表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方漆黒記  作者: 西園寺 灯
第一章 漆黒の悪魔
36/106

今度こそ地霊殿!絶対地霊殿!

投稿が遅くなりました、遂に地霊殿です!

『いやー、やっぱり外の空気は上手い!森の中に入ると、癒されるなー・・・ん?』


俺が散歩していると、卵の腐ったようなフラン臭が臭った。


『近くに温泉なんてあるはずないしな・・・ん?』


俺はなんだか違和感を感じた。今はまだ肌寒いはずなのに気温が熱い。地面から湯気が出ている・・・まさか!


『くそっ、スペルカード!』



力符『慣性消去』


俺は間欠泉に押し出されて空を舞った。暫く舞った後、落ちたのは魔理沙の家でした。天井を突き破って中に入ると、魔理沙が顎をはずしてた。


魔理沙「アガッ、アガガガガガ?」

『すまん魔理沙、永遠亭まで運んでくれ。』

魔理沙「アガッガ!」


そして俺は気を失った。





『ん・・・んんっ、ここは永遠亭か・・・』

永淋「あ、目が覚めたのね、でも動いたらダメよ、傷口が開いたら今度こそ重症よ。」

『魔理沙の・・・怪我は?』

永淋「顎だけよ。それより貴方はもっと重症だったのよ?骨は折れてるし全身火傷だし硫黄の吸いすぎで肺も危なかったのよ?」

『そうか・・・霊夢達は?』

永淋「・・・・・」

『・・・そうか、もう行ったか。まったく・・・あいつらなりに心配してるみたいだけど、お前らじゃあ心細すぎて逆に心配だぜ・・・まってろよな。』

永淋「ちょっと!貴方の体はもうボロボロで、とても勝ち目などないわ!あったとしても、無事ではすまない!」

『覚悟なんてな・・・はなっから決まってんだよ!俺は決めたんだ・・・何がなんでも守る、例えこの身朽ち果てようとも!』

永淋「・・・はぁ、貴方はとんでもないバカ者ね・・・これを飲みなさい。」


俺が永淋のくれた薬を飲むと、瞬く間に傷が治った。


永淋「効果はきっちり一時間。その後に動けば・・・死ぬわよ。」

『了解した。あ、それと・・・』

永淋「なにかしら?」

『レミリアはさ・・・まだまだ幼いから、お前らや紫達が支えてくれないとダメだと思うんだ。・・・頼んだぞ。』

永淋「それってまるで・・・」


俺はその言葉を最後まで聞かずに旧都に向かった。


『おーい、勇儀!』

勇儀「来たか!もう霊夢達は地霊殿だが・・・かなり苦戦してるみたいだ。」

『・・・勇儀、俺を投げろ。』

勇儀「は?お前、何を言ってるん」

『いいから早く!』

勇儀「しょうがねえな・・・オラァァァァァァァァァ!」


俺は真っ直ぐに地霊殿に突っ込んだ。中は広く、とても熱かった。そして周りにはやはり霊夢達が倒れており、その側には羽の生えた少女が手に太陽を持ち、浮かんでいた。


???「うにゅ?貴方も敵?」

『違う。』

???「あ、そう。私は霊烏路レイウジ ウツホ、よろしくね?」

『あぁ、よろしく・・・はっ!』


俺は握手をすると見せかけて初動のないパンチを食らわそうとしたのだが・・・


空「・・・?」


俺の目に見えないスピードで避けたのだ。


『・・・なるほど、憑き物か。』

空「お兄さん・・・嘘ついたね?嘘つきは・・・死ね。」


核熱『核反応制御不能』


瞬間、●チガイなでかさのレーザーが向かってきた。


『・・・くっ!』


今の『・・・』の間に俺の脳内でとんでもない量の演算がなされていた。


(まず、避ける→避けれずに死ぬ→次に切る→パワーで押し負ける→何故そんなにパワーがある?→操られていてフルパワーにさせられている→ならば空を操っている何かを少しでも妨害すればいい→果たしてそれは機械か魔術か?→機械の可能性は、見た目の変化がない、地下で電波が悪い、俺が電波を察知しないという点からない→魔術、それも埋め込み型の高度な奴だ→一瞬だけレーザーの威力を下げる術式をかけろ!)


