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東方漆黒記  作者: 西園寺 灯
第一章 漆黒の悪魔
58/106

悪運の来襲〜加速する展開〜

頑張ってみました。

side咲夜


咲夜「・・・ふぅ、これで残るは地霊殿と天界、それに花畑と永遠亭の三つかしら。」

鳩「いえ、残るは永遠亭のみです。私が天界、花畑、博霊神社、魔法の森、地霊殿の因果を回収しておきましたので。」

咲夜「道理でいなかったわけね。まったく、レディを一人にするなんて失礼するわ。」

鳩「すみません、二手に別れたほうが効率が良いので・・・」

咲夜「まぁいいけど・・・それと、さっきから気になっていたあれ。」


私はそう言って空にある黒い塊を指差す。


咲夜「あれは何?」

鳩「扉です。神の世界とこちらの世界の。」

咲夜「つまり、あれが開ききったらゲームオーバーって事ね?」

鳩「コンティニューはできませんが。」

咲夜「わかったわ、急ぎましょう!」


そして私達が永遠亭に向かうと、そこには妖怪はいなかった。





てゐ、鈴仙、永淋、輝夜が全員ボロボロで倒れ、永遠亭もグシャグシャに潰れていた。


咲夜「皆さん!?大丈夫ですか!?」

永淋「うっ・・・ゴホッ、咲夜?」

咲夜「永淋さん!一体何があったんですか!?」

永淋「どうやら・・・ゴホッ、私達が戦う相手は・・・かなりヤバイようね・・・」

咲夜「それってどういう・・・」

永淋「鈴仙の狂気も、輝夜の永遠も、まったく効かなかった・・・」

咲夜「なっ・・・」


するとそれを聞いた鳩が話始めた。


鳩「なるほど、もうそこまで来ましたか・・・」

咲夜「鳩さん、そいつは誰?」

鳩「多分・・・イザナミ軍の幹部・・・【オオクニヌシ】でしょう。奴の能力ならそれも考えられます。」


オオクニヌシという名前は聞いたことがある。たしか【古事記】と呼ばれる書物に載っていた神だ。確かそれにイザナミも載っていた。


咲夜「で、そいつの能力って?」

鳩「・・・それは本人の口から言ってくれると思いますよ・・・」

オオクニヌシ「まぁ、そうだな。こっちだけ相手の能力を把握していちゃぁ不公平だ。」

咲夜「っ!?」


そう、そいつはいつの間にか永遠亭の瓦礫の上に座っていた。


オオクニヌシ「で、どうする。戦うかぁ?」

咲夜「じゃあまずは・・・能力を教えてくれないかしら?」

オオクニヌシ「いいぜ、ただ、驚き過ぎて腰抜かすなよ?俺様の能力は【他からの干渉を受けない程度の能力】だ。」

咲夜「・・・・・」

鳩「・・・・・」






咲夜「うげぇ!」

オオクニヌシ「・・・は?」

咲夜「やだやだ、私の苦手なタイプじゃない!鳩さんタッチー。」

鳩「はいはい、わかりましたよ・・・」

オオクニヌシ「・・・神を愚弄するのかぁぁぁ!」

咲夜「・・・ではあえてこう言わせてもらう・・・」





《神が我らに逆らうなら、我らが神になって貴様等を滅ぼす!》





オオクニヌシ「ほざけ!いいだろう、かかってこい!」

鳩「私の戦闘はあまり見せたくないのですが・・・」


鳩は上着のポケットから瓶を取りだし、中から錠剤を出すと、五粒まとめて噛み砕いた。


鳩「・・・ぐっ・・・ぐぉぁぇぅぉぃぁぁぁ!」


鳩が突然苦しみだしたと思うと、背中が盛り上がり、真っ黒な翼が生えてきた。


鳩「・・・三分だ。三分で片をつけてやる。」

オオクニヌシ「上等だ・・・神器!」


オオクニヌシがそう叫ぶと、天の扉から何かが降ってきた。


オオクニヌシ「これは・・・神だけが持つ【神器・神度剣】だ。」

鳩「そうかい・・・しっ!」


瞬間、鳩の体が歪んだ様に私は見えた。しかし次の瞬間、鳩の体は消えていた。


オオクニヌシ「・・・ぐ」

咲夜「?・・・まさか!」

オオクニヌシ「ぐぇぉ£▽℃¢○∽♭¶‡¢!」


オオクニヌシの体が内部から吹き飛び、そこには血塗れの鳩が立っていた。


鳩「ふぅ・・・お食事中の皆様、大変お見苦しいところを見せてしまい、誠に申し訳ございませんでした。後咲夜様、ビニール袋にございます。」

咲夜「あ、ありがとうぇぇぇぇ!」


そしてすっきりした頃。


鳩「さて、そろそろいきますよ?」

咲夜「はぅ・・・いまだに気持ち悪いわ・・・」

鳩「だから見ないほうがいいって言ったのに・・・」

咲夜「あ、後、鳩さんって戦闘中の口調は変わるんですね。」

鳩「・・・・・」

咲夜「鳩さん?」


すると鳩は突然頭を抱え、しゃがみこんだ。


鳩「それは言わないでくださいよぉ・・・」

咲夜「あ、やっぱり気にする?」

鳩「そりゃぁそうですよ!だって私は執事キャラで通してるのに、あんなオラオラキャラ見せたら、台無しじゃないですか!」

咲夜「貴方って以外とキャラ気にするのね・・・」


そんな事を話ながら私達は紅魔館に戻ろうとしたら


鳩「・・・あっ!」

咲夜「ん、どうしたの?」

鳩「冥界を忘れていました・・・」

咲夜「・・・まだ続くのぉ!」

鳩「すみません・・・」

咲夜「もう先に戻ってていい?」

鳩「ダメです。」

咲夜「そんな・・・」


そして私達が冥界に向かうと、そこは地獄絵図と化していた。いや、もう地獄だった。小町と映姫は既に倒れていた。


咲夜「うわっ・・・どんだけいるのよ・・・」

鳩「五万・・・いや、七万いますね。」

咲夜「なっ・・・」


七万。それは途方に暮れるには十分な数だった。


咲夜「やるしかないのね・・・」

鳩「とりあえず時間はまだあります。」

咲夜「締まっていくよ!」

鳩「了解です!」







〜〜〜〜三時間後〜〜〜〜


咲夜「はぁ・・・はぁ・・・」

鳩「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」


妖怪達は一向に減る気配を見せない。むしろ増えてる気がする。


咲夜「くっ、これじゃあ間に合わない!」

鳩「こんなところで・・・」







刹那







鋭い閃光ととんでもない妖力が辺りに満ちた。


???「おいお前ら!こんな屑も瞬殺できねぇとは、悪魔失格だぞ?」

咲夜「あ・・・貴方は!」

そこに居たのは、彼のライバルで、絶対に協力する筈のなかった奴・・・





ルシフェル「大先輩の俺様が、悪魔のなんたるかをみっちり教えてやる!」



十三使徒最強、ルシフェルだった。

咲夜「ふーん、頑張って早めに投稿したのね・・・」

ね?頑張ったでしょ?ね?

咲夜「まぁ・・・タマは勘弁してあげるわよ。」

あーよかった。もう駄目かと思ったわー

咲夜「でも、●●さんから電動ドリル貰ってるからな〜・・・」

・・・え?

咲夜「使わないとな〜」

えぇぇぇぇぇぇぇ!

咲夜「えーと、スイッチは・・・ここか」

ウィィィィィィィン!

いや・・・ちょっと・・・

咲夜「痛みは一瞬だ。」

にゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!









終夜「はっ!・・・夢か・・・」

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