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第19話 遭遇?・・・的な話

やっとソロの活動が始まります!

道場での確認を終え、久しぶりに街の外に出るべく東門にやってきた。


「ん?見かけない顔ですね。」


東門の門番らしき兵士が声をかけてきた。驚いたことに女性兵士だった。門番に女性は初めてだな。


「登録してからコッチ来んの初めてなんですわ。言うてもまだ南門しか行ったこと無いですけどね。ちょっと森行こうかと思て。」


「そうでしたか。あ、ギルドカードの確認をさせていただきますね。」


「ほいほい。」


そういってギルドで登録したときに発行されたカードを渡す。しかし、えらく物腰が丁寧で柔らかな人だな。


「拝見します。名前はサイハ、ランクはD・・・こんなに短期間で昇格されたのですか?優秀なのですね!」


若干目がキラキラしている。


「いやいや。残念ながらランクアップしたんや無くて、最初からDで登録してくれたんや。まだ討伐1件やっただけのルーキーですわ。」


苦笑しながらそう告げる。変に期待させても悪いからね。


「最初からDですか?・・・!では、貴方が〈帰還者〉の方ですか!初めてお会いしました!」


・・・何故だろう、更に目が輝きだした。頬も紅潮して大興奮状態だ。それは置いといて、初めて聞くワードがあったな。


「悪いんやけど、〈帰還者〉てなに?初めて聴くんやけど。それと、もうちょい落ち着いて?周りから見られてんで。」


言われて今の状況を思い出したようだ。ハッとして、顔を赤くした。恥ずかしかったらしい。


「も・・申し訳ありません。少し興奮してしまいました。」


「いや、俺はええんやけど・・・それはそれとして、〈帰還者〉て?」


「あ、はい。〈帰還者〉と言うのは、2年程前まで活躍されていた冒険者の方々のことです。ほぼ全ての方が実力者だと聞いています。Sランクの魔獣まで討伐された方も何名も居たとか。そのお陰で、この国の安全が守られ、市場に活気が溢れていたと。」


「まぁ確かにそんな奴等も居ったわ。ん?あんた・・・言うんも悪いな。名前聞いてもええ?ちなみに、俺はさっきカードで確認したとおりサイハや。」


「はい。私は”ラフリーン=シュタック”と申します。よろしくお願いいたします。」


見事な礼で応えた。どうやら彼女は貴族か、少なくとも富裕層の令嬢だろう。小さな頃から礼儀を教えられているような礼だ。


「よろしゅう。ほんで質問やねんけど、ラフリーンさん〈帰還者〉に逢うたん初めてやて言うたな。もうそいつ等が戻ってきてから数日経ってるし、結構な数が狩りに出てるはずやで?」


「あ、私が門の担当になったのは今日が初めてでして、此処に立ったのがつい先ほどなのです。それからはまだ〈帰還者〉の方はこの門を通っていませんので。」


「そうなんや。」


実は門番に就くのは下級兵士クラスではなく、少なくとも騎士クラスの仕事だ。なぜなら、その街を守る最初の関門であるからだ。不審な人物や不審な物、危険な魔獣などの侵入を防ぐために時には武力行使が必要な場合があり、下級兵士などでは力が及ばない状況が出てきてしまうからだ。なので、大きな街の門番などは、ある一定以上の実力を備えた者でないと就くことが出来ないそう考えればこの見た目可愛らしい女性はなかなかの実力者なのだろう。


「それで、サイハさんは依頼ですか?」


「ちょっと森の方へ新しい武器の試しと、ついでに採取と討伐の依頼こなしにな。」


「そうですか。・・・まだ確認はされていませんが、最近森で通常よりも強い個体がでるとの報告が有りますので、十分お気をつけ下さい。」


「そうなん?情報ありがと。気を付けとくわ。」


通常よりも強い個体か・・・。リーダークラスが出るのかな?まぁ気を付けるに越したことはないな。


「では、確認できましたのでギルドカードをお返しします。お気をつけて行ってらっしゃいませ。」


「んじゃ行ってくるわ。」


無事に門を通過して森を目指した。

・・・門を出るだけで1話使ってしまった・・・。

もっと話をまとめる能力が欲しい・・・。

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