東方星座板 Part1
オリジナル異変は長くなりそうです。終夜君は力任せは苦手で、頭で戦うので、パワー重視の方にはつまらないかもしれません・・・
???「・・・結界を超える準備はできてます。いつでも侵入完了です!」
???「よし、これから幻想郷に侵入し、乗っ取るぞ!全隊戦闘体制に入れ!」
???「はっ!」
???「・・・貴様の命も尽きるときよ・・・サジタリウス・・・」
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『うっ・・・!』
咲夜「終夜さん!?大丈夫ですか?」
『あ・・・あぁ。』
咲夜「何か思い出しましたか?」
『いや・・・でも、嫌な予感がする・・・』
レミリア「終夜!今、とんでもないのに未来が・・・」
紫「終夜!結界が攻撃を受けているわ!後十分で壊される!」
『・・・思ったより酷いな。わかった、今から向かう。』
そして俺が博麗神社に向かうと、結界にヒビが入り、粉々に砕け散った。そして外から大軍が隊列を成して向かって来た。そして隊列の先頭にいる悪魔がこちらに飛んできた。
『・・・貴様、名は?』
???「私はベルゼビュート。皆は私の事をレオーネと呼ぶよ。・・・久しぶりだね、サジタリウス君。今はもう違って、終夜君だったかな?」
『俺の名前を知っている・・・三つ質問をしていいか?』
レオーネ「良いよ、なんでも聞いてくれ。」
『まず、俺は一体何者だ?』
レオーネ「僕等と同じ悪魔で、《十三の使徒》の一員、射手座のアスタロトさ。僕は君をサジタリウスって呼んでいたがね。君は記憶を無くして人間界に行き、幻想郷に迷い込んだ。そりゃあ警察も動くよ。だって翼と牙のある化物が街を歩いてるんだから。」
『・・・二つ目、お前らは何故ここを侵略しにきた?』
レオーネ「おぉ、よく侵略しにきたってわかるね。理由?悪魔以外の妖怪を皆殺しにするため。」
『・・・三つ目、このまま引き返して貰うことは可能か?』
レオーネ「無理だね、話し合いはするなって言われてて。」
『そうか・・・』
レオーネ「出始めにあの山を消し飛ばそうか。あの山には妖怪の反応がとてもあるからね。」
『・・・いきなりですまないが、死んでくれ。』
レオーネ「嫌だね。それに戦うなら僕は最後だ。だってヴァルゴ、スコーピオン、リブラ、アクエリアスが戦いたくてうずうずしてるからね。ま、頑張ってよ。」
レオーネがそう言うと、四体の悪魔がゆっくりこちらに近づいてきた。
???「サジタリウス、君を始末できるなんて光栄だ。僕は乙女座のネビロス。おっと、乙女座なのに何故男とは言わないでくれよ、気にしてるんだ。」
???「貴様と戦うなんぞ、微塵にも思っていなかった・・・俺は蠍座のエリゴル。」
???「やぁサジタリウス!僕は天秤座のマルバス!僕を覚えてないかもしれないけど、僕は君を覚えているよ!一番憎い相手だ、地獄をみせてあげるね!」
???「どうも、水瓶座のプルスラスです。貴方は死ぬべきです、私が裁いて差し上げましょう・・・」
それぞれ自己紹介が決まった所で、いきなり雰囲気が変わった。全員が殺気を纏い、剣気を放つ。剣気は普通の人間が放つとプレッシャー程度だが、このレベルになると、常人なら切られたと脳が錯覚し、腕が切れ落ちるぐらいだ・・・
全員が動いたのは一瞬、すぐさま元に戻る。誰も怪我はない。
ネビロス「・・・やっぱりサジタリウスはこうでなきゃ!」
エリゴル「流石・・・としか言いようがないな・・・」
そう、一瞬の内に四人は一斉に俺に向かって切りかかった。しかし、俺はそれをさらりとかわすと、逆にカウンターをかけた。そしてそれを防いで今に至る。
