悪運の来襲〜加速する展開〜
頑張ってみました。
side咲夜
咲夜「・・・ふぅ、これで残るは地霊殿と天界、それに花畑と永遠亭の三つかしら。」
鳩「いえ、残るは永遠亭のみです。私が天界、花畑、博霊神社、魔法の森、地霊殿の因果を回収しておきましたので。」
咲夜「道理でいなかったわけね。まったく、レディを一人にするなんて失礼するわ。」
鳩「すみません、二手に別れたほうが効率が良いので・・・」
咲夜「まぁいいけど・・・それと、さっきから気になっていたあれ。」
私はそう言って空にある黒い塊を指差す。
咲夜「あれは何?」
鳩「扉です。神の世界とこちらの世界の。」
咲夜「つまり、あれが開ききったらゲームオーバーって事ね?」
鳩「コンティニューはできませんが。」
咲夜「わかったわ、急ぎましょう!」
そして私達が永遠亭に向かうと、そこには妖怪はいなかった。
が
てゐ、鈴仙、永淋、輝夜が全員ボロボロで倒れ、永遠亭もグシャグシャに潰れていた。
咲夜「皆さん!?大丈夫ですか!?」
永淋「うっ・・・ゴホッ、咲夜?」
咲夜「永淋さん!一体何があったんですか!?」
永淋「どうやら・・・ゴホッ、私達が戦う相手は・・・かなりヤバイようね・・・」
咲夜「それってどういう・・・」
永淋「鈴仙の狂気も、輝夜の永遠も、まったく効かなかった・・・」
咲夜「なっ・・・」
するとそれを聞いた鳩が話始めた。
鳩「なるほど、もうそこまで来ましたか・・・」
咲夜「鳩さん、そいつは誰?」
鳩「多分・・・イザナミ軍の幹部・・・【オオクニヌシ】でしょう。奴の能力ならそれも考えられます。」
オオクニヌシという名前は聞いたことがある。たしか【古事記】と呼ばれる書物に載っていた神だ。確かそれにイザナミも載っていた。
咲夜「で、そいつの能力って?」
鳩「・・・それは本人の口から言ってくれると思いますよ・・・」
オオクニヌシ「まぁ、そうだな。こっちだけ相手の能力を把握していちゃぁ不公平だ。」
咲夜「っ!?」
そう、そいつはいつの間にか永遠亭の瓦礫の上に座っていた。
オオクニヌシ「で、どうする。戦うかぁ?」
咲夜「じゃあまずは・・・能力を教えてくれないかしら?」
オオクニヌシ「いいぜ、ただ、驚き過ぎて腰抜かすなよ?俺様の能力は【他からの干渉を受けない程度の能力】だ。」
咲夜「・・・・・」
鳩「・・・・・」
咲夜「うげぇ!」
オオクニヌシ「・・・は?」
咲夜「やだやだ、私の苦手なタイプじゃない!鳩さんタッチー。」
鳩「はいはい、わかりましたよ・・・」
オオクニヌシ「・・・神を愚弄するのかぁぁぁ!」
咲夜「・・・ではあえてこう言わせてもらう・・・」
《神が我らに逆らうなら、我らが神になって貴様等を滅ぼす!》
オオクニヌシ「ほざけ!いいだろう、かかってこい!」
鳩「私の戦闘はあまり見せたくないのですが・・・」
鳩は上着のポケットから瓶を取りだし、中から錠剤を出すと、五粒まとめて噛み砕いた。
鳩「・・・ぐっ・・・ぐぉぁぇぅぉぃぁぁぁ!」
鳩が突然苦しみだしたと思うと、背中が盛り上がり、真っ黒な翼が生えてきた。
鳩「・・・三分だ。三分で片をつけてやる。」
オオクニヌシ「上等だ・・・神器!」
オオクニヌシがそう叫ぶと、天の扉から何かが降ってきた。
オオクニヌシ「これは・・・神だけが持つ【神器・神度剣】だ。」
鳩「そうかい・・・しっ!」
瞬間、鳩の体が歪んだ様に私は見えた。しかし次の瞬間、鳩の体は消えていた。
オオクニヌシ「・・・ぐ」
咲夜「?・・・まさか!」
オオクニヌシ「ぐぇぉ£▽℃¢○∽♭¶‡¢!」
オオクニヌシの体が内部から吹き飛び、そこには血塗れの鳩が立っていた。
鳩「ふぅ・・・お食事中の皆様、大変お見苦しいところを見せてしまい、誠に申し訳ございませんでした。後咲夜様、ビニール袋にございます。」
咲夜「あ、ありがとうぇぇぇぇ!」
そしてすっきりした頃。
鳩「さて、そろそろいきますよ?」
咲夜「はぅ・・・いまだに気持ち悪いわ・・・」
鳩「だから見ないほうがいいって言ったのに・・・」
咲夜「あ、後、鳩さんって戦闘中の口調は変わるんですね。」
鳩「・・・・・」
咲夜「鳩さん?」
すると鳩は突然頭を抱え、しゃがみこんだ。
鳩「それは言わないでくださいよぉ・・・」
咲夜「あ、やっぱり気にする?」
鳩「そりゃぁそうですよ!だって私は執事キャラで通してるのに、あんなオラオラキャラ見せたら、台無しじゃないですか!」
咲夜「貴方って以外とキャラ気にするのね・・・」
そんな事を話ながら私達は紅魔館に戻ろうとしたら
鳩「・・・あっ!」
咲夜「ん、どうしたの?」
鳩「冥界を忘れていました・・・」
咲夜「・・・まだ続くのぉ!」
鳩「すみません・・・」
咲夜「もう先に戻ってていい?」
鳩「ダメです。」
咲夜「そんな・・・」
そして私達が冥界に向かうと、そこは地獄絵図と化していた。いや、もう地獄だった。小町と映姫は既に倒れていた。
咲夜「うわっ・・・どんだけいるのよ・・・」
鳩「五万・・・いや、七万いますね。」
咲夜「なっ・・・」
七万。それは途方に暮れるには十分な数だった。
咲夜「やるしかないのね・・・」
鳩「とりあえず時間はまだあります。」
咲夜「締まっていくよ!」
鳩「了解です!」
〜〜〜〜三時間後〜〜〜〜
咲夜「はぁ・・・はぁ・・・」
鳩「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」
妖怪達は一向に減る気配を見せない。むしろ増えてる気がする。
咲夜「くっ、これじゃあ間に合わない!」
鳩「こんなところで・・・」
刹那
鋭い閃光ととんでもない妖力が辺りに満ちた。
???「おいお前ら!こんな屑も瞬殺できねぇとは、悪魔失格だぞ?」
咲夜「あ・・・貴方は!」
そこに居たのは、彼のライバルで、絶対に協力する筈のなかった奴・・・
ルシフェル「大先輩の俺様が、悪魔のなんたるかをみっちり教えてやる!」
十三使徒最強、ルシフェルだった。
咲夜「ふーん、頑張って早めに投稿したのね・・・」
ね?頑張ったでしょ?ね?
咲夜「まぁ・・・タマは勘弁してあげるわよ。」
あーよかった。もう駄目かと思ったわー
咲夜「でも、●●さんから電動ドリル貰ってるからな〜・・・」
・・・え?
咲夜「使わないとな〜」
えぇぇぇぇぇぇぇ!
咲夜「えーと、スイッチは・・・ここか」
ウィィィィィィィン!
いや・・・ちょっと・・・
咲夜「痛みは一瞬だ。」
にゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!
終夜「はっ!・・・夢か・・・」