表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方漆黒記  作者: 西園寺 灯
第一章 漆黒の悪魔
5/106

紅霧異変をアレンジしたらカオスった。人間辞めますか? Part宴

ぐおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!

只今ラブシーンスランプ真っ最中・・・

URYYYYYYYY!

紫「―――なるほど、能力が幾つかあって、それを今回は使ったのね。」

『あぁ、この能力は使いやすくて、気に入ってるんだ。』

霊夢「能力が幾つかあるって・・・ほぼチートじゃない・・・」

『でも、チートとチートが戦うと、どうなると思う?』

霊夢「うーん・・・バグが起こる?」

『答えは、システムの基準点が合わさる。だ。』

霊夢「基準点?」

『例えば、不死身同士が戦うと、周りも、不死身になって、不死身を倒せるようになる。』

紫「要は周りが追い付くって事よね?」

『そうゆう事。』

霊夢「なるほど・・・あ、そういえば紫、頼んでおいたもの届いた?」

紫「バッチリ来てるわよ。どうする?明日の夜にする?」

霊夢「そうね。」

『なんの話をしているんだ?』

紫「貴方、異変を解決したわよね?」

『あぁ。それが?』

紫「幻想郷では、異変が解決したら、敵味方巻き込んで大きな宴会を開くの。」


・・・え?


霊夢「幻想郷中の妖怪や人間、神様が集まって盛大に祝うのよ。」

『あの、それって不参加でも・・・』

紫「貴方の歓迎会も含まれてるわ。」

『・・・逃ーげるんだよーってうわぁぁぁ!』

魔理沙「霊夢、逃げようとしたら縛れって言われたけど、これでいいのぜ?」

霊夢「上出来よ、魔理沙にしてはやるじゃない。」

魔理沙「別にキレちゃあいませんよ。チコッと頭にきただけです・・・冷静ですよ・・・全然ね。」『俺、人付き合いが苦手なんです!今回は、今回だけは!』

紫「そういえば、あの吸血鬼の一行も参加するって言ってたわよ?」

『・・・異変の首謀者が宴会に出ていいんですか?』

紫「最初に言ったでしょ?敵味方巻き込んでやる宴会だって。」

『・・・わかりました、出ますよ。で、俺にできる事は?』

紫「できれば料理を作って欲しいわね。」

『俺の料理の仕方は特別だけど、構わない?』

霊夢「なにそれ気になるんだけど。」

紫「別に食えりゃ構わないわよ。」


それを聞くと、俺は冷蔵庫に向かう。そして中から食材を取り出すと、能力を発動させた手で食材や調味料、食器や料理器具に触れた。


霊夢「まさか貴方・・・」

『一分一品。紫、どのくらい作ったら良い?』

紫「ざっと五百!」

『了解した!霊夢下がってろ、食器が飛んでくるから。』

霊夢「が、頑張ってね・・・」


怪奇『ポルターガイスト・クッキング』


魔理沙「霊夢〜、酒持ってきたってうわぁぁぁ!」

霊夢「怖いわー、ここまで能力応用されると怖いわー。」

『うおぉぉぉぉぉ!』


・・・いつしか料理は終わっていた。


霊夢「海老が4.5秒でエビフライに・・・」

魔理沙「皿が飛び回っていたのぜ・・・」

『もう霊力がカラッポだ。ちょっと寝る・・・』


そして時は過ぎ、宴が始まった。


『・・・こんなに集まるのか。』

霊夢「これが幻想郷よ。さ、私達も呑むわよ!」

『あ、1つだけ忠告。俺酔わない体質だから。』

霊夢「ほんわかは?」

『しない。二日酔いも、急アルもない。』

魔理沙「可哀想な体質なのぜ・・・」

霊夢「あ、レミリア達はあっちよ。」

『・・・感謝する。』


早速行ってみると、レミリアと美鈴、そして見たことのない人を発見した。。


レミリア「あ、終夜。霊夢達は良いの?」

『まぁな。その女の子は?』

???「初めまして。パチュリー・ノーレッジよ、よろしく。」

『黒崎終夜だ、よろしく。』

レミリア「終夜、ワイン呑む?」


幻想郷の住人は新入りを溺酔させるのが礼だと勘違いしているようだ。俺が酔わない事を伝えると、レミリアは残念そうに咲夜の居場所を教えてくれた。どうやら一人で紅魔館にいるらしい。


