第十六章・男子のぱんつ。
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第十六章・男子のぱんつ。
男子のぱんつはトランクスと聞いている。
でもブリーフ派もいると聞く。
ともあれ、省吾くんのぱんつもうちは気になった。
うちだけぱんつの柄を知られるのもアレだし、ここは答えましょうよ、省吾くん。
「僕のは、ハワイアンです」
へー、ハワイアン…。
想像がつかない。
「それって賑やかな柄ってこと?」
絹代ちゃんも省吾くんに訊いてくる。
「うん…」
「で、トランクスなの?」
「まあ、そんなところかな」
恥ずかしそうに省吾くんは言う。
これで思い知ったのかしら?
ぱんつの柄を知られるなんて、恥ずかしいのは女子だけじゃないんだから。
でも、堂々と言われるのもナンなので、うちは省吾くんの態度に親近感がわく。
うちは二度もぱんつを見られたので、これでおあいこかな?
それにしても、省吾くんは何だかモジモジして、様子が変だ。
お股に両手を入れ始めた。
それに気付いたのはうちだけじゃないらしい。絹代ちゃんも千百合さんも省吾くんの様子を見て、気にしている。
「省吾、あなたまさか…興奮してる?」
「あ、いや…」
これは女子には分からないことだ。
でも省吾くんのお股に何が起きてるのかは、うちも悟ってしまった。
女子の保健体育の授業は侮れないからね。
小学生の時に保健の先生から、いろいろ仕込まれたものですよ。
「渡辺くん、ひょっとしてまさか…、あなたサイテーね!」
「ち、違うっ!そんなことは…」
うちらが自分の穿いているぱんつの話をしたのが原因なんじゃ……。
「省吾はムッツリだからね」
と、千百合さん。
そして幼馴染の余裕。
へぇ~、ムッツリなのね。
省吾くんってば!
うちは複雑な気持ちになる。
うちの気になってる人は、ムッツリではない…とは思わないけど。
男子に理想を持っている女子は、男子のそういうのを信じない子もいる。
でもうちは…。
「省吾くん、えっちなんですね」
うちはそう言ってしまった。
千百合さんは、省吾くんをからかうつもりで余計な一言を言う。
「今日の夜はベッドで、モゾモゾするんでしょうね。想像しながらさー」
雪枝先輩も前にそういうこと言ってたなぁ。
ふ~ん、男子ってそうなんだぁ。
どうせなら、うちので想像してほしい。
でも、うちのようなお子ちゃまぱんつでそういうのって、逆につまんないのかな?
その辺はどうなんだろう。
千百合さんのような、大人なぱんつの方がいいの、省吾くん?
「も、もう、こういう話はやめようよ!」
省吾くんは勉強に戻るように言う。
そうだった。
勉強会を開いてるんだった。何でぱんつの話で盛り上がっていたの、うちらは。
「そ、そうですね!もう勉強に戻りましょう。もうぱんつの話は終わりです!」
そう言って、うちは締めた。
その時、省吾くんは消しゴムをテーブルから落とした。
肘がぶつかったのだ。
テーブルの下に落ちた消しゴムを拾うためにかがむ省吾くん。その時、
「あ!」
と、声を上げた。
省吾くんの前に座っていたうちは、股を半開きにしていたことに気付く。
まさか…。
うちは咄嗟に足を閉じる。
でももう、遅かったんだろう。
うちの白いぱんつは、絶対に省吾くんの視界に入ったに違いない。
「省吾くん?」
チラリとうちは、省吾くんの顔を見た。
顔を赤くする省吾くん。
確かに白だったと、うなずくような表情をしているのに気付いた。
またうちのぱんつを見たのね…。
うちは白いぱんつを隠すため、スカートの裾を股の間に入れ込んだ。
読者の皆様に幸あれ!!




