第二十七章・夏服は可愛い。
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第二十七章・夏服は可愛い。
とうとう今日から夏服になった。
うちは部屋で、白のシャツと紺色のスカート姿になると、鏡の前に立った。
夏服は可愛いデザインだ。
うちは似合ってるかな?
涼しい格好にうちは、のびのびと体を伸ばす。
あ、これはまた、ぱんつを見られかねないスカートの短さだ。
夏なんだし、下に見せパンでも穿こうかな。
それなら見られてもいいし。
あ!でも、たとえ見せパンでもちょっとは恥ずかしい。
それでも防衛策にはなるはず。
自分のぱんつは自分で守らなければ!
登校日になると、日差しが強い中、夏服で登校する生徒が目立つ。
うわぁ~。
女子は皆、夏服なのにスカートが短い。
そんなんじゃ、転んだ時、スカートが全開しちゃって、ぱんつがモロに見えちゃうわよ!
まあ、それは本人の責任ってことで。
うちは今日は暑いながらも見せパンを穿いているのだ。
もう省吾くんにもうちのぱんつは見えないはずだ。
省吾くん限定っていうのが、何だかアレだけど…。
うちは教室に入ると、いきなり夏服の皆から注目を浴びた。
何だろう?
「おはようございます。皆さんどうかされました?」
うちはキョトンとしながらも、挨拶する。
省吾くんが男子や女子に囲まれている。
ん?
「おいおい、渡辺。この間は街で美羽野さんとデートしてたんだよなぁ?」
「ち、違うってば!一緒に出掛けただけだよ」
うちは自分の席に着くと、鞄を置いた。
「省吾くん、どうされたんですか?」
うちは遠くから、省吾くんに訊いた。
何かマズかったかな?
「省吾くんだってよ!下の名前で呼んでるよ。これはやっぱり渡辺と美羽野さんは付き合ってるってことだよな?」
男子勢が声を揃えて言うから、さすがのうちも察した。
「うちは省吾くんとお友達なんです。この間、街でうちらを見かけたのでしょうけど、あれはデートではありません。うちと文芸部で読む本を一緒に選びに行っただけです。それだけです」
と、うち。
嘘は言ってない。
それでもうちは、女子たちに囲まれた。
「理由なんてどうでもいいのよ。男子と女子が一緒に出掛けるってことが、それはもう、デートなのよ」
女子たちもうちらをはやし立てている。
うちは冷静になりながらも、顔が赤くなるのを自分で感じた。
まったくもう!
これだから今日日の若者は…。
うちもそうだけど、JKという人たちは…。
「本当にそんなんじゃないですよ」
言っても無駄なのでしょうか?
絹代ちゃんが間に入ってくれた。
「ちょっと、海が困ってるじゃないの。もうやめなよ」
絹代ちゃん、心遣いありがとう。
「これ以上騒ぎ立てても、二人が困るだけだよ!」
絹代ちゃんの声に、皆が面白くない顔をする。
「わたしたちは二人のこと、応援しようとしてるだけで…」
「だから、そういうのが本人たちには迷惑なんだって!」
絹代ちゃんはフォローしてくれてるんだ。
本当にありがとう、絹代ちゃん!
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