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東方漆黒記  作者: 西園寺 灯
第一章 漆黒の悪魔
30/106

※番外編※漆黒の薔薇【続 前編】

そして終夜が帰ってくる・・・

咲夜「・・・して!終夜、目を覚まして!」

『・・・あれ?ここは?』

紫「幻想郷よ。貴方は戻ってこれたのよ!」

『・・・結界は?』

霊夢「残りは空だけよ。」

咲夜「無事で良かった・・・」

『そう言えば・・・何かとても大事な事を忘れてる気がする・・・』

霊夢「終夜・・・あれってもしかして・・・」

咲夜「一難去って・・・」

紫「また一難ね・・・」

『人間か・・・人間!?』


どうやら神は俺に休みはくれないらしい・・・急いで落ちてくる人を支えると、とりあえず博霊神社に置いておいた。


???「う、うーん・・・ここは・・・博霊神社?」

霊夢「博霊神社を知っている?一体何者?」

???「・・・あれ?霊夢?」

紫「見たところ外来人だけど、貴方名前は?」

???「紫?何を言ってるんだ?僕の名前は風見幽透だよ?」

『幽透・・・うっ!』

咲夜「終夜!?気をしっかり!」

幽透「終夜・・・うっ!」

霊夢「なんなの?二人共いきなり・・・」

紫「ちょっと霊夢と咲夜で相手してて!すぐ戻る!」

咲夜「ちょっ、紫!」

『うぅ・・・ふぅ、なんとか頭痛は引いた・・・』

幽透「それで・・・ここは何処なんだ?」

『うーん・・・幻想郷を知っている・・・あ、ちなみに俺の名前は』

幽透「黒崎終夜。」

『!?何故俺の名前を?』

幽透「だって今咲夜さんが言ってたから・・・」

『待て、咲夜は名前、終夜としか言ってないぞ?』

幽透「あれ?じゃあなんで・・・うっ!」

『また頭痛か・・・イテッ!』

咲夜「終夜!?」


俺がポケットに手を突っ込むと、何か尖った物に手を刺してしまった・・・尖った物?


咲夜「あった・・・」

『最後の鍵・・・』

咲&終「『ナイフ!』」


急いでナイフを取りだし、咲夜が映した物を見る術を掛ける。するとナイフは空中にスクリーンを映しだし、俺が見た全てを映し始めた。


咲夜「なに・・・これ・・・」

幽透「あれは・・・月夜見!?なんであいつが・・・」

『くそっ、なんで思い出せないんだ・・・』


俺達がナイフの映像に呆然としていると突然スキマが開き、中から紫と永淋が現れた。


紫「やっぱり記憶が原因ね・・・」

永淋「だけど、八意の医学薬学は世界一ィィィィィ!できないことは無ぁい!」

紫「茶番はいいから速くこの薬飲ませるわよ!」


そして渡された薬を飲んだ瞬間、俺の頭に激痛が走った。隣を見ると幽透が頭を抑えて地面を転げ回っていたからついでに俺も転げ回った。暫く転げ回っていたら、なんと全て思い出したのだ!


『うぅ・・・幽透か?』

幽透「もしかして今度は・・・」

『お前がこっちに幻想入りしたのか。』

幽透「そうみたいだね・・・」

紫「流石永淋ね・・・」

咲夜「こっちも全て理解しましたが・・・どうやら事態はあまり芳しくないようですよ・・・」

『そうだ!ルシフェルが月夜見って奴と手を組んでここに攻め入ろうとしてるんだ!』

幽透「な、なんだって!?月夜見は生きていたのか?」

紫「どうも違うらしいわ。映姫、来なさい。」

映姫「はい・・・先日小町の様子を見に行くと、小町が血だらけで倒れていて・・・話を聞くとある結界の歪みにより死霊が実体を持ち、さらに結界の外からも実態を持った死霊が現れ、抗戦の結界・・・」

『倒された・・・と。』

映姫「はい。その後死霊達は結界の外に出ていきました。」

『そうか・・・紫、結界の修復はどうだ?』

紫「一応できたけど・・・多分結界なんかすぐに壊されるわ・・・」

『幽透、月夜見の情報を教えてくれ。』

幽透「了解、奴の能力は《力を操る程度の能力》で、奴は月の神だったんだけど、僕等の幻想郷で輝夜さんを拉致して幻想郷を乗っ取ろうとしたから僕達が月まで攻め込んでなんとか倒したんだけど・・・そう言えばルシフェルについても教えてよ。」

『いいぞ。奴の能力は・・・ちょっと待っててくれ。』


(う)

(旭だって言ってんだよ!)