マルバス「でもこれがいつまで続くかな〜?」
そう、俺は今の攻防で霊力の半分を失った。次やられたら多分死ぬ・・・
咲夜「終夜さん!」
『咲夜!何故ここに来た!』
プルスラス「あら、貴方の彼女?・・・眷族にしたのね。」
咲夜「終夜さん、この人たちは・・・?」
『ただの侵略者だ。霊夢、紫、咲夜!それぞれ戦ってくれ!』
霊夢「了解、博麗の血筋は強いことを思い知らせてやる!」
紫「悪魔が最強なんて、古い考えを持っているわね・・・」
咲夜「終夜さんの為に、私は戦う!」
『霊夢はネビロス、紫はマルバス、咲夜はプルスラスと戦うぞ!』霊&紫&咲「了解!」
そして戦いのゴングは鳴った・・・
『蠍は嫌いだ・・・』
エリゴル「そいつは光栄だな・・・」
『さて、いくぞっ!』
エリゴル「来い!」
俺がエリゴルに向かって殴りかかると、エリゴルの体が光り、そして消えた。
『っ!?何処だ・・・』
エリゴル「後ろだよ、このマヌケが!」
間一髪でそれを避けると俺は蹴りをエリゴルにあびせた。俺の蹴りはエリゴルに当たると、そのまますり抜けた。
エリゴル「今、こいつ何をしたと思っているだろう・・・俺の能力は、【光を操る程度の能力】だ。だからこんなこともできる!」
そう言うと、エリゴルは指先からビームを放ってきた。その速度はまさに光速!ビームは俺の肩を貫くと、岩にあたり岩を真っ二つにした。
『くっ・・・鉄50水晶50!形、板!』
エリゴル「お前は今、鏡を使ってレーザーを反射させ、俺に当てようと思っているだろう・・・だがな!」
エリゴルがビームを発射させた。すかさず俺が反射させると、ビームはエリゴルの体にあたり、吸収されていった。
エリゴル「俺自体も光の今!光の攻撃など無に等しい!」
『くそっ、食らえ、影だ!』
エリゴル「ほぅ、闇を投げることで倒そうとしたか・・・だか光にあたれば闇も光になる!諦めてビームの餌食になるがいい!」
俺は闇もダメとわかると、博麗神社の内部に逃げた。
エリゴル「逃げるな!俺に倒されろ!」
『嫌だねっ!』
そして俺はカーテンの中に隠れた。
エリゴル「カーテン越しにレーザーで穴だらけにしてやる!」
『エリゴル、ブラックホールって、なんでブラックかわかるか?』
エリゴル「そんなの知るかよ!死ね!」
エリゴルが放ったビームは、真っ直ぐに進み、そしてカーテンごと吸い込まれた。
エリゴル「なにっ!?」
『正解は、光も吸い込むからだよ!』
エリゴル「何ィィィィ!」
そう、俺はカーテンに隠れている間に小爆発を二つ起こし、そのエネルギーで小さなブラックホールを作りあげたのだ。そしてそのブラックホールは、光と化しているエリゴル本人も吸い込んでいった・・・
エリゴル「ウギャァァァァァァ・・・」
『自らの力を過信したのが命取りだったな・・・』
霊夢「次回は私と乙女座のネビロスと、紫のマルバスね・・・」
ネビロス「君、可愛いね。」
霊夢「ウギャァ!いきなり出てこないでよ!」
ネビロス「別に後書きなんだから仲良くしてもいいだろ?」
霊夢「まぁ、それもそうね、あんたも美形よ。乙女座だから美形なのか、美形だから乙女座なのか知らないけど。」
ネビロス「美形だからだよ。」
霊夢「ま、性格も悪くなさそうだし、付き合ってあげてもいいわよ。」
ネビロス「ふふっ、強気な女性も嫌いじゃないよ。」
これを書いててふと思った組み合わせ・・・いいな、ネビロス生存ルートにしようかな・・・
まぁ、それは次回までのお楽しみです!
以上、西園寺でしたっ!