第三十四章・うちの気持ち
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第三十四章・うちの気持ち
今日は学生食堂で一人ランチ…と思いきや、クラスの皆がうちと省吾くんのことを応援してるのか、お弁当持参の省吾くんも一緒に学食へ行くようにはやし立てられた。
こんなつまらない工作をするクラスの皆も、よっぽど暇なのかな?
冷やかしに加わらないのは絹代ちゃんくらいのものだった。
うちはこんな人たちに背中を押されなくても、別に平気です。
ボチボチやりますから。
でも、言われるがままの省吾くんは、うちと一緒にお弁当を持って、学食に向かう。
地味でクラスでも立ち位置のおぼつかない省吾くんも、はやし立てられるのには我慢がならないようだった。
「ゴメンね、海さん。こんなことになってしまって」
別に地球に隕石が落ちてきたワケじゃないのだから、何を謝るんだろう?
「気にしないでいいと思いますよ。もっと男らしいところを見せて、堂々としてればいいんじゃないですか?」
「ゴメン…。僕はそういうの苦手で…」
すぐ謝るのはやめてほしい。
本当にうちは省吾くんのどこに惹かれたのか…。
そういえば、省吾くんはうちのぱんつを見るまでは、どの女の子のぱんつも見たことがないんやったなぁ。
そういう、女性性を持つ女子のぱんつを初めて見たというのは、彼がうちのことを好きになるきっかけだったはずや。
でもうちのぱんつが好きというわけではない。
うち自身のことが好きだと告白してくれたんだ。
うちはあの時、嬉しかったんだ。
ぱんつを見られたはずなのに…。
うちのことを好きだと言ってくれた省吾くんを意識し始めたのは、あの時からだったはず。
とても恥ずかしかったけど、省吾くんはあの時だって謝って来たんやわぁ。
うちはぱんつという、女子にとっての大事な部分を見られたことに、ぱんつから始まる恋を感じた。
そう、あの時の、ありのままの省吾くんをうちは意識したんや。
「省吾くんゴメンなさい。うちも悪かったと思います」
「え?」
「うちも省吾くんが好き。そう言えば省吾くんも、ちゃんと納得出来るんですよね?うちの方が堂々としてなかった。だから省吾くんも自信を持てなかった。そうなんですよね?」
「いや、僕はずっと前から気が弱いタイプの人間だったんだ。それは海さんのせいではないよ」
「そうですか?うちは考え無しに省吾くんに、男らしくと言った自分が恥ずかしいです。うちこそ省吾くんの彼女で、本当に理解してあげないといけない立場なのに…」
「僕は海さんの彼氏…でいいんだね?」
「もちろんです。うちの方が皆にそう言ったんですから」
「嬉しいなぁ。僕は彼女なんて今までいたことが無かったから…」
「それはうちも同じです。でも今は、うちと省吾くんは付き合ってますから、お互い様です」
「うん。そう言ってくれると、僕としても自信が持てるよ。ありがとう、海さん!」
「どういたしまして」
話しているうちに、学食に着いてしまった。
続きは後で…。
それにしても、人を好きになって、それから付き合うのって、ホントに大変やわぁ。
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