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真ノ國奇伝ー嫌われ者の大妖怪、弟子を拾うー

作者:岸 蒼井
最新エピソード掲載日:2026/02/05

 
 
 
時は和暦8100年。
 
大陸最大の妖怪国家――『真《シン》ノ國』では、妖たちの頂点に立つ頭領の代替わりが宣言された。
 
次代の頭領を決める試験は、前代未聞の五段階。
 
弟子を取ることに始まり、トーナメント戦で勝ち抜くこと、農業で心を豊かにすること、八つの衆を巡ることと続き、そして最後には――現頭領を倒すこと。
 
國中が色めき立つ中、名乗りを上げたのは、大妖怪「酒呑童子」――酒木《さかき》天宮《あまみや》。

圧倒的な妖力と実力、息を呑むほどの美貌。
 
文句なしの最有力候補――のはずだった。
 
ただ一つ、致命的な欠点を除けば。
 
 
 
人に、まったく好かれない。
 
 
 
最初の試験「弟子を取ること」すら突破できず苛立つ酒木は、ある日、道端で一人の青年を拾う。
 
無理やり弟子にされてしまったその鬼の名は、
 
茨城童子・城崎《きのさき》香茨《こうし》。

同じ鬼の力を持つ彼は、巻き込まれ体質だった。

酒好きで横暴、常識知らずな師匠。
 
振り回されながらもツッコミ役に回る弟子。

こうして始まった、前途多難すぎる頭領候補の旅。

後に香茨はこう語る。
 
「師匠は酒の飲み過ぎで死ぬ」
 
笑って、戦って、熱くなる。
 
これは――
 
人に好かれない大妖怪と、振り回され系鬼弟子が、真ノ國の頂点を目指す和風ファンタジーバトルコメディであるッッッッッ!!!!!
 
 
 
 
 
 
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