幻想郷最速のブン屋
今回は射命丸が主人公なので、『』か射命丸になってます。注意して読んでください!
Side射命丸―――――――
皆さんおはようごさいます!お昼の人はこんにちは!夜の人はこんばんは!どうも、清く正しい射命丸です!どうしてそんなにテンションが高いかって?それは今からあの黒崎終夜さんの独占取材ができるからですよ!頑張って咲夜さんの写真を集めた甲斐があった・・・というわけで、紅魔館にレッツゴー!
『安定の居眠り門番・・・』
咲夜「あら、ブン屋じゃない。」
『どうも、終夜さんはいますか?』
咲夜「あぁ、取材ね、こっちよ。お茶出すから待っててね?」
『えっ!咲夜さんが珍しく優しい・・・』
咲夜「一応お客だし、今夜の晩ごhゲフンゲフン今夜の晩は新月だから。」
なんか私また食べられる予感が・・・
咲夜「こ、この部屋よ!」
『ありがとうございます。失礼しまーす。』
そして中に入ると、部屋の明かりは消されていた。
『終夜さーん?』
手探りでスイッチを探していると・・・
終夜「俺はここだよ!」
後ろから羽を掴んできた。
『ウギャァ!』
終夜「あぁ、やっぱり鳥の羽は暖かい・・・」
『ちょっ、顔を擦り付けないでください!』
終夜「俺も生やすんだけど自分で触るのもなーって。」
『まったく・・・取材を始めますよ。』
終夜「なんでもどうぞ?」
『咲夜さんとは何処までいったんですか?』
終夜「お前が思っている通り。」
『・・・えぇ〜!』
終夜「俺だって男だ。」
『はぁー、で横で咲夜さんが真っ赤になってると。』
パシャリ
咲夜「ちょっ、写真はダ」
終夜「まあまあ、今回だけだから。」
咲夜「うっ、終夜が言うなら・・・」
咲夜さんが照れてる間に二人でアイコンタクトを交わす。
(・・・後で二枚追加な。)
(恩に切ります。)
『そう言えば終夜さんの休憩時間は何をされているんですか?』
終夜「主に読書・・・本じゃなくてマンガだけど。」
咲夜「大図書館から借りてきては返しての繰り返しで・・・」
終夜「決め台詞、スペルカード、戦法の作戦にしてる。特に《次にお前は・・・》戦法は有力だぞ?」
『確か終夜さんは《最終的に勝てばよかろうなのだ》戦法も使ってますよね?』
終夜「あぁ、チルノ戦でな?」
『後他には?』
終夜「《逃げるんだよー》戦法とか。」
『あの鬼との戦いですか・・・いやー、五万六千四百八十一本のナイフは圧巻でしたね!』
咲夜「数えたのね・・・」
終夜「おいおい、一本忘れてる。五万六千四百八十二本だろ。」
咲夜「どうでもいいよ!」
『私としたことが・・・』
咲夜「はぁ・・・」
終夜「さてと、そろそろ咲夜は退出だな?」
『すみません・・・』
咲夜「浮気はしないことはわかってるから。」
そして咲夜が部屋の外に出たのを確認し、俺達は話を始めた。
終夜「それで、お前の今回の目的はなんだ。」
『前話で撮った終夜さんの台詞が格好いいと評判なので第二弾を出したくて・・・』
終夜「・・・代償は?」
そう、終夜さんは悪魔なのでお金を求めず、代償を要求してくる。
『私の体・・・は前回お仕置きをくらってもう経験済みです。』
終夜「気絶するまでやったからな。」
もうあれは拷問としか言えない・・・
『それじゃあ何がいいですか?』
終夜「服。」
『・・・ふぇっ?』
終夜「お前の衣装。ストックぐらいあるだろ。」
『・・・使うなら生の方がいいんじゃ』
ガシッ
『・・・や、やだなー冗談に決まって』
終夜「お仕置きな♪」
その後は少し省略しまして・・・私は意識を取り戻すと終夜さんに土下座し、謝ると頭を撫でられてこう言われた。
終夜「いや、俺も悪かったよ、だから嫌わないでくれ。俺はお前が好きなんだから。」
・・・不意討ちなんて卑怯すぎる・・・
『き、嫌ったりなんかしませんよ。』
終夜「そうか。それでさっき言ったのは、咲夜に着せる分だよ。写真に納めたいなーって。」
