第百五章・岩風呂温泉へ行こう!
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第百五章・岩風呂温泉へ行こう!
この旅館のお風呂は24時間開いているらしい。
うちは雪枝先輩と一緒にお風呂へ向かった。
もちろん下着や浴衣、タオルなどを用意してだ。
雪枝先輩とお風呂。
省吾くんたちはもう、お風呂には入ったのでしょうか?
ちょっと気になる。
お風呂は露天風呂になっているらしい。
旅館内に入り口がある。
大抵こういう旅館には、少し歩いたところにあると思ったけど、ここは温泉の上に旅館を建てたような造りになっているそうな。
あ、変な言い方になっちゃった。
一階の角に、温泉への入り口があった。
「ここですね、雪枝先輩」
「おっ風呂~♪楽しみだね~」
雪枝先輩がご機嫌に言う。
入り口は右が男子風呂、左が女子風呂になっていた。
「海、混浴が良かった?」
「えっ、まさか!」
「冗談よ。さあ、温泉へレッツゴー!!」
雪枝先輩はたちが悪いですー。
電話の時も、そう言ってたような気が…。
うちは赤面する。
そして雪枝先輩に続いて赤い暖簾をくぐると脱衣所へと入っていった。
脱衣所には誰もいなかった。
ひょっとしてまさか、貸し切り状態?
うちはちょっと驚く。
だとしたら、この温泉はうちと雪枝先輩の二人だけ?
いいえ、一人入ってるようだ。
目に付いた籠の中に、服と白いバスタオルがあるのが見えた。
まさか千百合さん?
でも千百合さんはまだ仕事中だと思う。
というか、千百合さんだったらちょっと困る。
まあ、気にしてもしょうがないか。
うちは着ていた服を脱ぐと、適当に目が入った籠の中に、服を入れ始める。
「海の下着はお子ちゃまね~」
雪枝先輩がからかってくる。
「悪かったですね。意地悪な先輩です~」
「あはははは。ゴメンゴメン。そのぱんつって『エリーゼ』の下着でしょ?」
「何で分かるんですか?!」
うちは一言も、『エリーゼ』で買った下着とは言ってない。
「わたしが中学の時に穿いてたぱんつだからだよ、海」
雪枝先輩が中学生の時に?
うちは急に恥ずかしくなった。
あの店で、中学生に見られていたのか、うちは…。
「じゃあ今度、うちのぱんつを選んでください!雪枝先輩」
「えっ?でもアンタ、それすっごく似合ってるよ?渡辺くんが好きになったのも、そういうぱんつでしょ?」
うちは無言になった。
大人っぽい下着より、こんなぱんつに惚れたんだ、省吾くんは…。
ちょっとキモい。
「それより温泉に入るわよ。海もそのぱんつを脱いで、下着の中身を早くさらすのよ」
雪枝先輩の言い方!!
うちはまた、赤面しながら下着を取った。
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