表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ぱんつから始まる恋♡  作者: あばたもえくぼ
24/200

第二十四章・街の夕暮れ

読者の皆様には感謝しかありません!!

第二十四章・街の夕暮れ



 うちと省吾くんは、帰りに街のコーヒーショップでお茶した。

と言ってもうちはコーヒーはあまり飲めないので、紅茶をチョイスする。


 省吾くんはコーヒーのブラックをトールサイズで堂々と注文していた。

コーヒーをブラックで飲めるなんて、省吾くんは大人の男の人なんやなぁ。


 大げさだったかな?

でもうちはそう思う。


支払いカウンターで省吾くんがカード支払いをしてくれた。

うちの分はうちが出すのに~。省吾くんは紳士的過ぎます!


「あの、省吾くん?」

「いいよ。僕が支払うから。海さんは席を取っておいて」

「は、はい。ありがとうございます!」

 やっぱり大人やわぁ。


 受け取りカウンターでコーヒーと紅茶が出てくると、省吾くんはトレイにその二つを載せると、うちが取っておいた手頃な座席に持って来てくれて、座った。


「ふぅ。夕方にコーヒーは落ち着くなぁ」

 そう省吾くんは言う。


「あ、うちは砂糖をちょっと取ってきますね」

 うちはそそくさと、席を立った。


「ああ、僕が取ってきてあげるよ?」

「いいです。そこまで甘えられません。省吾くんはその苦いコーヒーを飲んでてください」


 苦いは余計な一言だったな。

あとで謝ろう。


 うちはスティックタイプの砂糖と、マドラーを取ってくると、席に戻る。

そこでは省吾くんが、買ってきた本を開いて読んでいた。


 その本は黒くて大きい本だった。

普通の本より風格がある。


「それが省吾くんの本ですか?」

「え、ああ」

「何の本です?小説?」

「いいや、まさか!このサイズだよ?」

「でしょうね…。で、何の本なんですか?」

「大東流合気柔術の本だよ」


 すごい本キターーーー!!!!

というか、大東流って何?!


「それはどういう…」

「武道の本だよ」

「武道?省吾くんは武道のたしなみが?」

「ああ、僕のは合気道なんだけれどね。小さい頃からやってるんだ」


 意外な省吾くんの一面を発見!

省吾くんは武道家だったの?


「じゃあ、黒帯とか持ってたりします?」

「うん」

「級とか段とかあるじゃないですか。それは?」

「二段持ってる」


 黒帯の段持ち!!

この冴えない省吾くんが?


 見えない……。

じゃあ、この前の不良三人組に絡まれた時、省吾くんはひょっとして、あの不良三人たちを…。


「ああ、実戦で使ったことはないけどね」

 そう笑いながら言う省吾くん。


「ですよねぇ~」

 うちの早とちりか…。


 うちはコーヒーショップの窓から見える、街の夕暮れを見た。

ビルとビルの間にこぼれる夕陽の光がまぶしく感じた。



ご感想やレビューもお待ちしております!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