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23,45歳の性教育

 美咲ちゃんのその反応に何となく嫌な予感がした。 なので、問い詰める事にしたのだが――


「旦さん、お待たせー!」


「ごめんね、サトル君! 遅くなっちゃた!」


 其処に丁度ノアやユリナ達がやって来た。 ――すっぽんぽんで。


「はうあ!?」


 俺はその魅惑のボディを直視できず条件反射で岩場の休憩所から露天風呂にダイブした!


「サトル! 大丈夫ですか!」


「サトル様!? 一体どうしたのですか!」


「はわわわわっ!? 湯浴み着! 湯浴み着どうしたの!」


 俺は手で目隠しして裸体を見ないようにしながら訴える。


 こういう男女が共に入る混浴の温泉では風呂場で肌を隠す湯浴み着と言う物が在るのだが、四人共それを着いてなかったのだ。


「ウチら皆夫婦やん。 そんなんいらんやん」


 ノア、お前の裸は以前から見ているし、俺に見られても堂々としているから此方も照れないで済むから良いんだ。 問題は残りの三人……と、その後ろに控えている大勢の女性達。


「そうですサトル。 私達は皆、貴方の妻。 何を隠す必要があるのです」


 そう言うイオナは顔を若干俺から逸して全身真っ赤に染まっている。 良く見るとユリナやクリスも同じ状態だ。 これは明らかに風呂で逆上せたのではなく、俺に見られて羞恥でそうなっているのが丸分かりだ。


「いやいや! ノアは良いとしてもイオナ達は無理して裸にならなくても良いんだよ! それとその後ろの人達も!」


 顔を思い切り引き攣らせたクリスの後ろには大勢の女性達が神妙な面持ちで控えていた。


「え~と、この娘達はこの大和村の巫女達で父のニニギにも世話係として使えてくれている娘達なのですが……」


 うん、巫女らしく髪を束ねていたり雰囲気からそれは判る。 でも更にその後ろの女性達は何ですか? 何ていうか精悍な顔付きというか、レディースみたいな髪型や化粧を施している女性達は一体何!?


「一番後に居るんはクリスさんの後輩で元レディースの人達やて」


『ウッス!! お初にお目にかかります、兄貴!!!!』


 声を揃えて俺に挨拶する元レディースの方々。 ――てっ、兄貴呼びは止めて! 俺、そういう世界とは無縁だから! 真面目に生きてる普通の一般人(?)ですから!


「えっ!? クリスって元レディース!?」


「違います! わたくしは学生時代に知り合った彼女達の面倒を見ていただけです! そしたら何故か彼女達に懐かれて……ですから、わたくし自身は至って普通です!」


「でも姉御、アタイらを怪我させた隣の学区の奴らに笑顔で復讐してくれたよな?」


「そうそう、しかも相手を頭部だけだして体は土属性のフォースでコンクリ詰めにして丸3日間放置したよな?」


「それは! 勝手にわたくしをこの娘達のリーダーと勘違いした別の学区のその娘達がまだ小さかったイオナにプレゼントするつもりのヌイグルミをボロボロにしてくれたのでお仕置きしただけです!」


「それで付いたアダ名が《鬼子母神》でそれ以降サキュロス中に恐怖の対象と母星の象徴として轟いたっすね!」


「止めて下さい!? わたくしの黒歴史をサトルさんにバラさないで!」


 もしかして、クリスさんが結婚できなかったのは……


「それが原因でクリス様は結婚できなかくて婚期を逃したんだって」


 いつの間にか美咲ちゃんがこの場所に来るのに乗っていた乗り物で俺の横に付けて小声で話してくれた。 と、そうだ! 美咲ちゃんにさっきのご褒美が何なのか聞かなくちゃ!


「美咲ちゃん、さっきのご褒美って――」


「ごめんね、お兄ちゃん! 私、そろそろ仕事に戻らないとお母さんに怒られちゃう! ご注文の品は休憩所のテーブルに置いてあるから冷たいうちに召し上がって下さいね♡」


 美咲ちゃんはそう言うと浮遊する乗り物に乗って宿に戻っていった。


「しまった! 逃げられた!」


 仕方が無いので後で機会を作って訪ねよう。


「旦さん、この美味しそうなヤマモモの実貰うで!」


 ノアはこの状況に我関せず、マイペースに俺が注文したヤマモモの実を要求してきた。


「食うのは良いけど俺の分も残してくれよ」


「はいな! ……ん~っ、甘酸っぱくてその上よう冷えてるから美味しいわ!」


「さて、俺も食べに――」


「飛鳥様、お背中お流しいたます」


 リーダらしき巫女さんが巫女さん集団を指揮して俺の周囲を囲み俺の体を掴んで岩場の休憩所に連れて行こうとする。 幸い彼女達は湯浴み着を着用してくれていたので俺は動揺せずに普通に接する事ができた。


「ああ、いや、いいです……よ!?」


 俺が遠慮しようと断り入れようとして見てしまった。 見てはいけないものを。 それは彼女達の俺を見る目がまるで獲物を狙う肉食獣のそれだったのだ。 俺は見の危険を感じて彼女達から逃れようとして身を捩るが。


「かっ、体が動かない!?」


「我々はフォースで肉体を強化しておりますの逃げられませんよ。 フフフ、大丈夫です。 ニニギ様とノア様より我々が夫婦の在り方について実地でご指導させて頂く許可は頂いております。 では行きましょう」


「なっ!? それはどういう意味ですか!?」


「旦さん、女性と交際経験あっても経験は無いやろ? ニニギさんが言うにはその場合、焦って初体験失敗してもてそれで夫婦生活がギクシャクする大きな原因に成るさかい、しっかり教えてもろた方が良いんやて」


 ノアはヤマモモを食べながらとんでもない事を言い放つ。 あの爺! 余計な事を!


 其処に顔を紅潮したイオナ、ユリナにさっきまで自身の黒歴史をバラされ悶ていたクリスが復活して俺の傍にやって来て。


「わたくし達も殿方の相手は始めてですので、この娘達に教えて頂こうかと……。 だ、大丈夫です! ドサクサに紛れて一線は超えないよう厳命しておりますから!」


「さあ、サトル君……」


「行きましょうサトル……」


「こんなの、イーーーヤーーーダーーーッ!!!!」


抵抗も虚しく、俺は彼女達の手練手管により慰み者にされてしまったが貞操だけは辛くも守り通せた。


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