と、こんな感じである。


『今だ!』


俺はレーザーが弱まった隙にレーザーを分断し、その間を通った。そして空の頭に手を翳した。


空「うっ・・・ウガァァァァァァァ!」

『さぁ、この者の中に住まう悪しき者よ、俺の前に姿を現せ・・・臨兵鬥者 皆陣列前行 凡九字 常當密祝之 無所不辟 要道不煩 此之謂也・・・』

空「ウガァァァ!ウガァァァァァァァァァ!」


すると、空の口の中から白い手が伸びてきた。俺が手を引っ張り口から出すと、空は気を失った。


『やはり霊体か・・・しかもかなり強力、並みの人間、いや、普通の呪術師でも取り憑かれる・・・っ!』


そう、俺の手から白い手が消えており・・・霊夢が虚ろな目で立っていた。


『くそっ、器が多すぎる・・・仕方ねえ、うろ覚えだがやるか!』


俺は素早く数珠を取りだし、集中力を高め、呪文を唱え始める。


『Eiris sazun idisisazun hera duoder.suma hapt heptidun,suma heri lezidun,suma clubodunumbi cuoniouuidi:insprinc haptbandun,inuar uigandun. Once sat women,They sat here, then there.Some fastened bonds,Some impeded an army,Some unraveled fetters:Escape the bonds,flee the enemy!』

霊夢「うっ・・・」


霊夢から素早く何かが抜け出した。その瞬間を見逃さずに何かを掴み、呪文を続ける。


『Phol ende uuodan uuorun zi holza.du uuart demo balderes uolon sin uuoz birenkit.thu biguol en sinthgunt, sunna era suister;thu biguol en friia, uolla era suister;thu biguol en uuodan, so he uuola conda:sose benrenki, sose bluotrenki,sose lidirenki:ben zi bena, bluot zi bluoda,lid zi geliden, sose gelimida sin. Phol and Wodan were riding to the woods,and the foot of Balder's foal was sprainedSo Sinthgunt, Sunna's sister, conjured it.and Frija, Volla's sister, conjured it.and Wodan conjured it, as well he could:Like bone-sprain, so blood-sprain,so joint-sprain:Bone to bone, blood to blood,joints to joints, so may they be glued!』

瞬間、大爆音と共に閃光が舞った。


咲夜「ん・・・、終夜さん!?」

『咲夜、急いで皆を連れてここを出ろ!』

咲夜「終夜さんは?」

『もう動けねぇから、自力で脱出する!先に行け!』

咲夜「・・・わかりまし」


ドゴッ!


咲夜の頭上に瓦礫が落ちてきた。俺は永淋に心の中で謝り、瓦礫を吹き飛ばし咲夜を投げた。


『紫ィィィィィィ!』


すかさずスキマが現れ、咲夜達を飲み込んだ。


『さてと・・・この俺も潮時か・・・俺が死んだら、タイトル変わるかな・・・多分東方白崎伝になるだろうな・・・ふふっ、死ぬのが怖くないなんて、俺も案外強いんだな・・・咲夜・・・すまない・・・でも俺は・・・きっと・・・』



ドガッガガガッシャーン!










辺りは静けさを取り戻した・・・

西園寺 灯の次回作にご期待下さい・・・

霊夢「嘘だっ!」

嘘です。まだ続きますが・・・次回予告はしません!

魔理沙「じゃあ今回のおさらいだな、今回で皆が気になった点は多分、憑き物だな。後、何故そんな者が地霊殿に来たのか・・・それと、悪魔が死ぬと果たしてどうなるのか・・・」

次回もお楽しみにー!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