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東方漆黒記  作者: 西園寺 灯
第一章 漆黒の悪魔
7/106

ファンタジーは、突然に・・・

うーん・・・速すぎる・・・指がいつもの倍動く・・・

咲夜「そう、これが私のスタンド、メイド・ガ・イン・ヘブン!これは私の指定した人の動きを倍速くする!」

な、なんだってー!


『・・・さてと、やっと着いたぞ。』

咲夜「ここから妖気が、それも凄い量します・・・」

『石段が何処までも続いてるな・・・よし、どっちが先に登るか、勝負だ!』

咲夜「負けたら妹様の遊び相手です。」

『・・・妖力100』

咲夜「ちょっ、終夜さん!能力使うの禁止ですよ!」

『うっ、わかったよ・・・』

咲夜「よーい・・・ドン!」


キングクリムゾン!そして一時間後・・・


『はぁ、はぁ・・・』

咲夜「ふぅ、ふぅ・・・」


こんな感じで、バテていた。そりゃそうだ。なんてったって50000段目だぞ?キリがない・・・


???「よく来ましたね!」

咲夜「ここで敵とか・・・」

『仕方ない、戦うか・・・』

???「私の名前は魂魄妖夢!いざ、尋常にっ!?」


・・・妖夢が石段を踏み外した。妖夢はふらついたまま咲夜の方に突っ込んでいく。


『危ない!』


ドシーン


・・・う、うーん。なんとか怪我はしてないな・・・あれ?俺こんなメイドっぽい、いやメイドそのものの服なんか着てたか?それになんか胸に違和感が・・・あ、なんか付いてた。いいや、外しちゃえ。・・・おかしい。俺が目の前に転がっている・・・試しに石に触れて投げてみる。曲がれ!・・・曲がらない。まさか・・・時よ止まれ!


幻世『ザ・ワールド』


・・・できちゃったよ。つまり、つまりつまりつまり!俺は咲夜になった。


『大変だぁぁぁぁぁ!』

咲夜「ふぇっ!?いきなりどうしたんで・・・なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁ!」

妖夢「うーん・・・はっ!私としたことが・・・うわぁぁぁ!!」

そして、ひとしきり叫んだ後、俺達は座って話をしている。


『状況を確認しよう、まず、俺の体に入ってるのが?』

妖夢「はい・・・なんか余計なのが付いてて、邪魔です。切って良いですか?」

『ヤメテクダサイオネガイシマス』


俺の息子が切られかけた・・・咲夜さんなんで赤くなってんの?


『次、妖夢の体に入ってるのが?』

咲夜「はい。私より胸が大きくて、腹が立ちました。」

『断じて切り落とすなよ。んで、咲夜の体に入ってるのが俺と。咲夜さん、これナーニ?』

咲夜「!?・・・PADです・・・」

妖夢「・・・・・」

『・・・大丈夫、無い方が俺は好き。』

咲夜「終夜さーん!」

妖夢「で、どうするんですか?」

『うーん・・・もう一回転んでみるか・・・』


結界・・・変わらず。


『畜生めー!』

咲夜「閣下、落ち着いて!」

妖夢「仕方ありません、幽々子様に相談してみます。どうぞ此方へ。」


そう言うと妖夢は石段を上がっていった。


『俺らも行くか。』

咲夜「はい。」


そして暫く石段を昇ると、門が見えて来た。


咲夜「あ、門だ!やっと着いた・・・」

『うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!』

咲夜「はっ!まさか・・・」

『よしっ、俺の勝ちだぁぁ!』

咲夜「・・・・・」


そう、俺はこの時を待っていた!咲夜が油断して勝負の事を忘れたこの瞬間を!


『咲夜さん、妹様の遊び相手、頑張って・・・?』


咲夜は腕を組み、立ち上がると、ニヤリと笑った。


『・・・なんだその余裕な顔は。お前は負けたんだぞ?』

咲夜「負けた?負けただって?いいか、こうやって腕を組んで目を閉じる笑いは、勝利の笑いだぜ。終夜さん、貴方の敗因は、その体に慣れてしまった事だ。」

『はっ!ま、まさか・・・』

咲夜「そう、その通りだよ!私の体でゴールした事は、私がゴールしたという事になるのだ!」

『そ、そんなぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

咲夜「やった!初めて終夜さんに勝った!」

妖夢「・・・着きましたよ、ここが白玉楼です。」


妖夢が半ば呆れているが、気にせず落ち込む。フランの相手は疲れるのだ・・・


咲夜「終夜さん、あれを見てください!」

『・・・どうやら、事態は思ったより深刻なようだな・・・』


春が、大きな桜に吸い込まれていく。桜の花は今にも咲きそうだが、俺は直感で理解した。この桜を咲かせたら、幻想郷は終末を迎えてしまう!


