※番外編※漆黒の薔薇【続 後編】
遂にラスト!果たして最終決戦の行方は!?
ルシフェル「行くぞ、黒龍斬刃!」
ルシフェルの体から無数の真空刃が飛んでくる。
幽透「負けるか、空陣零式!」
ルシフェル「なるほど、無属性の魔力で身体能力を上昇させ、全ての攻撃を透けるように避ける技か・・・面白い。ならば私もやってみよう。」
幽透「そんな一朝一夕でできるようなものじゃない!」
ルシフェル「・・・空陣零式!」
・・・ルシフェルは零式をやってのけた。
幽透「何っ!お前も無属性の使い手か!これならどうだ!アルテマウェポン!」
ルシフェル「ほう、魔力で武器を造る・・・アルテマウェポン!」
またまたやってのけた。
幽透「こいつ・・・何者だ!」
ルシフェル「能力だよ!俺の目を操る能力は全て見える!筋肉の動き、血流の流れ、思考、脈拍、呼吸数、ありとあらゆる物が見える!それを全て真似するのだ。」
幽透「そうか・・・ならこれは真似できないな・・・力を借りるぞ、アリシア!」
幽透の体から吸血鬼特有の羽が生え、幽透の目や牙に特長が出始めた。
ルシフェル「吸血鬼の血か、だが俺には通用せん!」
幽透「それはどうかな?スピア・ザ・ロンギヌス!」
ルシフェル「槍か・・・来い、トライデント!」
幽透「行くぞ、ファイブオブアカインド!」
ルシフェル「分身か・・・ファイブオブアカインド。」
そして分身の戦いが始まった。
幽透「そこだっ、リミットブレイク!」
ルシフェル「甘いね、煉獄炎蛇!」
ルシフェルから出る炎がまるで蛇のように腕に絡み付く。
幽透「くそっ、スピア・ザ・ゲイボルグ!月までぶっ飛べ!」
ルシフェル「眷族、八岐大蛇!」
ルシフェルの手から無数の蛇が現れ、その内の一匹に噛みつかれた瞬間、体が石のように動かなくなり、呼吸が困難になる。
ルシフェル「俺は蛇使い座、蛇の毒は全て知っている。貴様は助からない。」
幽透「・・・ふふっ、僕には奥の手があるんだよ!」
進化『生命の頂点−Y』
ルシフェル「そ、そのスペルカードは!う、嘘だ・・・あいつ以外にあのスペルカードが使えるだなんて!」
幽透「僕の能力を司る程度の能力だよ。」
ルシフェル「貴様、俺の前でその技を使うんじゃねぇ!漆黒演舞!」
ルシフェルは次々と技を出していくが、幽透は素早い動きと持ち前の判断力で交わしていく。
幽透「とどめだ、神威!」
幽透が放った神威は全てルシフェルに命中し、ルシフェルは飛んでいった。
『お疲れ様。』
幽透「魔力が無くなりそうだよ・・・」
俺達が安心した瞬間、とんでもない衝撃波が幻想郷を襲った。
『ぐっ、あ、あれは!?』
???「もう逃れる事はできん、最終ラウンドだ!」
そう、ルシフェルと月夜見が合体していた。
???「俺の事はそうだな・・・新世界の神、ソロモンとでも呼んでもらおうか・・・」
幽透「くそっ、魔力がすっからかんの最悪の状況だ・・・」
『とりあえずぶっ飛ばす!』
俺が加速して拳を叩きつけようとしたが、ソロモンは既に俺の後ろにいた。
ソロモン「どうした、そんな動きで虫でも捕まえるのか?」
『こいつ、まさか究極生命体に!』
ソロモン「なってやったぞ!俺の目を操る能力でコピーしてやったぞ!」
『貴様のような輩が成れるもんじゃねぇ!』
ソロモン「遅い!」
『グハッ!』
俺は一撃で地面にクレーターができるほど叩きつけられた。
幽透「終夜!くそっ、僕に魔力があれば・・・卑怯な!」
『おいおい・・・ゴホッ、そんな台詞は吐くんじゃねえ。こう言うんだ。我が名は黒崎終夜!幻想郷を守る為、力を出しきり倒れた仲間達の悲願の為、貴様を消し去る!・・・なんとか旭がやってくれたみたいだな。』
旭「まったく・・・俺が地獄で見つけたのはほぼ偶然だからな?」
幽透「お前は・・・」
そう、月夜見との戦いで幽透に力を渡し、消えていった幽透(闇)を旭が地獄から連れてきてくれたのだ。
ユウト「まったく・・・さっさと終わらせるぞ!」
幽透「・・・了解!ホーリネスオーラ!」
ユウト「ダークネスオーラ!」
ソロモン「ちっ、魔力を回復させたか!だが無駄だ!千印氷華!」
弾符『全弾相殺』
『余所見するなよ?』旭「オラオラァ!」
ソロモン「くっ、この私が貴様等などのクズに負けるはずなど無い!」
『違うな・・・クズはクズでも塵も積もれば山となる!貴様には仲間がいないんだ、いるのは信用してない道具だけ・・・お前は仲間がいないから負けるんだ!』
ソロモン「くだらぬ!頂点に立つものは常に一人!」
『一番よりNo.2、これが俺の人生哲学だ、文句あっか!』
ユウト「行くぞ!デュランダル!」
幽透「エクスカリバー!」
旭「ダーインスブレイブ!」
『・・・アゾット・サイカ!』
ソロモン「貴様等を倒して俺は幻想郷の頂点に立つのだ!」
破壊『悪の塊』
幽透「お前なんかに幻想郷は負けない!」
全員「グランドスラッシュ!」
斬撃はソロモンの攻撃ごとソロモンを切り刻んだ。
ソロモン「ウギャァァァァァァァァ!」
そして結界の歪みによる異変は幕を閉じた。その後の事が聞きたいって?しょうがないな・・・簡潔に言うと、やはり記憶は無くなったよ。その方が両方の世界に未練は残さないだろ?次に結界の外だが・・・両方の幻想郷の紫が協力して修復したよ。紫が二人は貴重だったな。あ、ユウトは成仏したよ、映姫の計らいで極楽行きだ。仏にでもなってるかな。
・・・俺はなんで記憶があるかって?だって俺は黒崎終夜であり黒崎終夜でないんだから。そうだな・・・俺は誰でもない。ただの傍観者で全てを記録する物・・・そう、ずっと未来の黒崎終夜の意識とでも言っておこうか。意識は体を持たないし、時間に縛られる事も無い。今回の事も死んで意識だけになった時に思い出した。お、そろそろ迎えが来たようだ。まだまだ俺の冒険は続くが、これから先、もっと沢山の出合いと別れがあると思う。その度に俺は出てくるから、俺が出てきたら今回の事でも思い出してくれよ。それじゃあな。
fin・・・?
最後に出ていただくのはユウト君です!
ユウト「俺なんかが出ていいのか?」
大丈夫、ポジション的には一方●行だから。
ユウト「ダークヒーローか。悪くないな。」
そしてコラボが終わりましたよ。
ユウト「出してくれてありがとな。」
いやいや、別にそんなこと。
ユウト「次回予告。」
ここでまたのんびりを入れようかと。
ユウト「それではまた次回もお楽しみにー!」