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東方漆黒記  作者: 西園寺 灯
第一章 漆黒の悪魔
39/106

悪魔って新しい物嫌いなんだよね・・・

タイトルの通り、終夜は新しいものが苦手です。

射命丸「終夜さん!行きましょうよ!」

『ヤダヤダ、そんな河童に近寄りたくもない!』

射命丸「昨日頑張って克服したじゃないですか!」

『そうだけれども・・・』


俺は今、妖怪の山中腹にある、川の畔に来ていた。俺がこんな場所に来るのには理由があって、実はこの射命丸の友達の河童が是非挨拶をしたいということなんだが、どうやらそいつは機械や科学が好きらしく、マシンやロボットを作っているらしい・・・俺は悪魔だ。悪魔はかなり古参で、新しい物を好かない。ましてや近代の機械になってくるとアレルギーを起こす。俺の知り合いに人間に《スマホ》という機械を投げられてアナフィラシキーショックを起こし死んだ奴もいる。俺は死ぬのはごめんなので、とりあえず克服しようとした。


−−−−−−−−−−

射命丸「これは、プロペラです。」

『痒い痒い!』

射命丸「タケコプターって知ってますか?」

『タケコプターは・・・痒くない。』

射命丸「そのタケコプターの元はプロペラです!」

『プロペラ・・・痒くない!』


―――――――――


・・・と、こんな感じだ。しかし、実際に行くとなると怖い・・・


射命丸「あ、いました!おーいにとりー!」

???「ひゅい!?あ、盟友!久しぶり〜!」

『うぎゃぁ!レンチ怖い・・・』

???「・・・こいつは?」

射命丸「機械が苦手な私の親友。」

『く、黒崎終夜と申します以後よろしく。』

???「私は河城にとり!よろしく!」

『よ、よろしく。』

にとり「それでさ、ついに新作が完成したんだよ!」

射命丸「どんなの?」

にとり「空気清浄機って言って、プラズマの力でウイルスを除去してフィルターで埃を取るっていう活気的な・・・終夜大丈夫?」

『・・・』

射命丸「不味い・・・咲夜さんに殺される!急いで人命救助を!」

にとり「それやった方が殺されんじゃね?」

射命丸「とりあえずやるっきゃないって・・・」

二人「「魂出ちゃってるー!」」

にとり「どどどどうすんの!?」

射命丸「おおお押し込め!」

にとり「よしきた!って無理だ透けるよ!」

射命丸「そうだ、貴方河童なんだから尻子玉抜いて魂取り返せ!その後戻せ!」

にとり「よしきた!オラァ!」


スポーン


射命丸「よし魂はこっちに戻った!よし入れろ!」

にとり「ごめん入れ方わからない♪」

射命丸「ジーザス!とりあえず尻に突っ込め!」

にとり「無理これ●●●●●とかで開発しないと入らない!」

射命丸「じゃあ・・・口だ!」

にとり「なんかこれ●●●●みたいで気持ち悪い・・・」

射命丸「確かに私も守備範囲外だけど・・・入った?」

にとり「一応!」

『う、うーん・・・』

射命丸「も・・・戻った!」

『もう機械の話は止めてくれ・・・』

にとり「もうしないから許しておくれ・・・生きてて良かった・・・」

『え、俺死にかけてたの!?』

射命丸「ごめんなさい・・・」

『わかった、許すから泣くな、別に悪気は無かったんだろ?』

射命丸「はい・・・でもぉ・・・」

『なら別に怒らないから・・・な?泣くなよ・・・』


暫く二人を慰めた後、紅魔館に戻り咲夜に説明した。咲夜は怒ったが、俺が宥めて許してあげた。


射命丸「すみませんでした・・・」

『いいさ、過ぎた事だし、結局生きてんだから。』

射命丸「じゃあ今度は私の苦手を克服しに行きましょうよ!」

『苦手な物って?』

射命丸「霊夢さん。」

『なんだ、案外簡単じゃないか。ちょっと待ってろ?確か紫から預かってるやつが・・・』