『ふざけてる場合じゃ無かったか・・・解除。』


俺がそう唱えると、三人の魂が元に戻った。確かに三人の魂が入れ替わったのは奇跡だが、実は元に戻せたのだ。


咲夜「まったく、私が解除してって言っても解除しなかったのに・・・」

『まぁまぁ。さてと、この異変は霊夢に任せたいけど、いないからなー。』

霊夢「呼んだ?」

『うわぁぁぁ!』

魔理沙「私もいるぜ!」

咲夜「お前は呼んでない。」


咲夜さん、魔理沙を振りかぶって、投げたー!魔理沙はまっすぐ桜の幹に向かい・・・当たった!あ、折れた・・・


幽々子「貴方達、よく来たわね、でも私の弾幕は美し・・・なんでみんな逃げるの?妖夢もなんで?」

『教えてやるよ!う・し・ろ!』

幽々子「後ろ?・・・うわぁぁぁ!」


ズシーン


霊夢「咲夜ァ・・・」

咲夜「・・・ごめんなさい。」

『咲夜は悪くないよ、悪いのは魔理沙だよ。』

霊夢「・・・それもそうね。咲夜、ナイスプレーよ。」

咲夜「ありがとうございます!」

幽々子「西行妖折るとか、人間の技じゃねぇ・・・」

咲夜「人間辞めましたから。」

幽々子「でも、私の友人が貴方達を許さないから・・・」


ガクッ


霊夢「そういえば、あのスキマ、何処にいるのかしら・・・」

『皆、俺から離れろ!』


全員が驚いた表情で俺から離れた瞬間、俺の真下にスキマが開かれた。落ちて行く俺の耳に、咲夜の悲鳴が聞こえた。


『・・・で、用事はなんだ?ま、わかってるけど。』

紫「貴方は、私の式と友を傷付けた。これは万死に値する。」『万死か・・・フフッ』

紫「何がおかしい!」

『たった一万回死ねば良いのか?たった一万回?アッハハハハハハハ!』

紫「・・・・・」

『俺はその何万倍も殺されてんだよ、ずっと昔から。だから、死ぬことは怖くない。死を恐れる妖怪なんぞ、敵じゃないんだよ。』

紫「黙れ!貴様には私の苦しみが理解できまい!」

『そんなの理解したくもないね。』紫「ぶっ殺す!」

『今、ぶっ殺すと言ったな!面白いッ!妖力バースト、妖力5000!』


俺には3つの姿がある。1つ目はいつもの平常な人間体。

2つ目はよく見せる悪魔の姿。これは妖力によって少し変化する。

そして3つ目・・・これは、人間とも悪魔とも離れた、人知を超える生命体になる。


進化『生命の頂点』


そう、生き物の中で最強になる。


『貴様は今から生物最強と戦える。その事を深く心に刻みつけておけ・・・』

紫「うおぉぉぉぉ!」


なんかノリで書けたけど、終夜がカ●ズになったよ・・・

終夜「西園寺!見てくれ!手からリスが出るぞ!」

咲夜「可愛い〜♪」

終夜「そんな咲夜さんはもっと可愛いよ♪」

咲夜「キャーッ!」

はぁ、何やってんだか。あ、霊夢と魔理沙は?

終夜「・・・お仕置きして、家に帰した。」

あの短時間でか・・・何したの?

終夜「・・・聞かない方が良いよ。」

咲夜「きっとアーーッ!ですよ。」

終夜「違うよ?霊夢と魔理沙は女の子だし、俺モーホーじゃないから。」

そもそも俺がモーホー嫌い。

咲夜「やらないk((ry」

おい、やめろ。

終夜「まぁ、傷はつけてない。」

気になるな・・・まぁ、どうせ次回復活するだろ。


終夜「今回は俺が次回予告でボケるぜ!」

いや、言っちゃダメだよ!

終夜「次回、咲夜死す。」

しかも天丼!お前、俺の指をよくも!

咲夜「あぁ、そういえばそんなモットーありましたね。」

終夜「真面目にやるよ。来週のサn((ry」

オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!

咲夜「終夜さーん!」

まったく・・・えー、次回は最終決戦、異変解決、宴の3つでお送りするよ!


咲夜「それでは次回もお楽しみに。海賊王に、俺はなる!」

終夜「やめなさい!」

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