「セーフティな生活」~リメイク版
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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【YouTubeドラマにつきまして】
無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
イントロ
あなたにとって、お金は何よりも大切なものですか?
現代では「健康」と「金」、この二つが人生で最も重要だと感じる人が多いでしょう。
しかし、その裏側で、人生そのものを見失っていく人もいるのです。
愛や友情が冷め、物質的な価値にとらわれてしまう。
そして気づけば、人生に意味を見いだせなくなってしまっているのです。
そんな時、あなたの心に影響を与えるのは一体、何でしょうか?
メインシナリオ
ト書き〈豪邸・藤原智久の自宅〉
俺の名前は藤原智久。
金を追い求めてきた人生だ。
かつては事業の成功で億万長者になり、今は豪邸でひとり。
人々がよく言う、"金さえあれば幸せになれる" なんて言葉を信じてきた。
だが、今、俺にはその言葉が全く響かない。むしろ虚しくなる。
智久「へっ…金があれば、もう何もかも手に入ると思ったけど、今はこんなにも孤独だ。誰も俺を本当に必要としていない…周りには寄ってくるのは金目当ての奴ばかりだ」
俺は若い頃から、金が全てだと思ってきた。
家族もいなかったし、友人もいなかった。
だが今、60を目前にして、ふと心の中で一抹の虚無感が湧いてくる。
どうしてこんな人生を歩んできたのか、悔い改めたくなった。
智久「俺が今求めているのは、金じゃない。心から信じられる誰か…そのために、今からでも遅くはないのか?」
それが、俺の最後の願いだった。
ト書き〈カクテルバー〉
そんなある日曜日、俺は一人で酒を飲みに行くことにした。
普段行くバーではなく、ふと見つけた新しい店に足を踏み入れた。
智久「ん?見たことない店だな…」
店内に入ると、上品な雰囲気が漂い、カウンターでひとり飲んでいた。
そんな時、一人の女性が声をかけてきた。
紗月「おひとりですか?よければ一緒にどうですか?」
その女性、紗月は、何か不思議な空気を纏っていた。
メンタルヒーラーとして活動しているらしいが、どこか人間味を感じさせない。
どこかで会ったことがあるような、そんな感覚が不思議と湧いてきた。
智久「えぇ、まぁ、今日は気が向いたんでね。あんたはどんな仕事してるんだ?」
紗月「私は、人々が本当に求めているものを引き出す仕事をしています。あなたも、今、本当は何を求めているのか…わかっているのでしょう?」
智久「…はは、俺が求めているのは…」
つい、俺は自分の胸の内を彼女に打ち明けた。
金を得ても孤独を感じ、心から信頼できる人間に出会えないことを、彼女にすべて吐露した。
紗月「なるほど。あなたは、物質的なものに囚われ過ぎて、心の中で何かを失っているのでしょう。お金に縛られた人生では、幸せは得られません。でも、それを知っているからこそ、あなたは今、悩んでいるのでしょう?」
智久「そうだな。金があっても、孤独を感じることが多い。それをどうにかしたいんだ…」
紗月「それなら、私が手助けできるかもしれません。少しだけお待ちください」
そう言って、彼女はカクテルを作り始めた。
やがて、彼女が出してきたのは、**「Life in the Safe」**という名のカクテルだった。
紗月「これを飲むことで、あなたの悩みを解決する手助けになるでしょう。ですが、あなたが本当に変わりたいと望むなら、その意思を持って飲んでください。」
智久「……ふん、わかったよ」
俺はそのカクテルを一気に飲み干した。
その瞬間、何かが胸の奥で変わったような気がした。
ト書き〈数日後〉
数日後、あの時の言葉が頭をよぎる。
「助けを求めて来る人がいる」と、あの女が言った通り、俺のもとに一人の男が現れた。
男「すみません、少しだけお金を貸して頂けませんか?私はどうしても今、お金が必要なんです」
その男は、栗田真由。
かつて、俺のビジネスパートナーであり、裏切った張本人だった。
俺を騙し、事業を潰した元仲間だ。
智久「……お前か。どうしてまた、俺の元に来たんだ?」
真由「お願いします。お金を…どうしても、今すぐにでも必要なんです。何でもしますから…!」
あの時、俺がどれほど痛い目を見たかを思い出す。
だが、ふとあの女の言葉を思い出した。
「その時にあなたはどうするか?」
智久「…助けてやる。ただし、条件がある」
真由「条件?何でもします!」
智久「お前が俺を助けるのではなく、俺がお前を支配するんだ。今日から俺の本当の女になれ」
真由「……はい!お願いします!」
ト書き〈トラブルの果てに〉
だが、再び真由は俺を裏切った。
金を持ち逃げし、他の男とともに俺を騙したのだ。
その時、俺の中で何かが切れた。
怒りと恐怖で心が満ち、俺は思わずナイフを手に取った。
智久「許せない…!」
そして、ついに彼女を刺してしまった。
俺は手に血を滴らせながら、何をしているのか分からなくなった。
その時、背後に現れたのは、紗月だった。
紗月「こんなことになるって、分かっていました」
彼女は、俺が犯した罪を見て、冷静に語り始めた。
紗月「でも、あなたは金の欲望に支配されたまま、ここで終わるのでしょう。あなたが本当に望んでいたものは、金ではなく、人との繋がりだったはずです。」
智久「いや…助けてくれ!どうすればいいんだ?」
紗月「その答えは、もう遅いのです」
そして彼女は指を鳴らし、俺は意識を失った。
ト書き〈金庫の中〉
目を覚ますと、俺は暗闇の中にいた。
周囲には、金の札束が山積みになっている。
智久「ふぇへへ…金だ…金だけが俺を裏切らない…!」
紗月「今、あなたは自分が選んだ道を歩んでいます。金庫の中で、永遠に過ごすことになるでしょう。あなたの欲望は、こうして閉じ込められる運命だったのです。」
紗月「そして、あなたは決してその中から出ることはない。」
元動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=B6Kviocw__g&t=2s
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
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