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東方漆黒記  作者: 西園寺 灯
第一章 漆黒の悪魔
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わんわんおーって可愛いよねー

テスト期間中が何故か一番ネタが浮かんでくる・・・

『暇だな・・・射命丸のところにでも行くか。』


そして俺が妖怪山に着くと、風神録の時に瞬殺した犬耳の少女が立っていた。


椛「ひっ!ど、どうぞお通りください・・・」


ちょっとやり過ぎたかな?


『・・・あの、俺って怖い?』

椛「いや、あの時にキレたじゃないですか、それがちょっと怖くて・・・」

『あぁ・・・いつもは優しいから、そんなに怯えなくていいよ。』

椛「わかりました・・・」

『あとさ・・・』

椛「なんですか?」

『そのピコピコ動いてる耳、触っていい?』

椛「うっ・・・まぁ、仲直りの印として・・・いいですよ。」


・・・よっしゃー!今まで何人に断られて来たか・・・でも遂に触れるぞー!


『それじゃあ失礼して・・・』

椛「んっ・・・ふぁ・・・」


・・・俺は決してエロい事はしていない・・・ただケモミミを触っているだけだ・・・


『椛〜大丈夫かー?』

椛「・・・あっ、はい。ちょっと気持ちが良かったのでつい・・・」

『ふーん・・・にしても尻尾がめっさ動いてるけど。』

椛「それは・・・終夜さんが気に入ったからです。あぁ、上司が終夜さんだったらな〜。」

『ふふっ、やっぱり射命丸の世話は大変か。』

椛「そりゃそうですよ・・・ひゃん!ちょっ、終夜さん!尻尾はダメってひゃぁ!」

『俺はやってないぞ。』

椛「え?じゃあ誰が・・・」

射命丸「椛は私より終夜さんの方がいいのね〜。」

椛「あ、文様!こ、これは・・・その・・・」

『なんだ、珍しく射命丸が落ち込んでるな。』

射命丸「私みたいな天狗は忙しくて、椛の面倒も見れなくて・・・それがこの結果だと・・・」


すると、椛が射命丸に抱き着いた。


椛「文様〜。」

射命丸「椛?」

椛「やっぱり上司には文様が一番です!」

射命丸「・・・椛〜」


やっぱり上司部下の関係は感動できるねー。


『そんなに忙しいのか・・・じゃあトップをのめせば、天狗社会は混乱するな・・・』

椛「え・・・もしかして、天狗社会を混乱させて、休みを文様に取らせようと?」

『いいもの見せて貰ったからね、たまには部下と仲良く休日でも取れよ。』

射命丸「あ・・・ありがとうございます!けど・・・天魔様は速いですよ?」

『ヤダナー、俺は十六夜咲夜の彼氏だぞ?』


そして俺は妖怪の山にある天狗の根城に着いた。


『・・・頼もう!』


すると中からわんさかと衛兵達が現れた。


衛兵「貴様の目的はなんだ!」

『力比べだ。』

衛兵「ふっ・・・皆のもの、こいつを八つ裂きにしろ!」


衛兵が一斉に襲いかかったと思うと次の瞬間には全員が血塗れで倒れていた。


『弱ーい。これじゃあレベルが1も上がらないよ。』

衛兵「バカな・・・天狗より速い生き物だと?」

『でさ・・・お前らの頭って何処にいんの?』

衛兵「・・・・・」

『ほぉ・・・敗者が勝者に歯向かうなんて・・・ナンセンスだよなぁ!』


グチャッ


頭を踏み潰して周りを睨む。


『自分の命、大切だよねぇ〜?』

???「そこまでだ!」

『お、出てきたね、あんたが天魔様?』

天魔「いかにも、これ以上天狗を傷つけると、容赦せんぞ!」

『ふーん・・・ま、敗者に口なし。やっぱり戦わなくちゃねー?』

天魔「・・・いいだろう、名を名乗れ!」

『・・・アスタロト。通りすがりの旅人さ。』

天魔「行くぞ!」


すると天魔は人が捉えられない速度で殴ってきた。俺はその拳を掴むと、握り潰した。


天魔「ウガァッ!」

『もっと速くしてくれよ。これなら射命丸の方が速いぜ?』

天魔「ならば・・・音速!」


天魔は宣言通り音速で攻撃を仕掛けているが、俺にとってそれはスローモーションのパンチですらない。余りに遅いので指を開いてパーにして殴らせた。当然指が反対に曲がり折れた。


天魔「くそっ・・・天狗秘技、光速烈風!」


瞬間、俺は光の速さで移動した。


『ようこそ時の止まった世界へ。って言っても聞こえないか。ま、君の負けだよん。』


そう言いながら俺は天魔の顔に拳をぶつけた。そして・・・時は動き出す。


天魔「っ!!」


一瞬にして天魔が飛んでいった。俺はだめ押しとばかりに弾幕をぶつける。


『ラストだ、行くぞ・・・』


俺は走り出した。時が止まらないギリギリを狙って走り、飛び蹴りを食らわせた。


不視『光脚一閃』


その名の通り光の速さでライ●ーキックする技である。そして天魔は妖怪の山を突き抜けた。


『生憎、天狗に負けるほど悪魔は優しくないからね。』


たちまちどよめきが走った。悪魔が天狗をボコボコにしたという事で対策会議が起こり、そのお陰で一週間ほど天狗社会はストップした。


『完璧。さ、帰ろうかな〜』

???「あ、あの!」

『なんだ、なんか様か?』

???「独占取材させてください!」

『・・・いいけど、お名前は?』

???「姫海堂はたてです。自称射命丸文のライバルです。」

『そうか。じゃあなんだから俺の家で取材をしようか。』

はたて「ありがとうございます!」


そして紅魔館に戻って自室で話をしていた。


はたて「なるほど、今まで異変解決の主体になっていたのは終夜さんだったんですか。」

『あ、後、守谷神社、あそこの神はもう倒した。』

はたて「どおりで天魔様が負ける訳だ。神に勝てるなんて、一体どんな力があるんですか?」

『・・・知りたい?』

はたて「はい。」

『・・・実は俺は技をイメージで出してるんだよね。』

はたて「格闘技もですか?」

『型は後からついてくる。先にイメージかな。例えば、突きは突きでも、当てて衝撃波を与える突きと、衝撃波を飛ばして攻撃する突きは違うように、イメージでなんでも変わるんだよ。』

はたて「なるほど・・・取材は以上です。最後に写真を一枚。」


そう言ってはたてが取り出したのは・・・携帯電話だった。


『・・・痒い痒い!蕁麻疹が!』

はたて「え、あ、これですか?」

『それそれ!なんか別ので撮って!』

はたて「じゃあ普通のカメラで。」

『あー痒い・・・』


そして俺は写真を撮ってもらい、後日新聞を見てみると、事細かに書かれており、なんだか文々。新聞が週刊誌みたいな感じがしてきた今日この頃であった。

椛「私は犬ではなく、わんわんおーなのです!」

終夜「わんわんおーっていう響きも好きだしね。」

そして新技が出てきたねー。

終夜「うん、カ●トのクロックアップより速いから。」

アクセ●のトライアルよりも速いです。


次回予告


終夜「音楽の騒霊が出てきます!」

咲夜「果たして終夜とどんな会話を繰り広げるのか!」

次回もお楽しみにー!

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