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東方漆黒記  作者: 西園寺 灯
第一章 漆黒の悪魔
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悪運の来襲〜英雄の帰還〜

主役帰還!

咲夜「鳩さん!後は何をすれば?」

鳩「因果を出して、それを一ヶ所に積み上げます!」

咲夜「了解!うぉぉぉ!」


そして私達は急いで因果を外に積み上げた。


咲夜「これで準備は万端です!」




???「そうはさせないよ・・・」

鳩「やはり貴方ですか・・・全能神ゼウス!」

ゼウス「いわば僕がラスボス、さぁ戦いだ!」


私達はどうやっても戦う運命にあるらしい。


鳩「咲夜さん、貴方は戦ってはいけない!」

咲夜「え・・・何故!」

鳩「貴方が最後の希望だと私は言ったはず!」

咲夜「じゃあ私は何をすれば!」

鳩「簡単です、でっかい槍を思い浮かべてください!早く!ぐぉぉぉぉぉぉぉぉ!」


鳩がゼウスに向かって走り出した。すると、お嬢様達も走り出した。そして最後にべリアルが飛んでいった。


ゼウス「愚かな事だ・・・」


天罰『裁きの惑星』


瞬間、辺りが暗くなった。


べリアル「おいおい、マジかよ・・・最近の神って、月まで落とせんの!」

鳩「上から来るぞ、気を付けろ!」

レミリア「あらあら、私達の強さを見くびってるようね・・・」

フラン「・・・見えた!」

咲夜「妹様、ファイト!」

フラン「キュッとして・・・ドカーン!」


バキッバキバキ・・・ドガッ!ズドドーン・・・


レミリア「私にはフランが壊せる運命が見えてたわよ。」

フラン「えへへ、御姉様もっと誉めて〜♪」


なんとも気楽なメンバーである。


ゼウス「おぉ、やるね・・・じゃあこれはどうだ!」


天罰『裁きの雨』


鳩「こんどは・・・溶岩の雨!?」

レミリア「不味いわ・・・私達雨は苦手なのよ!」

べリアル「さっきの恩返し!」


削除『強制的天候快晴変化』


すると、溶岩の降り始めた空は一瞬で快晴になった。


ゼウス「おぉ・・・少し本気をだそう。・・・魔力解放!」


ゼウスが魔力を解放している時、私は槍のイメージで苦戦していた。槍を持ったことが無いからだ。そして私はある疑問をもった。


咲夜「鳩さん!」

鳩「なんですか!」

咲夜「これって投げられる物ならなんでもいいですか!」

鳩「構いませんが・・・槍より飛ぶものって!」

咲夜「私の得意武器です!」


そして私はあれをイメージした・・・終夜に渡した・・・銀のナイフを。


ゼウス「ふぅ・・・邪魔だよ。」


ゼウスの体が光ると、鳩が倒れていた。その背中には、ぽっかりと穴が空いている。


べリアル「削り取ってやる!」

ゼウス「遅いよ。」


ガシッ・・・ボキッ


べリアル「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

ゼウス「君の能力には、弱点がある。それは大振りなモーションが必要なこと。腕を大きく振らなくてはいけないなんて、腕を折られたら出せなくなるよね・・・つまりゴミ!」

べリアル「ゴブッ!」


ゼウスはべリアルを蹴飛ばした。


レミリア「くっ、行くわよフラン!」

ゼウス「おっと・・・貴方達はやめたほうがいいんじゃない?次は石像じゃすまないよ?」

レミリア「うるさい!執事もメイドも助けられずに、そんな主人でいられるか!」


神槍『グングニル』


ゼウス「ふーん・・・オーディン君の真似っこか・・・いいよ、打ち返してあげる。来な、僕の神器!」


神器『ダグザの棍棒』


ゼウス「よーし・・・やっ!」


ガンッ


ゼウスは落ちてきた神器を掴みすぐさまグングニルを殴り飛ばした。グングニルは真逆の方向に倍のスピードで飛んでいった


レミリア「ふっ・・・この展開、残念ながら読んでいたのよ!」


ブンブンブンッ


お嬢様が飛んでくるグングニルを持ち、そのスピードのまま回転して投げ返した。


ゼウス「なっ、何それ!まったく・・・これを僕に使わせるなんて。・・・神器!」

レミリア「なっ、二つ目の神器ですって!」


神器『ナーゲルリング』


ゼウスが手にしたのは・・・剣。


レミリア「剣で槍が切れるか!」

ゼウス「それが!」


ジャキン!


ゼウス「・・・切れちゃうんだよね。」


まさか剣で槍が真っ二つに切れるなんて、誰も予想していなかっただろう。


ゼウス「はい、残念♪」


ドガガガガッ


その一瞬の油断が命取りだった。近づいていたゼウスに気づかず、お嬢様達はたちまち吹き飛ばされてしまった。





しかし。




咲夜「皆、ありがとう・・・これが私の因果のナイフだ!」

鳩「咲夜さん、後はそれを門に向かって投げるだけです!」


門とは、あの空の門だ。多分その向こうに彼がいる。


咲夜「終夜・・・はぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


ブンッ







――――――――――――


side終夜


『・・・ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』


もう光は全てエネルギーに変えられて、辺りは闇と化していた。そして今、確かに聞こえたのだ。


咲夜「終夜・・・」


咲夜が呼んでいる・・・そして向こう側でとんでもないパワーが飛んでくるのを、俺は感じていた。


『くる・・・3・・・2・・・1・・・』









今だ!










爆音










咲夜「・・・おかえりなさい。」

『ただいま。』


やっと・・・私の中の世界が回り始めた・・・


ゼウス「ちっ、もう一度、消し飛びやがれ!」


そう言ってゼウスは魔力を飛ばしてきた。


『同じ技は俺には通用しない。』


弾膜『タッチ・ザ・ハンド』


『初心に戻って、お前を倒す!』

ゼウス「ちっ、ならば剣で消し飛ばしてくれる!」

『いいだろう・・・俺は今、最高に腹がたっているんだ・・・』

ゼウス「・・・ヤァッ!」

『・・・・・・ッ!』


ガキンズバシュッ


ゼウス「バカな・・・」


ゼウスが真っ二つになった。しかしその一瞬を私は見ていた。終夜はゼウスの剣を横から叩き、すかさず剣の持ち手ごと切り裂いたのだ。やっぱり終夜はこうじゃないとね・・・


『さてと・・・あの門を閉じてこなくちゃな・・・』


終夜がそう言うのは知っていた。だから、私はとっておきを用意していた。


咲夜「べリアルちゃん、また天気をまた晴れにできる?」

べリアル「お安いご用でい!」


削除『強制天候快晴変化』


咲夜「終夜、これ。」

『これは・・・いや、これなら!・・・行くぜ、スペルカード!』



進化『生命の頂点』

変身『呪いの石仮面』


このスペルは、一定条件でしか効果を発揮しない。


1、進化『生命の頂点』を使っている。














2、太陽の光、またはそれと類似したものがある。












咲夜「輝夜さんから預かったスペルカード!」






3、相手のスペカに鉱石が出せるスペカがあること。



新難題『エイジャの赤石』














『これが俺の・・・いや、皆の』










【超】究極生命体だ!

終夜「たっだいまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

咲夜「おっかえりぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」

終夜「寂しかったよ〜・・・」

咲夜「次回からは少しほのぼのが入りますから、その時に甘えてください。」


いやー、長かった異変も次回で最後ですね・・・


終夜「主役がいない期間が長すぎて、みんな心配してたぜ?」


うんうん・・・まぁ次回からは二、三話ほのぼのにします。

それでは次回もお楽しみにー!


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