがんばってとか言葉とかの優しさはよくされてはいるけど。
日々崖っぷちに立たされる毎日で、助けを呼んでいるのに誰も助けてはくれなくて。
こんなにも愛してるのに、こんなにも努力してるのに、実らなくて。
見て見ぬ振り。弱い者を助けてなんのメリットがある。みんなそう思っている。
とても辛くて辛くて。
ただ撫でられた。心配してくれただけで嬉しかった。ああ自分って、ちょろいなぁ、と思いながらこころの傷が癒されていった。
次の日には7.7まで下がっていた。
医者に行こうと親の車に乗せられ30分。何件も回ったがどこも空いてなかった。おかしい。ボイコットか?と思って家にいる叔父に電話した。「今日祝日だぞ」の言葉にしばし停止した。
初インフル検査には驚いた。あれ、鼻の奥までいれるんだね。すんごい痛い。
土日月火と休み、久々の登校日だった。人と話すのは楽しいしらくになるし、移動教室(美術)になれば嫌な目に会うし、これこれ日常てやつ、と痛感させられる。
最近の医学でわかった事実をぶっちゃけますとかそんな番組やってたけど、ぶっちゃけるとかなんで最近の医学でわかったことを渋って今この場で発表しようとしたのかがわからない。自分の研究でもっと人が健康にいて欲しいと思うのであれば、判明した時点で発表すればいいものを、何人も医者が集まって次々と事実をいうことか。
怖い夢を見た。鮮明に覚えてる。頭に焼き付いている。それほど恐ろしい夢だった。にも関わらず、目が覚めたときは冷静だった。アニメやドラマみたいにうなされて「はっ!」て目が覚めて汗ぐっしょりみたいではなく、冷静だった。
夢の中で叫んでいたのに、目が覚めると、「ああ怖い夢みたな」くらいな感じ。
ホラーは大の苦手な自分なのに、なぜいつも怖い夢を見たときはあんなに冷静にいられたのだろう。
テスト期間に入り、部活は休み。久々の休日を寝に寝、ぐーたらして過ごした。月曜の朝、鏡を見ると毎回思うのが、こういう日は毎回肌が綺麗になる。平日は早く起き、顔を洗い、朝食を食べ、登校し、帰宅し、風呂に入り、夕食を食って寝る。休日は、昼まで寝て、昼食を食べ、ぼーっとし、風呂に入って夕食を食って寝る。平日の方が規則正しい生活を送っている。洗顔もしてるし薬も塗っている。(休日もときどき)
薬を塗らない方が…洗顔しないほうが…と不健康な方が自分は肌にとっていいかもしれない。もしかしたら人と接するのが嫌なのかもしれない。人アレルギー…。
LI○Eのアップデートがきた。大幅な仕様変更で、これまた使いづらく。でも、いずれは慣れて当たり前になっていくんだろうなぁ。と考えると、慣れって結構恐ろしいことに気がついた。
好きな人が他の男子と話している。
正直言うと、俺は彼女に全然話しかけられていない。
今年の目標は女子と話す!とか言ってたような言わなかったような…。宣言した翌日には達成することができた。(2分くらい)
それが始まりです最後で、全然喋れてないわけだ。
メールでもたまに声はかけたりするが、2回返信するともう帰ってこなくなる。い、忙しいんダロウナァーと自分に言い聞かせてはいたが、3日も返信なしとなると流石に無視しているとしか考えられなかった。そういう人ももう1人いるけど…
聞きます全国の方へ
相手「これなんだけどさ…()画像付き」
自分「これ○○!?笑」
相手「そうそう」
このあとあなたはどうしますか?
美術の授業メンバーに鎮圧され、コミュ障発症+悪化のこの自分に、どういう話題をふれば女子は興味を引くのかがわからない。だから、彼女が楽しげに他の人と話しているのを見ると、ムカつくし、羨ましい。
高校生活残り約1年間。合間をぬって授業(美術)で学んだことを活かして作品をひとり1つつくることになった。毎年こうらしい。そして今日がテーマ発表。
自分は漫画を書くと話すと、先生が「今日猫の日だけど、漫画に猫は出てくる?」と質問。室内爆笑。
「構想はいろいろ考えていて、1つに猫を主にしたのはあります」と答えると、「出すんだ」「面白そう」とメンバーが笑ってくれた。
あれ、今までの敵視はどこへいったのか。こんな明るい反応は始めてだ。素直に嬉しい。
来月は3月になる。卒業シーズンだ。
1こ上の先輩が卒業する。来年、自分があの場に立つこととなると、この高校生活、短かったようで長かった気もする。え、普通逆だって?いやほんと、3年間なんてあっという間だよ〜て思って入学して、今あの空間にいると早く卒業したくてしたくて。
もー…。来年まで生きていますように。
ではまた来月。