ちょっと、人生とは何かについて私なりに考えてみた
これは個人的な意見なので、読者の方々がどのように受け取っても構いませんが、誹謗中傷に関連する感想がありましたら、読者の方々の為に私個人の判断で削除させて頂きます。
それをご承知頂けたら幸いです。
ですが、意見感想等は大歓迎です。
浅はかな知識な私ですが、読者の方々の何らかの力になれば幸いです。
ちょっと、考えること壮大過ぎね? と思ったそこの読者の方!! そんなことはない。
人生に一度くらい考えたことはないだろうか。
「人生」とはなにか。
まあ、簡単に言ってしまえば「人の生きた時間」であろう。
人の生きた時間――――。
そこには、様々な物語があろう。
それこそ、人の数だけある。
悲惨な物語や所謂「人生の成功者」となって終わりの鐘を鳴らす人、難病が原因で病院でその人生の幕を閉じる人――――。
様々だ。
でも、物語の数は無限であれその終着点は同じだ。
「死」という形で終わりを告げる。
正直、私には何が「良い人生」なのか分からない。
これは、私の主観的な感想になってしまうが、お金持ちになることが「良い人生」を送る為の条件なのだろうか。
否、確かにお金はその人の生活環境を良くするために重要だとは思うが、必須ではない。
事実、とある研究でお金による幸福度は収入が多い人とそうでない人とでは、そうそう変化が無いという研究結果が出ている。
お金がその人の「良い人生」を決めるのでないのなら、他に何があるだろうか。
アリストテレスは「善く生きる」こととは、「魂を気遣う」ことだと述べているそうだ。
つまり、「『より善い魂』を育てよ」ということである。
加えて、その「善く生きる」為に大切なことを四元徳という考えでまとめている。
この四元徳は、『知恵』、『勇気』、『節約』、『正義』の四つにまとめることが出来るのだそうだ。
以上紹介した四つをそれぞれの力を発揮すれば人間は「善い人生」が送ることができるとアリストテレスは説いているらしい。
確かに、善悪に対する『知恵』を持ち、『勇気』を持って『正義』を貫き、『節約』のある人生を送れば「善い人生」を送ることができることは間違いはないだろう。
私もこの「より善い魂を育てる」ということには大いに同意できる。
この「より善い魂を育てる」というのは、「より良い人生」を送ることができるのかということと大いに関係しているように私は思う。
表現としては曖昧だが、言わば、知識を身に付け、嘘は吐かず、悪いことをせず、自分の人生を歩め、と大雑把に言えばそういうことだ。
悪事を働いたり、嘘を吐いたりなど何か『悪いこと』をすると、背徳感や後ろめたい気持ち、もやもやした気持ちに襲われることは無いだろうか。
それが、『魂が汚れる』ということなのだ。
それをしないように日々努める。
それが「善い人生」を送る為の一つの大きな指針になるのではないだろうか。
私自身、これを書いていて、「あ~、今日嘘吐いたな」とか「悪いことをしたな」といくつか頭に浮かんだ。明日から――――いや、今からそれを改善せねばなと肝に銘じた(これ、とても勉強になるな。倫理や道徳哲学の勉強も少しづつしようかなと思う)。
よし!!
私も「より善い魂」を育てるぞ!!!!
別の視点から考えてみよう。
「より良い人生」は、簡単に言えば、「自分がその人生をどれだけ満足しているか」ということではないだろうか。
そう考えた時、その中で大切なのは「趣味」ではないだろうか。
趣味は大切だ。
なぜなら、自分の「暇」な時間をどう使うかは、その人の感覚の中で天国と地獄くらいの差があるからだ。
人にとって「暇」とはとても耐えがたい苦痛なのだ。
「暇」を人はとても嫌う。
それをなくすために人は「学問」や「趣味」に没頭する。
動物はいつも生きるか死ぬかで生死をさまよっているというのに、ヒトは「暇」だと大脳皮質を使って「学問」や「趣味」に没頭する。
ヒトとは何て生意気な生き物だろうか。
恐らく、生物上一番『暇』な動物はヒトなのではないだろうか。
なんていう冗談はさておき、人は「暇」を使って何かをしていないと『生きがい』を感じることが出来ないというのはたしかなことだと思う。
そう考えると、「より良い人生」とは「『生きがい』というものの連続体から成り立っている」のかもしれない。
「趣味」が人に「生きがい」を与えている。
これはとてもいいことだと思う。
「趣味」に没頭することで、日頃の学校や仕事上での嫌なことを忘れることが出来る。
これは、個人の精神衛生を保つために非常に重要なことだと私は考える。
場合によっては、カタルシス効果も望むことが出来る。
中には仕事を「生きがい」にする人もいるだろう。
「より良い人生」とは人それぞれ異なるが、「魂を育てる」ために悪事をしない、など共通する部分も多いのだろうと思われる。
その中で、それぞれの人が自分なりの「魂の育て方」、「より善い人生の送り方」を考えていけたらと私は思う。
本稿がそれを考えるためのヒントになったら私は大いに嬉しい。
本作品は、私の個人的な意見です。
所々多少過激な表現があるかもしれませんが、目をつぶって頂けたら嬉しいです。
正直、これを書いている時私自身とても勉強になりました(四元徳のところとか結構調べた)。
高校の時に学んだ倫理の勉強(授業でやらなかったけど、勝手に自分で勉強していた)を思い出して懐かしんでいました。
本作品が少しでも皆様の力になればとても嬉しいです。