『そういえば、フランは?』

レミリア「魔理沙と遊ぶって言って神社に。」

『魔理沙、永遠に・・・それじゃあ俺は行くよ。』

レミリア「行ってらっしゃい。あ、宴は夜通し行われるわ。どうせ今夜やるんでしょ?」

『余計な事を言うな!』

ベシッ

レミリア「いたッ!叩いた!手を出したらダメなんだぞ!」

『・・・』

ベシベシベシッ

レミリア「うー☆うー☆」


ヤバイ、楽しい。でも用事があるからな。俺は紅魔館まで飛んでいった。


『・・・ふぅ、この翼も便利だな。』


紅魔館に着いたのだが、緊張する・・・心臓が破裂しそうだ。俺は深呼吸して扉を開けた。


咲夜「!・・・来たのね。」

『一人じゃ寂しいだろ?』

咲夜「そんな台詞を惜しげもなく使える所、羨ましいわ。」

『さてと・・・返事が、聞きたいな。』

咲夜「・・・貴方は人間ではありませんよね?」

『あぁ。つまり寿命が違うからいつまでも一緒にいられない。そう言いたいのか?』

咲夜「はい・・・私は人間です。お嬢様の世話をしていますが、何時かは私が旅立ちます。それすら悲しい事なのに、これ以上悲しむのは嫌なのです。」

『・・・・・』

咲夜「確かに貴方の事は好きです。でも好きだからこそ、付き合ってはいけない。そんな気がするのです。」

『・・・咲夜、俺は妖怪の中でも長生きでな。こんな事を言っても信じてもらえないかもしれないけど、レミリアの祖先にもあったことがある。』

咲夜「スカーレット家の一族に?」

『あぁ。だから俺はそこらの妖怪とは力の格が違う。』

咲夜「それがなんだって言うんですか!」



『もし1つ!』



『1つだけ願いが叶うなら!』



『君は何を願う?』



咲夜「私は・・・」







咲夜「私は貴方と一緒の時を過ごしたい!お嬢様の成長をいつまでも見ていたい!人間の寿命なんかに縛られたくなんて無い!貴方と一緒にいたいよぉ・・・」



泣き出した咲夜を俺は抱きしめた。強く、離さないようにしっかりと。暫く抱きしめると、ゆっくりと手を離した。。



『その願い、しかと聞き届けた!』



『我が名は万物と時を操りしアスタロトなり!我の命において汝に時の眷族となり我と生涯を共に捧げる覚悟を問うが如何に!』

咲夜「覚悟はできています!」

『では、契約の契りを。』


二人の唇が触れあった。すると咲夜に異変が起きた。

まず、首に五芒星が浮かび上がった。次に目の色が黒から赤に変わり、黄色になり、碧になった。最後に右の犬歯がまるで吸血鬼のように尖った。

しかし、それも暫くすると元に戻っていった。


咲夜「これは一体なんなんですか?」

『俺の魔力を分配した。』咲夜「何が起きたかはわかりませんが、これで貴方と共に歩めるのですね?」

『あぁ。・・・あのさ、お願いがあるんだが。』

咲夜「なんですか?」

『紅魔館で執事として、働けないかな?』

咲夜「・・・何故執事としてなんですか?」

『咲夜の役に立ちたいからかな。』

咲夜「お嬢様に聞いてみます。お嬢様ならきっと許してくれますよ。」

『ありがとう。・・・さてと、二人だけだけど祝杯でも挙げようか。』

咲夜「私達の記念日に?」

『あぁ。さ、グラスにワインを注いで・・・』


「『乾杯』」



はぁ・・・なんとか書ききったぜ・・・辛い・・・ラブシーン辛い・・・

霊夢「文才の無さが見える!見えるぞ!」

もう、ゴールしていいよね?

魔理沙「ダメだそんなことぉ!」

後は咲夜に書かせる!受ぅぅけ取ってくれぇぇぇぇぇぇ!

咲夜「だが断らない。」

霊夢「おめえ遊びにきたんじゃあねえーーーんだぜーーーッ、正気かテメーッ!」

あんたはだーっとれぃ!

霊夢「なんだとテメーッ!やんのかコラァ!」

咲夜「パゥ!」

魔理沙「へぇぇあぁッ!」

何故魔理沙がやられたし・・・

咲夜「北国ノルウェーにこんな諺がある・・・魔理沙が茶番をつくった」

なるほど、魔理沙は茶番の為の尊い犠牲なのか。

霊夢「そして咲夜はまた受け継ぐ。彼の生き方と、その精神を・・・」

咲夜「さよなら、魔理沙・・・」

魔理沙「何度でも蘇るさ!」

霊夢、何か見える?

霊夢「いや、魔理沙らしき物は何も。」

魔理沙「魔理沙らしき物ってなんだよ!」

咲夜「ほらほら、そろそろ次回予告ですよ!」


来週のサ●エさんは?

霊夢「霊夢です、最近妙に寒くて炬燵から出れなくて大変、暦だともう春なのに・・・というわけで次回、終夜炬燵を買う、妖々夢の2つでお送りします。」

それでは来週もー?じゃんけん、ポン!うふふふふ






サ●エさんは実はサナエさんでした。ちなみに終夜は炬燵は買いません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