主治医パワー
これは本当の話ですが、最後のあたりはChat-GPTが盛っています
A医大・血液内科、夏。
地味に忙しい、けれどクーラーの効いた医局で、無雑医師たちは順番に夏休みを取ることにした。
最初のターンは、E医師。
E「いや〜すみません、1週間だけ。北海道でリフレッシュしてきます!」
Y医師「E先生、たまには羽伸ばしてきてくださいよ」
無雑「俺らがしっかり見てるから大丈夫!……多分ね」
E医師休暇・Day1
夕方、ナースステーションにて。
C看護師「先生、E先生の患者さん、熱出ちゃって……」
無雑「OK、抗菌薬追加するか」
Y医師「いやいや、さすがに初日からかよ~」
Day2
T看護師長「……今日、E先生の外来患者が救急搬送されてきました」
無雑「ま、まさか……」
Y医師「2日連続って、ちょっと怪談話みたいじゃない……?」
Day3
C看護師「3階のE先生の患者さん、白血球爆上がりです……再発の可能性……」
Day4~6
連日、E医師の患者が急変・入院。外来でも謎の再発ラッシュ。
Day7(E医師復帰)
E「……あれ?なんか僕、帰ってくると同時に患者みんな落ち着いてません?」
無雑「えぇ、そうなんです……全部、E先生がいない間に……」
Y医師「E先生が出ると患者が動き出すって噂、現実になっちゃいましたね」
E「やめて?もう夏休みトラウマになるから」
次のターン:Y医師の夏休み
Y「E先生の再来にはなりたくない……何も起きませんように……」
Y医師休暇・Day2
T師長「無菌室の患者さん、急変して心停止……」
C看護師「でも無雑先生とE先生の対応で蘇生成功!でも、どうしてこんなに……」
Day4
Y医師の悪性リンパ腫患者、急速に増悪。
別の患者は、骨髄抑制中に敗血症性ショック。
Day7(Y医師復帰)
Y「もう二度と休まないって誓いました」
無雑「それはそれで過労死ルートだからやめて」
そして最後は無雑医師のターン!
無雑「さーて、じゃ僕も休みいただきますね。沖縄で楽しんできます」
無雑医師休暇中
……何も起きない。
E医師「今日は血球も安定」
Y医師「白血球も正常、熱も下がった」
ナース「入院患者ゼロでちょっと物足りないですね」
Day7(無雑復帰)
無雑「戻りました~!何かありました?」
E・Y「いや、まったく。むしろ静かすぎて怖かったです」
無雑「患者さん、何もなくてよかった……
休み中に何か起きたらって心配だったけど、
先生方の時は、休み中に急変多かったでしょ?
やっぱ主治医の“見えない力”が、患者を守ってるのかもね」
E「それもあるけど……僕らはね、先生の“引き寄せる力”の方がすごいと思ってるんですよ」
無雑「え?」
Y「だって、先生がいない時だけ、みんな落ち着くんですよ。
つまり──
**“事件は無雑がいる時に起きる”**ってことですよ」
無雑「……それ、やばいやつじゃない?
“動くだけで現場が荒れる男”ってことじゃん……」
T看護師長(通りすがり)「あー、だから病棟の結界が乱れるのか〜。
先生が戻ると、風が変わるのよねぇ」
無雑「だからその“風”ってなんですか!?」
T看護師長(通りすがり)「……あー、やっぱり。
病棟の霊的バランスは、無雑先生が“お札”みたいな役目って噂ですよ~」
無雑「どんな役目なのそれぇぇぇ!」
夏休みを取ると他の先生の休み中は急変が多いけど、僕の休みの時は何も起きないことが多い。
自分で言うのもなんですが、万全の準備をしていると言うのもありますけど、医師・看護師などに「先生が引き寄せている」と言われて、「ひとを悪いもののように言わないで!」と言ったことがあります。
ふと思い出しました。ネタ、思い出すと出てきますね