『知ってましたよ。わかりました、取り寄せます。』
終夜「それじゃあもう日が沈むが・・・泊まるか?」
『え・・・いや、咲夜さんに迷惑ですし。』
咲夜「構わないわよ?」
『・・・レミリアさんが』
レミリア「何、泊まるの?終夜が言うなら別に構わないわよ?」
・・・そして私は仕方なく泊まることになったのだが・・・
『噂は本当だったのか・・・』
そう、紅魔館には風呂は1つしかないのである。一様浴場のは広いのだが・・・
終夜「なんで俺まで・・・」
咲夜「いいじゃないですか♪」
レミリア「ブン屋も遠慮しないで入れば?」
フラン「別に終夜は襲ったりしないよー。」
終夜「誰が襲うか!」
咲夜「そう言いながら理性はかなり限界でしょ?」
終夜「う、うるさーい!」
パチュリー「あら、肯定したのかしら?」
美鈴「やっぱり男子ですからね。」
終夜「し、仕方ないだろ!」
レミリア「変態!」
終夜「解せぬ」
『・・・ふふっ』
なんだか紅魔館のメンバーは家族みたいで楽しそうだった。
咲夜「ほら、ブン屋もいつまでも突っ立ってると風邪引くわよ!」
そして、この時間だけは私も家族の一員になれた気がした。
終夜「あ、射命丸には専用の風呂があるから。」
『え?本当ですか!』
咲夜「・・・ジャン!」
・・・熱々の熱湯でした。
『・・・やっぱり食べる気だー!サムゲタンにして食べる気だー!』
咲夜「違うわよ、出汁を取るだけよ。それに・・・三十秒以上入ってられたら終夜の体を洗ってもいいわよ?」
・・・ナンデスト?
レミリア「それいいわね。それじゃあ三十秒以内に出ちゃったら罰ゲームで終夜に体を洗われる!」
終夜「俺の意見は?」
パチュリー「テメーの意見なんて聞いてねえぜ・・・スッ込んでな。」
美鈴「文さん頑張ってー!」
・・・なんかすごい展開になったけど・・・頑張るか。
『それじゃあ私のタイミングで入ります!』
咲夜「なるべく速くね。」
『押すなよ、押すなよ、絶対押すなよ!』
小悪魔「ドーン!」
なんと小悪魔も入っていたらしい。まったく気づかなかったわー。
『熱っ!ちょっ、今何秒?』
咲夜「十秒。」
ヤバイ、このままじゃ火傷する!
『熱い熱い熱い!』
フラン「三十秒!」
『よしっ!』
そして私は勢いよく浴槽から出た。
咲夜「残念、二十九秒♪」
『えぇー!ま、まさか・・・』
フラン「えへへ・・・嘘♪」
マジですかい・・・横を見ると終夜が真っ赤な顔でこちらを見ている。
レミリア「ブン屋の負け!さてと、罰ゲームの時間よ!」
パチュリー「罰ゲーム!罰ゲーム!」
終夜「わかった。罰ゲームはするけど皆出ろ。出なきゃ・・・わかるよな?」
終夜がニタリと笑うと皆さん脱衣場に逃げていった。
『あの・・・終夜さん?』
終夜「なんか俺からだけだと嫌だからお前も洗えよ。」
『・・・誰も見てませんか?』
終夜「カメラが見てる。」
『・・・我慢しましょう。あ、後終夜さん・・・』
終夜「なんだ?」
『私と友達になってください。』
終夜「・・・ヤダ。」
『えっ・・・そうですよね・・・』
終夜「だってもう親友じゃん。」
これだからこの人は・・・
『速く済ましますよ!』
終夜「ちょっ、射命丸落ち着けうわぁぁ・・・」
射命丸「ハァ・・・ハァ・・・」
終夜「ちょっ、射命丸息荒い。」
射命丸「だって・・・想像したら・・・ゴフッ・・・鼻血が・・・」
終夜「変態だー!」
咲夜「同じく・・・」
霊夢「はぁ・・・あんたたち・・・」
魔理沙「霊夢、そう言いながらお前も出てるぞ。」
霊夢「だって・・・だって・・・」
魔理沙「まあ人の事は言えないんだけど・・・」
やめろ!部屋を血で染めるな!
終夜「お前が悪い・・・西園寺、お前の責任だ!お前が悪いのだ!」
すみません・・・
次回予告!
咲夜「風神録!ついにフルーツ(笑)が出てきます。」
霊夢「皆さんお楽しみにー!」
魔理沙「貴方の心にマスタースパーク!」