(・・・さぎ。)

(・・・すまん。)

(でさ、ルシフェルの能力ってなんだっけ?)

(まったく・・・それも知らずに戦ったんだのかよ・・・《目を操る程度の能力》だ。何を言っているかわからねえと思うが・・・奴の能力の強さはその汎用性にある!)

(汎用性・・・だと?)

(奴は自分の目を分身のように飛ばし、いくらでも生成できる。さらに恐ろしいのはこれからだ。奴の目を見た者は自分の目を奴の目と入れ換えられ、心身共に奴に心酔する!)

(月夜見もそれで操られたのか・・・)

(さらに奴は目を操る・・・つまり全てが見えるのだ!相手の次の手、生き物の進化、ミクロの世界に存在するバクテリアまで・・・奴の視界から逃れる事はできない!)

(そんなに強い能力なのか・・・)

(唯一その能力を回避できるのは俺の魂だけだ。俺の魂には悪魔を祓うエクソシストの魂が混ざっている。つまり半人半悪魔だな。)

(要は妖夢か。)

(違う違うちっがーう!)

(用件は済んだからじゃーな。)

(ちょっと待っ)


強引にテレパシーを切り、幽透にそっくりそのまま説明する。


幽透「そんな強敵がいたなんて・・・」

『まぁ、月夜見もかなり強いがな。俺が準決勝で負けた理由は月夜見に力を吸いとられていたからで・・・』

幽透「そんなの言い訳だよ。大体僕も本気出してなかったから〜。」

『・・・幽透君の秘密その1!この人もう結婚しtモゴモゴ』

幽透「こいつ・・・死にたいようだな・・・」

『俺はもう負けないぜ?』

紫「二人共やめなさい!」


バシッ


紫から思いっきり頭を叩かれて二人共悶える。


紫「まったく・・・それじゃあ対策を練るわよ!」

全員「はーい。」

紫「まずは敵が結界に入ってきた時の足止めは?」

魔理沙「私がやるぜ!」

霊夢「なら私も・・・」

妖夢「ダメです!霊夢さんはラストですよ!」

魔理沙「ここは任せてくれ!」

霊夢「二人共・・・ありがとう。」

紫「その次が私と咲夜ね。」

咲夜「とりあえず今の四人で雑魚を蹴散らします。」

紫「そんで霊夢に渡す。」

霊夢「倒せる気はしないけど、少しでも戦力を削げるように頑張るわ。」

紫「そしてラストは・・・」

『俺達二人が』

幽透「迎え撃つと。」

紫「そうよ。それじゃあ各自しっかり調整を行うように・・・来たら私が知らせに行くわ。」

『了解、それでは・・・解散!』


Sideルシフェル――――――

ルシフェル「フフ・・・フハハハハハ!」

月夜見「どうしたルシフェル、らしくもないぞ。」

ルシフェル「いや、雑魚が頑張ってるのを見てな。腹がよじれそうだ。ククッ・・・ハハハハハ!・・・ふぅ、足掻けるだけ足掻かせてやろう・・・死の恐怖はその方が大きい・・・I behind you・・・」

なんと今回の後書きには幽透君の世界からアリシア・スカーレットさんが来てくれました!

アリシア「よろしくな!」

霊夢「どこぞのおぜう様とは一線をかくすカリスマ・・・そしてオーラでわかる戦闘力・・・」

アリシア「幽透も言ってたけど、霊夢のテンション高いな。」

霊夢「・・・ウワーン!」

終夜「・・・泣ーかした泣ーかした、先生に言っちゃおう。」

アリシア「先生って誰だよ。」

霊華「私です。」

アリシア「貴方の出番は次回の後書きのはず!」

霊華「たとえ別世界のでも霊夢を泣かした奴にはお仕置きを。夢想天生!」

アリシア「これは罠だぁぁぁぁ!」





アリシア「はぁ・・・はぁ・・・じ、次回y」

霊華「次回予告!」

アリシア「な、なにをするだぁーッ!」

霊華「遂に決戦の時・・・頑張れ皆、幻想郷を守るんだ!」

アリシア「うぅ・・・次回もお楽しみにー!」

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