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東方漆黒記  作者: 西園寺 灯
第一章 漆黒の悪魔
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東方神話伝〜自分と向き合う事〜

クライマックスまであと少し・・・

咲夜「終夜!何故イザナミを!彼は悪じゃないわ!」

『知ってる。』

咲夜「じゃあなんで!」

『向き合う為。どんなに予想外な結果でも、自分が選んだ道は変えない。俺は、幻想郷を守ると決めた。』

咲夜「・・・・・でも、どうしてそこまでして・・・」

『咲夜をこれ以上絶対に悲しませない。』

咲夜「!」

『これも、俺が選んだ道だ。だから、最後まで戦う。それに・・・』

咲夜「?」

『俺が咲夜を守るには、こんなところでつまづいてたらダメなんだ!神なんかに負けてたら、咲夜は絶対に守れない!俺は咲夜を守る為に、神を越える!』


もうこれ以上手放す事の出来ない宝物。生き甲斐。俺はこの女神を守る為なら、命なんて惜しくない。むしろくれてやる。


『命とか、安っぽいものに囚われているわけにはいかないんだ!』




嘲笑




???「・・・果たして、それが俺の前で通用するか?」

『何の用だ。』

???「賭けの結果を見届けさせて貰っただけさ。イザナミは、やはり敗者だな。」

『側から見ていて何がわかる。お前は何もしてないだろ。』

???「してるね。充分したよ。何せ俺は・・・勝者だ。」

『なんだと?』

???「今から幻想郷を貰う。10秒ほど、眠ってもらうぞ。」

咲夜「嘘・・・何故あなたが!」




???「あなたが?何を言ってるんだ、俺は最初から嘘を吐いていたぞ?全てにな。それじゃ。」




『貴様ァァァァァァァァァァァァァァァ!』


魔砲『アルティメイトデーモンアタッチメント・シルバーナイフキャノン・ラストシューティングレイ』


俺が怒りに任せて撃った銀刀砲は、奴の指先一つで空に軌道を変更していった。


???「ふん、その程度、効かねえよ。」

『貴様だけは許さん!幻想郷全てを騙して許されると思うなよ!』

???「誰も止めれねえよ。だって・・・」













旭「俺はお前だもんな?黒崎終夜君♪」

『あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』








次に目が覚めた時、そこは幻想郷とは全く異なる、地獄以上の・・・死の世界が存在していた。


腐敗した妖怪の山、もはや見る影も無くなった博麗神社、緑の消えた魔法の森、穴の塞がれた地霊殿、そして、


紅魔館があった場所。


俺はその場所で考えていた。今まで自分がしてきたことを。

俺は最初は幻想郷を守ろうと必死だった。だけど、そのせいで旭という化け物を生み出し、この世界にしてしまった。

もし、俺が幻想郷を守る為に戦わず、奴等に命を差し出していたら?

俺が力を欲しなかったら?

どちらにしろ、今更後悔したって遅いのは知っている。





だけど





それでも




諦めないのが












俺じゃないのか?




『俺は黒崎終夜・・・不可能を可能にする悪魔だ。』




世界が滅びた程度じゃあ、俺はまだ諦めねえ!


???「最後の力が欲しいか。」

『欲しい?勘違いさせるなよ。』

???「何?」

『俺は欲しいものは貰わねえ!全力で奪う!』

???「狂った男め・・・お前にはやらん。そこに置いとくから勝手に持ってけ。」

『あんがとよ。親父。』

ハデス「ふん、馬鹿息子が・・・」

『行くぜ!加速!』


俺は最初はゆっくり走り出した。次第にスピードは上がっていき、音速を超え、高速を超えた瞬間、時が戻り始めた。

壊れた建造物が次々と復活し、辺りはあの時に戻っていった。さぁ、最終決戦だ。俺の、最後の本気の戦いだ!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ハデス「はぁ・・・」

ヘラ「終夜は元気でしたか?」

ハデス「あいつ、見ない間に俺を超えやがった。」

ヘラ「それが、息子ってもんじゃないですか?」

ハデス「知ったような口を聞きやがって・・・」

ヘラ「ふふっ、さ、私達も行きましょう。」

ハデス「あぁ、久しぶりの夫婦旅行だ。」

ヘラ「ふふふ・・・」

ハデス「ははは・・・」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー













ーーーーーー未来の幻想郷ーーーーーーーー


???「これが多移夢魔進か・・・」

にとり「無茶はするなよ?ヤバそうだったらすぐに戻れよな?」

???「大丈夫だよにとり、僕には使命がある。奴等を探しに行く義務が・・・その為には過去に遡ることも厭わない・・・」

にとり「その覚悟は認めるけど、彼女を心配させるなよ?」

???「大丈夫、すぐ戻る。」

にとり「目的、30,000年前のこの場所。多移夢魔進、発射!」


【多移夢魔進、目標30,000年前、移動開始・・・】


ウィィィィィィィィ・・・キュィィィィ!!


にとり「!?まずい、マシンを止めろ!」

???「操縦が利かない!うわぁぁぁぁぁ!」


シュン!


にとり「どうしよう・・・ん?行った時代が・・・!?」


【発射先 3年前】


にとり「3年前・・・まさかその日って!《幻想神大戦》の日じゃないか!」

いやー、ね?びっくりしたでしょ?ね?

終夜「うるせえはっ飛ばすぞ。」

はいはい、頑張ってね!

終夜「うわー」

そしてなんか出てきましたね・・・ヒーロー物の映画でよくあるあれですよ。あれ。

それでは次回もお楽しみに!

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