悪運の来襲〜一人の戦い〜
すみません!大変遅れました!
side咲夜
人間の里を後にした私達は、白玉楼に行った。階段の前には総勢五百の妖怪がいて、妖夢が苦戦していた。
咲夜「・・・妖夢。」
妖夢「あ、咲夜さん!」
咲夜「・・・『たった五百の兵に苦戦しててどうする。』って彼なら言ってるわよ。」
妖夢「うっ、すみません・・・」
咲夜「『謝るくらいなら行動に移せ』とも言いそうだけどね。」
妖夢「ふふっ、そうですね。咲夜さん、パス!」
そう言って妖夢は私に刀を投げた。あぁ、あの技ね、了解。私は妖夢にナイフを投げ返した。
妖夢「いきますよ・・・ハァァァァ!」
咲夜「ふぅ・・・ヤァァ!」
妖夢は私のナイフを使って回転切りをしている。本来回転切りなら長い武器の方がリーチが大きく有利だが妖夢は斬撃を飛ばすことが出来るので、刀を掴まれないナイフを使うのだ。
ちなみに私は妖夢が渡した刀を持つと、素早く片手で刀を支えながら突きの構えをする。そして妖怪がいる場所に向かって剣を突き出す。すると妖怪は皆上半身が空に舞う。
数分もたたずに辺りは静かになった。
妖夢「あぁー、服が真っ赤に・・・洗濯が・・・」
咲夜「もういっそ赤いメイド服を作ろうかしら。」
妖夢「この異変が終わる頃にはできてますよ、深紅のメイド服。」
そして私は幽々子から西行妖の枝をもらい、妖怪の山に向かった。
咲夜「うわ、ここの方が、多いわね・・・文、大丈夫?」
射命丸「え、えぇ、大丈夫ですよ、これくらい。」
咲夜「倒れた部下を庇って爪が深々と肩に食い込んでる奴の言う台詞じゃないわね。」
射命丸「天狗は・・・しぶといですから・・・っ!」
咲夜「はぁ・・・『無理すんな、辛いときは頼るのも大事だぜ?』」
射命丸「その口調、終夜さんの・・・」
咲夜「前に私が妖怪を退治しようとして返り討ちにあった時、終夜がこう言ってたの。私に任せなさい。」
私はナイフを構えると、口にナイフを挟んだ。終夜が教えてくれた奥義。
咲夜「時よ・・・加速しろ!」
私は自分の時だけ加速することにより、高速移動を開始する。まず両手のナイフで粗方の妖怪を切り刻み、そして飛び上がった。
咲夜「行くぜ、私の格闘奥義!」
不可視『銀脚刃流星』
私は口に含んでいたナイフを空中で投げると、柄の部分に足を着け、一気に急降下をした。そして妖怪の群れに飛び蹴りを喰らわせた。
射命丸「この技は終夜さんの不視『光脚一閃』の真似ですか?」
咲夜「真似じゃないわ、アレンジよ。私の愛武器、ナイフを足に着けて蹴るから、同じ蹴り技でも、私の方が強いわ。こつは体全体を鋭利な刃物にイメージすることね。」
そして私は妖怪の山で因果を一通り集めると、こんどは竹林に行くと、妹紅が妖怪に火を放っていた。
妹紅「ちっ、雑魚がぁ!邪魔なんだよ!」
そう言いつつも数で押されて中々苦戦している。すると妹紅が私に気づいた。
妹紅「おぉ、いいところに来た!ちょっと手伝ってくれ!」
咲夜「はいはい・・・はっ!」
そして私は素早く飛んで突っ込んでいった。
妹紅「・・・え?」
妹紅の方に。
妹紅「お、おい!お前は正気か!?」
咲夜「ごめん!わかって!」
妹紅「・・・いや、わかれるかよ!くそっ!」
咲夜「はぁぁぁぁぁぁ!」
妹紅「・・・やぁっ!」
瞬間、妖怪が皆吹き飛んだ。
妹紅「はぁ・・・お前何者だ・・・絶対人間じゃねぇよ・・・」
咲夜「人間を辞めたことのある只のメイドですよ。」
妹紅「はぁ・・・まず私に向かって突っ込んでいった時にはびびったよ・・・」
私は妹紅の目の前で素早く一回転し、妹紅が私に向かって裏拳をする。それを足で上手く受け、スピードを加速させて飛び回ったのだ。幸い竹林だったので竹をしならせてさらに加速できたから良かった。しかしこの技はパートナーとの息が合わなくてはいけないため、失敗しやすい。
咲夜「それで、永遠亭に案内して頂戴?」
妹紅「了解、早くいかねえと輝夜が誰かに倒されちまう!」
・・・見て、終夜。私、頑張ってるよ?
あの・・・咲夜さん?なんでそんなオコなんですか?
咲夜「・・・一週間以上更新をせず、あまつさえ出来上がった物がこれですか・・・」
いや・・・反省してるしちゃんと理由も用意してるんだよ?
咲夜「ほぅ・・・言ってみなさい。」
えー・・・夏休みと思いきや初日から講習が始まり空き時間には部活が入り家に帰るも部活の準備と講習の復習で手間取って疲れて寝てしまう毎日が続きまくったのです。
咲夜「ふーん・・・ま、そんな言い訳に興味はありません。終夜、万力だして。」
終夜「はいよ。」
え、ちょっとその万力何に使うのまさか僕の指を潰す気!?
咲夜「指なんか潰さないわよ、更新が遅れるから。そうね・・・タマ半分潰そうかしら。」
終夜「・・・」サッ
咲夜さん落ち着いて!そんな事したら私死んじゃう!そして終夜も想像して青ざめるくらいなら助けて!
咲夜「・・・もうしない?」
うんうんうん。
咲夜「・・・わかりました。」
はぁ・・・疲れた。