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第17話 ソロ始動!・・・的な話

久しぶりにβ時代の知り合いに再会した。自分はそろそろ落ちる(ログアウトする)時間だが、4人はまだやるらしいのでフレンド登録をしてから別れた。しかし、妹達に色々親切にしてくれたプレイヤーが昔の知り合いだとは、世界とは広いようで狭いというか何というか・・・。まぁ彼女なら安心して任せられるからいいか。

その後、工房に着いた頃にはいい時間になっていたのでそのままログアウトした。


~~~~~


今日は終業式。滞り無く終わり、帰宅時間。


~~~~~


「そういえば、飛鳥は今日はどうするんだ?《Diva》やるんだろ?」


「そのつもりやで?昼飯食べたら入る予定や。それが?」


「俺もそのつもりだ!実はな、今日はβ時代のクランメンバーと狩り行く約束しててな、飛鳥達と一緒に行けないんだわ。」


トモは昔の仲間と一緒にするらしい。若干申し訳なさそうに頭を掻いている。


「別にかまへんよ。俺らは常時PT組んでるわけやないんやし。」


「あ、僕も昔のメンバーと一緒にやる約束をしている。」


ナオも同じらしい。


「そっちもかまへんよ。そういや、もうクランって出来てるんか?」


「いや、流石にまだクランを創れてるところはないな。でもクラン創設を目指して、昔の仲間が集まってPT組んだりして資金調達したりしているところだ。」


流石に昨日の今日でクランは創られていないか。あったら流石に吃驚だ。


「ほんならソロでブラブラするか。」


2人と別れて帰宅した。


~~~~~


「さてと。そろそろ入るか。」


帰宅すると、妹達はすでに昼飯を食べ終えて《Diva》にインしているようだった。自分も着替えて昼飯を食べ、食器を洗ってから部屋に戻る。ギアの準備をしてダイヴイン。


~~~~~


目を開くと、さすがにそろそろ見慣れた天井が目に入る。寝台から起きあがり、作業場へ向かう。今日はまず刀を1振り鍛えるつもりだ。


「さて、コッチきてから初めての本格的な鍛冶作業やな。」


炉に火を入れて素材置き場へ入る。今回必要なのは、刃部分の金属に柄&鞘に使う木材など。素材を吟味していく。


「刃にはこの鋼と・・・お、玉鋼まであるやんか。これで決まりやな。後鞘の木材は・・・エダン材でええか。」


揃えた素材を持って作業場へ戻り早速作業開始!


鋼を熱して鎚でたたいて形を整える。

整えた鋼を熱して玉鋼を乗せ、さらに熱して鎚でたたく。

今一度熱して、水に浸ける。

刀身を砥石で研ぎ、刃部分は完成。


「お、結構ええ出来ちゃうか?あとは柄と鞘やな。」


エダン材で柄と鞘を作る。柄を形成し、刃と合わせる。

柄に糸を巻き、握り具合を確かめる。

鞘を形成し、軽い装飾を施す。部分的に金属で補強する。

出来た刀を鞘に収める。


「おっしゃ、これで完成や。」


[〈名も無き刀〉

 Atk+38 耐久50/50 ★6

 それなりの素材を用いて鍛えられた刀。丁寧な作業により、切れ味が増している。]


「おっと。いきなり★6とか来るとは思わんかったわ。今の刀がAtk+15やから、単純に倍の攻撃力か。早速試し切りやな。」


出来立ての刀を装備し、早速街の外へ・・・向かうと見せかけて道場へ向かった。





第17話、お待たせしました!

鍛冶のシーンですが、勿論実際の作業とは違うと思いますので、その辺りは突っ込まないで下さい。武具に付く★は品質で、1~10まであります。


2/23 武器のランクを7→6に変更しました

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