そして再び命蓮寺へ
遅れを取り返せ!
『いてて・・・これは能力でもどうにもならないからな・・・』
俺だ、終夜だ。皆さんお気付きの通り、腰痛だ。もうね、昨日はね、激しすぎたからね・・・
『でも、今日は用事があるからな・・・』
そう、今日は命蓮寺にいく予定なのだ。聖姉さんにも話したいことはあるし、何よりも・・・あの時避けるしかなかった奴等を・・・奴等に報いを!
『よし、行くか。』
そして命蓮寺に入ると、まず出迎えてくれたのは・・・
小傘「うらめしや〜!ってウギャァァァァ!」
『こっちの方が恨めしいわ!あの時はよくも・・・』
小傘「ごめんなさい!許してー!」
『まぁ、あの時に仕返ししたし、反省してるから許してあげるけど・・・』
小傘「うぅ・・・怖い〜・・・」
あ、ミスった、怖がらせるつもりはなかったんだけどなぁ・・・
『あぁ〜、ごめんよ、別にとって食おうなんて思っちゃいないよ・・・』
仕方ないので頭を撫でる事にした。
小傘「お兄さんいい人?」
『君がいい子でいればな。』
そして先に進むと・・・
ナズーリン「再び来たな侵入者め!」
『おっ、あの時のネズーだ。』
ナズーリン「私の名前はナズーリンだ!ネズーリンじゃない!」
『生憎、今日は縛りが無いんだ・・・普通に倒すよ?』
俺は向かってくる弾幕を無視してナズーリンの懐に瞬間移動、ナズーリンの背中に手を回して・・・
『地球落とし!』
ナズーリン「キャァァァァァ!」
でも、流石に可哀想なので地面につく前に止めてあげた。俺って優しい。
ナズーリン「くっ、まだまだぁ!」
今度は格闘技に持ち込もうとしたので、背後に回って足技で床に転がし、左手でナズーリンを掴んだまま右手で・・・
ナズーリン「ひゃっ、お前!何処を触って、きゃふっ、止めろ!」
耳と尻尾を重点的に愛撫。十秒続けたら、暴れなくなり、俺にもたれかかってきた。
『俺だってな、こんな事したくはなかったさ。』
ナズーリン「・・・っ!・・・」
最早声も出そうにないナズーリンだが、口だけで「嘘だ」と言っていたのがわかった。
『だから・・・このまま通してくれるよな?』
ナズーリンは快く俺を通してくれた。うん、快く。
『さてと・・・そろそろ急がないと日が暮れ』
鉄拳『問答無用の妖怪拳』
弾符『全弾相殺』
一輪「なっ、まさか反撃してくるとは!」
『今日は借りを返せるんだ・・・覚悟は出来てるな?』
一輪「ひっ・・・」
『来い!』
短剣『アゾットの剣』
『血祭りじゃ!』
剣技その壱『世界の切れ目』
剣技その弐『万物両断狂気乱舞』
剣技その参『時空も歪める太刀筋』
剣技その死『次元斬』
剣技その伍『輪廻の斬撃』
剣技その陸『叩きつける斬撃』
チューンチューンチューンチューンチューンチューン・・・
『よし、スッキリ。』
さて、先に進もう。そして俺が一番会いたかった相手が現れた。
寅丸「貴様、また来たか!今度こそ消し炭にしてやる!」
『誰を・・・消し炭にするって?』
ギロリ
寅丸「ぐっ・・・体の・・・自由が・・・」
『本来なら紅魔館に連れて行き三日掛けて敵意を削ぐところだが・・・俺は生憎忙しい。恐怖で敵意を削いでやる。』
破壊『浮かぶ魔方陣』
『さて、楽しい楽しい・・・お祭りだ♪』
シュゴオォォオォオォォォ・・・
そしてやっとたどり着いた姉さんの部屋。
