執事とメイド
どうだろう・・・上手くイチャイチャ出来たかな?
・・・最近、咲夜が不機嫌である。
『あの・・・咲夜?』
咲夜「なんですか?終夜。」
うわ、かなり機嫌悪いな・・・
『あの・・・何故にそんな機嫌が悪いのでしょうか・・・』
咲夜「別に機嫌なんて悪くないですよ?別に《終夜が構ってくれなくて拗ねてる》訳じゃありませんし?」
あ・・・そういうことだったのか・・・最近俺は、執事の仕事に加え、人間の里の発展行事の考案と設備整理、さらに結界の修繕、挙げ句の果てには寺子屋の先生など、仕事が山積みになっていたのだ。やっぱり俺って彼氏失格だな・・・
『あの・・・咲夜?』
咲夜「・・・なんですか?」
『掃除終わったら、俺の部屋に来て?』
咲夜「・・・わかりました。」
そして掃除が終わり、俺の部屋。
咲夜「失礼します。」
『お、来たね。』
咲夜「で、どうしたんですか?」
俺は読んでいた本を置き、咲夜に近づいて、そっと抱き寄せた。
『ゴメンな、最近構ってあげなくて。』
咲夜「・・・寂しかったんですよ?」
『ゴメンな・・・最近仕事が山積みだったから・・・だから今日は一日構ってあげるから。』
咲夜「約束ですよ?」
『おう。』
咲夜「よーし、じゃあ甘えに甘えますよ!まずは・・・抱っこしてもらいましょう!」
『了解。よいしょっと。』
俺は咲夜をお姫様抱っこした。咲夜は以外に・・・いや、予想通り軽かった。
咲夜「・・・終夜の匂いがする・・・」
『ふふっ、くすぐったい・・・俺の匂いって、臭くない?』
咲夜「清涼感があっていいですよ。それじゃあ次は・・・頭撫でてください。」
ただ頭を撫でるのもあれなので、抱き寄せた後、手を背中から回し、頭を撫でてあげた。
咲夜「くんくん・・・はぁ〜♪」
『可愛いなーもう・・・』
咲夜「じゃあ・・・そろそろキスを・・・」
『わかったよ・・・んむ・・・』
咲夜「んっ・・・んん・・・」
咲夜がそっと舌を入れてくる。目を瞑って必至な咲夜は頬を赤くし、とても可愛い。
『んっ・・・はぁ。』
咲夜「はぁ・・・はぁ・・・終夜・・・大好き・・・」
『俺もだよ・・・咲夜・・・』
その後は、まぁ・・・あれだ。割愛だ。そして事後。
『咲夜・・・大丈夫か?』
咲夜「大丈夫です。むしろ最高にハイです。」
『そうか・・・なぁ咲夜。』
咲夜「なんですか?」
『俺の・・・何処が好き?』
咲夜「・・・精神面では優しくて、私の事を第一に考えてくれること。ビジュアル面では、私が攻めの時に見せる表情がたまりません。」
『・・・精神面だけでよかった・・・』
咲夜「まぁ・・・全部好きです!大好き、好き好き♪」
『あぁんもう可愛いな〜・・・』
咲夜「もう一回・・・します?」
『・・・しようか。』
・・・そして再び事後。
『ふぅ・・・熱い・・・汗が・・・』
咲夜「汗か・・・ペロッ」
『!?』ビクビクッ
いきなり咲夜が俺の首を舐めてきた。
咲夜「ん、美味しい♪」
『ビックリした・・・貴方ちょっと変態なところあるよ。』
咲夜「あら、変態な咲夜は、嫌いですか?」
『大好きだよ♪』
咲夜「ふふっ・・・さ、汗かいたのでお風呂に入りましょう?」
『おう、もう服は脱いだから手間がかからなくていいな。』
そして風呂場。
咲夜「終夜、体洗ってあげましょうか?」
『大丈夫だよ、ちょ、目が怖いよ、大丈夫だから!』
咲夜「遠慮しちゃって・・・」
『結局やるなら聞かないで!というか来ないで!』
咲夜「そう言いながら、あまり逃げてませんよ?やっぱり終夜はドMさんですねぇ?」