そう言って俺が取り出したのは・・・液体の入った瓶だった。


射命丸「・・・これは?」

『臭いを抽出した液体。』

射命丸「なんの臭いですか?」

『三本あるけど、右から事件の臭い、金の臭い、紫の臭い。』

射命丸「どんな臭いですか・・・」

『これを使って・・・』


そして一時間後。


霊夢「ふぁーあ、今日も暇ね・・・っ!?」


まずは事件の臭いを嗅ぎ付けた霊夢。紫を探すが誘拐したので出てこない。


霊夢「仕方ない、私一人で行くか・・・」


そして事件の臭いを辿ると・・・


霊夢「っ!こ、この臭いは・・・お金!」


金の臭いを嗅ぎ付けた霊夢、凄まじい勢いで進んで行く・・・しかしその先には・・・


ズシーン


・・・協力をお願いしたてゐの罠があった。そして止めは紫の臭いを周りに撒く。


霊夢「・・・紫ィィィィ!お前の仕業かァァァァ!」


霊夢が怒り狂って落とし穴から出た瞬間


突符『天狗のマクロバースト』


霊夢「え、うっそ・・・」


チューン


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


『・・・って事があったんだよ。』

霊夢「お前の仕業かァァァァ!」

咲夜「ブフッ・・・ゲホゲホ、き、気にする事ないわよ・・・フフッ」

霊夢「・・・まずはあんたからね・・・」

咲夜「・・・今よ!」


すかさず霊夢を羽交い締めにする。


霊夢「ちょっ、二対一は卑怯よ!」

咲夜「あら、終夜と二人で紅魔館に殴り込みしてきたのは誰かしらね?」

霊夢「うっ・・・」

『で、何するんだ?』

咲夜「決まってるでしょ!揉むのよ!」


何をとは言わない。


『じゃあ早めにな。』

霊夢「ちょっ、止めろよ!」

咲夜「腹立つのよね〜、それ。」

『まぁ、しゃーない。腹決めたれ。』

射命丸「カメラ準備しました!」

咲夜「御苦労様。」

霊夢「ブン屋、後で覚えてなさいよ・・・」

射命丸「すみません〜私、鳥頭なんで♪」

霊夢「貴様ァァァァァァ」


咲夜「まぁまぁ、諦めて・・・えいっ!」

霊夢「あんっ♪」


・・・今ので一部のユーザーがログアウトしました。


咲夜「ふーん・・・そんな声だして・・・妬ましい!」

『おーい、キャラぶれてないか?』


そう言えば目も緑だし・・・あ。


『パルスィ〜。』

パルスィ「ヤベッ、逃げろ。」

『逃がすか、旭!』

旭「はいよ。」


ガシッ


パルスィ「や、やだなー先輩、ちょっとした茶目っ気だよーん・・・あはは・・・」

『・・・旭、幽香呼んできて。』

旭「幽香ー。」

幽香「何かしら・・・はぁ・・・」


幽香はまたこいつか・・・みたいな感じで目頭を抑えた。


『こんどこそ●●奪っていいよな?』

幽香「え、まだこの子●●なの?」

『純潔な橋姫を目指すんだって。』

パルスィ「ちょっ、姉さん助けて!」

咲夜「ん〜・・・やだ♪」

射命丸「カメラ準備しました!」

『よし・・・ヤれ。』


そしてその夜は悲鳴が絶えなかったという・・・

にとり「私って風神録のキャラだよね?」

は、はい。

にとり「なのになんで地霊殿の終わりに出るのかなー?」

すみませんでしたぁ!

終夜「西園寺は土下座をした!」

にとり「許さん。」

終夜「しかし効果は無かった。」

そこをなんとか!胡瓜あげますから!

終夜「西園寺は胡瓜をあげた!」

にとり「胡瓜・・・許す。」

終夜「効果は抜群だ!」



にとり「次回予告!」

もう少しのんびりしよか。あと風神録の守谷チームが悪役っぽいのでちょっと救済入れます。

終夜「それでは次回もお楽しみにー」

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