聖「はい、終夜君お疲れ様。お茶用意したから、ゆっくりしていってね。」
『・・・姉さん、ついに即身仏になったんだね・・・』
聖「・・・今のはイラッときたけど誉め言葉として受け取っとくわ。」
もう・・・俺は聖姉さんが仏にしか見えないよ・・・
聖「はぁ・・・にしても、懐かしいわね。あの頃・・・終夜君が子供の頃を思い出すわ。」
『姉さんが魔界に来て、俺に学問を教えてくれたんだよな。』
聖「学問って言っても、魔界学校では教えてくれない、人間界の知識や、仏教の事よね。」
『でも、姉さんが教えてくれた知識、古すぎだよ・・・なんだよ馬車って、誰だよ諸葛孔明って・・・それに俺、ちょっと前に西行法師の孫にあったぞおい。』
聖「あ、あはは・・・」
『でも、仏教は変わらないな・・・それに姉さんも。元気でいてくれて何よりだ。封印が解けて性格が変わっちまったら、会っても誰だかわからない。』
聖「ふふっ、私は弟の分まで明るく生きなくちゃね・・・」
『妙蓮か・・・あいつは残念だった・・・俺がもう少し・・・あと少し姉さんと会うのが早ければ・・・救えていたはず・・・』
聖「・・・【振り返るな、明日だけ見て生きろ。振り返って首を痛めるよりも、前を向いて歩け。そうすれば、何だって見つかる。】・・・終夜君が私に言った言葉じゃない。それに、妙蓮は自分で死を納得したの。終夜君が悔やむ必要なんて、何一つ無いわ。」
『・・・あの時聖姉さんを励まそうとした時に言った言葉をまんま返されるとは・・・』
聖「過去より今、今を生きたら明日が来る。私も頑張って生きるから、終夜も頑張って。」
『あぁ、精一杯頑張るよ。』
そして俺は命蓮寺から帰ろうとしたのだが・・・
ぬえ「ここであったが百年目!いざ尋常に勝負!」
『飛んで火に入る夏の鵺・・・鵺も鳴かずば撃たれまい・・・』
狂気『デーモン・アイズ』
俺は速攻でぬえを眠らせると、紅魔館に戻り、レミリアに地下室を貸し出してもらった。
ぬえ「うーん・・・え、何この悪夢・・・夢だ!これは夢だ!覚めろ!」
『ところがどっこい!夢じゃありません!現実です、これが現実!』
咲夜「貴方も災難ね・・・こんな悪魔に勝負を挑んだだけで・・・」
ぬえ「とりあえず・・・この拘束を解いていただきたいのですが・・・」
『嫌です。何故なら今からあれを50体召喚するからです。俺の精鋭触手、ヌルヌール君裏一番から裏五十番まで。』
ポンポポポポポ・・・ポン!ウゾゾゾゾゾゾゾ・・・
ぬえ「ちょっ、嫌嫌嫌嫌嫌嫌!これ解いて!」
『ぬえちゃんの初の触手風呂・・・しっかり撮っとけよ射命丸。』
射命丸「はーい!」
咲夜「まだ待て・・・待て・・・よし!」
ゾワワワワワワ!
そしてこの悪夢が終わったのは、咲夜がよしと言ってから五時間後の事でした・・・
終夜「珍しく書くのが速いな西園寺。罰ゲームが終わったからか?」
多分な、書きたいものを書くって気持ち良い!
ぬえ「書きたいものがこれなのかぁぁ!」
イヤァァァァァァァァ!
ぬえ「死を覚悟しろ、西園寺ィィィィ!」
終夜「えー、西園寺がリアル鬼ごっこしてる間に。次話が決まっておりません、何方かアイデアをくらさい。いや、真面目に。お願いします。」
イダダダダダ!噛み付くな!助けて終夜!
終夜「うーん・・・皆さんどうします?助けます?ま、自由ですが。それでは次回もお楽しみにー!」