『・・・やっぱり咲夜はドSだよ・・・』
咲夜「捕まえた♪さ、背中から洗いますよ〜〜」
そして咲夜は俺の体を洗い始めた。
『くっ・・・』
咲夜「震えてますけど、大丈夫ですか?」
『大丈夫じゃないです。』
咲夜「次は前ですね。はい、こっち向いて。」
『え、いや、それは流石に無理・・・』
咲夜「じゃあ脇から手、入れますよ。」
『くふっ・・・』
咲夜「じゃあ洗いますね〜〜♪」
『っ!・・・くくっ、ふひゃっ・・・』
咲夜「あら、ビクビク震えてますよ、大丈夫ですかぁ?」
『だから大丈夫じゃないって!』
咲夜「ふふっ・・・じゃあ次は・・・ここっ!」
咲夜は俺の***に手を伸ばした。
『そこはらめぇ///』
咲夜「終夜、女っぽいですよ♪」
『だからダメだって!』
俺はなんとか咲夜を振り話すと、風呂に逃げ込んで、お湯の中に潜った。
『くそっ・・・硬くなっちゃったじゃないか・・・どうしよ・・・』
咲夜「治しましょうか?」
咲夜が目の前にいた。
『うにゃぁぁぁぁ!?』
咲夜「ふふっ、ドッキリ成功♪」
俺はお湯から出て、出口に向かったが、気がついたらお湯の中にいた。再び出口に向かったが、やはりお湯の中に戻された。
咲夜「諦めた方がいいのでは?」
『くそっ、誰かー!』
咲夜「諦めて私に全てを預けなさい!」
ガラガラッ
美鈴「あれっ、咲夜さーん?おかしいな、パチュリー様が風呂に入ってるって言ってた筈なのに・・・」
お湯の中に潜りました。咲夜は・・・めっさ焦ってる。よし、今のうちに逃げよう!
美鈴「おや、終夜さんじゃないですか。咲夜さん何処にいるか知ってます?」
・・・咲夜がハンドサインで「キッチンにいるって言え」と命令してきた。しかし、俺はこの場所を逃げ出す為ならどんな手段もいとわない!この作品を消されない為!
『咲夜さんは・・・そこにいますよ。』
咲夜「!?ちっ、スペル」
咲夜がカを言った時には俺はもう服を着て大図書館に逃げ込んでいた。
咲夜「はぁ・・・で、用事はなに?」
美鈴「咲夜さんは、魚派ですか?肉派ですか?」
咲夜は無言でナイフを眉間に突き立てた。
その頃大図書館。
『はぁ・・・疲れた。』
パチュリー「あら終夜、咲夜との(自重)は終わったの?」
『あぁ。もう日付も変わったしな。』
パチュリー「さては、お風呂で襲われでもしたかしら?」
・・・その通りすぎて何も言えない・・・
パチュリー「図星って顔してるわね・・・」
『だって風呂だと石鹸がローションみたいで、感度が倍になるんだよ・・・』
パチュリー「じゃあ・・・お風呂でしたら?」
『熱い。のぼせる。』
パチュリー「ま、ここは涼しいから。」
そして充分涼んだ俺が洗面所に向かうと、咲夜さんが少し反省していた。
咲夜「あの・・・さっきは熱くなりすぎちゃってごめんなさい・・・」
『もうちょっと限度を覚えようね?』
咲夜「はい・・・」
『よしよし、いいこいいこ♪』
咲夜「はぅ・・・幸せ・・・」
そしてお休みのキスをした後、俺はゆっくり眠りにつくのだった。
終夜「西園寺は例により休憩中です。」
咲夜「はぁ・・・スッキリした・・・最近イチャイチャしてなかったから・・・スッキリした・・・」
終夜「ちなみに次回から後編スタートです!」
少しネタバレすると、最初っからトンでもない展開です。
終夜「西園寺!?お前、死んだはずじゃ!」
ハング●マンに刺された時、仰け反って銃弾が頭を掠めただけですんだ。
咲夜「それ違う。」
まぁ、次回もお楽しみにー!