第五十七章・期末テスト終了
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第五十七章・期末テスト終了
国語は現国Ⅱと古文の筆記。
数学は数学Aの筆記。
社会は日本史と世界史の筆記。
理科は化学と天文学の筆記。
英語は筆記の他にヒアリング。
保健体育は筆記。
音楽は筆記。
美術は課題の提出。
期末は大体こんなものだ。
うちは試験が全部終わると、フーッとため息をついた。
ようやく休める…。
うちは問題の難しさに驚いてたので、全力が出せたかは分からなかった。
勉強会を開いたから、いくつかの問題は解けたけれど、高校に入学してからいきなり勉強が難しくなったので、ついていくのがやっとだった。
うちはそんなに頭が良い方じゃないので、試験は本当に大変だった。
それでも省吾くんにいろいろ教えてもらってたから、何となくだけど手応えはあった気がする。
期末も終わり、もうすぐ夏休みに入る。
その前に省吾くんとこっそりデートの約束をした。
なんと、省吾くんの方から誘って来たのだ。
たぶん、絹代ちゃん辺りから言われたのでしょう。
うちをデートに誘えって。
絹代ちゃんは強引やわぁ。
それでも省吾くんは、足をガタガタと震わせながら、うちをデートに誘ってくれたのだ。
その勇気と根性に応えたいと思った。
うちはすぐに返事をした。
もちろんオッケーだ。
映画を観るのが初デートの目的だ。
一緒に街に出掛けるのは二度目だけれど、前のはデートじゃありませんでしたから。
本当にデートだと思ってなかったんですよ?
確かに男女が一緒に出掛けるのがデートだと言いますが、あの時は全然、デートのつもりじゃありませんでした。
念を押してうちはそう思った。
デートならそれが記念になってるはず。
うちはあの時に買った官能小説(?)を部屋の隅に置いたままだった。
あんな本をうちは、よく確認もせずに買ってしまったので、あれは少々恥ずかしい物だ。
うちと省吾くんのデートにはそんなものは持ち込まない。
うちがお付き合いしたいのは、あくまで清らかな交際だ。
不純不潔な交際ではないのです。
省吾くんも分かってくれると思う。
うちはそう信じた。
当然、やましいデートではないということを忘れないでほしい。
うちの望む形でデートをするのだ。
それもデートの約束の中に入れていたし…。
条件と言ってもいい。
まあ、ハッキリとは言っていないですけど。
固すぎで真面目過ぎるって?
うちはそういう性格なんです。
期末の結果にオタオタするより前に、楽しい時間を送れるのなら、それでいいじゃありませんか。
うちはさっそく、デートに着ていく服を選び始めた。
どうか楽しいデートになりますように!
読者の皆様に幸あれ!!




