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東方漆黒記  作者: 西園寺 灯
第一章 漆黒の悪魔
78/106

【幻想郷での日々】×【東方漆黒記】=《幻想郷での漆黒な日々》Part2

ぬーん・・・バトルシーンのリハビリ中・・・

『そういえば、薫って普段何をしてるんだ?やっぱり異変解決?』

薫「それもそうですが、普段は人間の里の護衛にあたってます。」

『なるほど・・・一日にどれくらい妖怪は襲いにくるんだ?』

薫「滅多にはこないです。」

『ふーん・・・それじゃあかなりヤバイ事態って事だな・・・あと五分・・・いや、三分持つか持たないか・・・』

薫「なんの話ですか?」

『人里に妖怪が再び押し寄せてきて、慧音と妹紅が食い止めてるけど時間の問題って話。』

薫「なっ!それはいつからですか!何故もっと早く・・・」

『いや、実際来たのはほんの数秒前・・・それほどヤバイ数って事だ。』

薫「くっ、行ってきま・・・ぐっ!」

『魔力の生成が完璧でない常態で空を飛ぼうなんて無茶だな。』

薫「でも・・・またあんな事にはしたくないんです!なんとかしても」

『まぁ・・・待て。・・・旭、一分でいいか?』

旭「全然大丈夫だ。」

薫「一分で何をするんですか!早く助けないと!」

『落ち着け・・・そう慌てても事態は改善しないし・・・それに大丈夫だ。ここに幸運がある。』

薫「ふざけないでください!何処に幸運が!」

『俺だよ・・・』


ニヤリ


瞬間、俺は時を止めて人間の里に向かった。


――――――――――――


side薫


あの人は一体なんなんだ・・・いきなりの緊急事態で五分無いにも関わらずあんなに落ち着いて、目の前で消えてしまった・・・


旭「よし・・・行くか。」

薫「え・・・何処へ?」

旭「人間の里だよ。」

薫「もう間に合いませんよ!それに旭さんだってボロボロじゃないですか!」


すると旭さんは終夜さんと同じようにニヤリと笑って


旭「誰が戦うと言った。俺達は見るんだよ・・・楽しいぞ?終夜の妖怪狩りは・・・」


妖怪狩り?


旭「ま、ちょっと走るから、俺の背中に乗れ。」

薫「え、おんぶですか?」

旭「本来ならお姫様抱っこだが、生憎さっきので両腕ともお釈迦だ。」

薫「わ、わかりました・・・」


今日知り合った女性にいきなりおんぶか・・・まぁいいや、面白いものは僕も好きだからね!


薫「じゃあお願いします。」

旭「よし、行くぞ・・・ヤァッ!」


旭さんが一歩踏んだ瞬間・・・異常な圧力が体中を襲った。そして次に加速圧力が顔を襲う!というか速ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!


旭「よし、もうすぐ着くぞー。」


本当に一分きるとは・・・そして人間の里に着いた僕が見たのは・・・妖怪を全員眼光で止めてる終夜さんだった。


『おっ、以外と速いな。』

旭「薫が驚く姿を想像してな。」

『どうやら・・・黒幕もそうみたいだぞ?』


すると、眼光に圧倒されていた筈の妖怪が次々動き出した。


『んー・・・雑魚狩りは縛りがなくちゃな・・・じゃあ、武器縛り!』

旭「温い!追加で能力も縛れ。」

薫「ダメですよ!もし失敗なんかしたら・・・」

『大丈夫だ。攻撃縛りされない限りは、何しても倒せる。』

薫「じゃあ・・・建築物及び村人無傷縛りも追加で。」

『オッケー・・・見てろよ黒幕・・・俺がこの世界にいなくてよかったな!」


瞬間終夜さんの手にはスナイパーライフルが握られていた。


旭「おまっwwちょっwwwwwそれはww」

薫「旭さんなんで笑ってるんですか!それに射程が足りないですよ!」

旭「まぁ見てろってww」

薫「そんな無茶・・・な・・・」


僕は終夜さんの行動に唖然とした。終夜さんは持っているスナイパーライフルで敵を・・・


『ヒャッハァァァァァァァァァァァァァァ!』


空高くカチ上げた。敵はあれよあれよと空に舞い上がる。そして・・・


『打ち上げ花火じゃぁっヒャァァァァァァァァァァ!』


バババババババババババ!


顔を正面に向け、目を瞑ったままでスナイパーライフルを上空に乱射した。弾は正確に敵の頭を打ち砕き、即死させる。


『おっと、無傷縛りだったな・・・死体回収!』


素早く死体を回収し一ヶ所に積み上げる。


薫「なんて速さだ・・・」

旭「薫、一つ間違えたらいけない事がある・・・あいつは正義じゃないからな?」

薫「確かに人里の皆を助けてはくれますが・・・あれは戦闘狂だから?」

旭「微妙に違う。あいつは自分の信念に従い、そして欲望のままに動く・・・例えば、平天狗に休日を与える為だけに天狗の長をフルボッコにして天狗社会を停滞させたり、暇だからと言って月を占領してきたり・・・」

薫「じゃぁ何が違うんです?」

旭「あいつは・・・戦闘狂ではない。戦闘狂は戦いの中で死をも覚悟するが・・・あいつは違う・・・あいつは必ず生きて帰ってくる。どんなに絶望的な状況でも、必ず勝てる策を考えつくんだ。」

薫「ではなんですか?」

旭「あいつは・・・優しき殺戮マシーンだよ。矛盾してるよな。マシーンなのに優しい。」

薫「でも・・・なんかわかります。終夜さんの表情見ると・・・笑ってるんですが、どこにも狂気ははらんでない・・・皆を守れる事を喜びとしている・・・」

旭「あいつの頭は」

薫「読めませんね。」


『次は拳だぁぁぁぁ!』


人間の里に死の風が吹き荒れる。その風にあたった者は肉体を散らす。しかし、その風はけっして害無き物には当たらない。


薫「これが・・・強さ・・・」

旭「そろそろラストで大技決めてくれ。」

『オッケー・・・じゃぁ、縛りは一端外して・・・薫、手伝ってくれ。』

薫「はい!」

『とりあえず、建物に結界だけ付けといて。』

薫「は、はい。」

『よし・・・天候は晴れ!』


進化『生命の頂点』

変身『呪いの石仮面』

模擬・新難題『エイジャの赤石』


その刹那、僕でも気を失いそうな気が溢れてきた。


旭「おいおい・・・黒幕が可哀想だろ・・・泣かす気か?」

『ちょっとばかし脅かしただけだよ。』


香さんが冷や汗流して怯えてるのが容易に想像できます・・・


『それじゃあ俺の最強必殺技!薫、よく見てろよ・・・』


魔砲『アルティメイトデーモンアタッチメント・シルバーナイフキャノン・ラストシューティングレイ』


『略して銀刀砲!ぶちかませぇぇぇぇぇぇ!』


ゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!


なっ・・・当たるどころか、かすってすらいないのに結界にヒビが!


『ふぅ・・・殲滅完了♪』


敵の体は一欠片も残らなかった。無邪気に笑う彼を見て僕は思った。



彼こそ真の悪魔だと。

久々に出したな銀刀砲。

終夜「もっと出してもいいんだぜ?」

出さねーよ、魔理沙並に。

魔理沙「!?」

終夜「次は何すんの?」

未定♪

終夜「死ね♪」


次こそのんびりしたい。ふれんどした(ry

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