第十七章・文芸部始動!
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第十七章・文芸部始動!
一週間後の中間テストを受けたあと、うちと省吾くんは文芸部の部室に行った。
テスト期間が終わったので、ようやく本格的に文芸部員としての活動が始まったのだ。
雪枝先輩はいつも部室にいる。
相変わらず豪快な態度でパイプ椅子に座って本を読んでいた。
そんなに足を上げてたら、スカートの裾から下着が見えちゃう。
「ああ、二人ともお久し~。中間どうだった?」
声をかけてくる雪枝先輩。
いつもここにいたのでしょうか?
二年生もテスト期間中だったから、部室は使わせてもらえなかったでしょうに。
「一週間ぶりくらいですね」
うちはお辞儀をしながら部室に足を入れる。
その後ろから省吾くんが来た。
「どうも、秋島先輩」
「雪枝先輩でいいって言ってるのに、まだ固い子ねー」
「すいません…」
照れながら言う省吾くん。
「下の方も固いのかな?」
からかう雪枝先輩。
下の方が固いってのは、どういうことなの?
まさか、えっちな意味?
想像して赤くなるうち。
そうだよね。省吾くんも男の子だからね。
でもうちは女の子だからね。
忘れないでね、省吾くん。
「おっと、これはもうセクハラかな?いいわよ。二人ともその辺の椅子に座って頂戴。部活を始めるよ」
ようやく雪枝先輩は本題に入ってくれた。
うちと省吾くんは並んでパイプ椅子に座る。
「前も言ったけど、ここは文学の宝庫だから、読む、書く、議論するをモットーとしていることを忘れないでね」
うちと省吾くんは同時にうなずいた。
「まず、二週間に一冊、もしくは二冊くらい本を読んで、そのあとで感想文を書くこと!」
「結構ハードですね、秋島先輩」
省吾くんが言う。
「そうね。読むのは絵本から児童本、小説、聖書、哲学書まで、幅広く読んでいいわよ。アマチュアが書いた小説でも何でもいいから。何ならウェブ小説でもいいし」
「雪枝先輩、ザックリ過ぎですよ!」
うちは呆れ顔で言った。
「読むだけじゃ物足りないから、良ければ自分でも書いてみなさい。おススメは恋愛小説ね。例えば書くなら、テーマは〈ぱんつから始まる恋〉とか…」
「ぱ、ぱんつ?」
うちはすぐに反応する。
そして省吾くんの方を見た。
「省吾くん…」
あれ?
省吾くんは、
「なるほど!」
と、腕を組んでいた。
「ぱんつは宇宙ですよね!」
本気で考え込む省吾くん。
どエロですか?
うちが少年漫画に載ってる恋愛もののヒロインなら、遠慮なくグーでパンチしているところだ。
「省吾くんはぱんつ好きですよね」
ちょっとイラッとくるうちだった。
男子は結局ぱんつか!
そんなにぱんつが好きなら、誕生日にうちのぱんつをプレゼントでもしてやりましょうか?
あれ…。
想像して自分で恥ずかしくなるうち。
まったくもう!
もう!もう!もう!
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