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東方漆黒記  作者: 西園寺 灯
第二章 煌めきの改造人間
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夜が明けると

マジかよ更新するの修学旅行明け!?

じゃあ次は年明けかな(最低

お前は俺になる。


いや、違うな。



お前が消えて俺が残る。



お前は自分を光と思っているようだが、



実際は違う。



お前は影だ。



影は光らない。



影は輝くこともない。



そんなお前にライトは当たらない。



あと少しでさよならだ。



俺の影









『またいやな夢だ・・・』


朝日が差し込む寝室で僕はぐっしょりと濡れたパジャマと、下手したら漏らしたとも思われるぐらい汗染みのできたシーツを乾かす為に下に降りた。


咲夜「おはようございます、朝食ができております。」


『おはようございます咲夜さん。朝食の用意まで、ありがとうございます。」


咲夜「塩分多めで作っておりますので、水分と同時にしっかりお食べください。」


やはりバレていたか・・・もしかしたら呻き声すらあげていたかもしれない。


『もしかして、夜中煩かったですか?」


咲夜「いえ、全く動かないのに体中から汗が吹き出る様は見ていてとても不思議でした。パチュリー様が心配して珍しく朝食を食べて待っていますよ。」


ダイニングに向かうとパチュリーさんが左手で水のエレメントと火のエレメントを使いながらゆで卵を作りながら右手でトーストを齧っていた。


『器用ですね。』


パチュリー「魔法使いだからね。それより大丈夫?」


『はい、なんとか。ですが汗をかきすぎて軽い脱水症状が・・・』


パチュリー「あんだけの脳波の動きで寝ていられることが奇跡だもの。一緒に朝食を食べましょう?」


パチュリーさんは程よく茹で上がった卵の殻を丁寧に向き、僕に差し出して聞く。


パチュリー「塩派?マヨ派?」


『塩ですけど、それくらい自分でできます。』


パチュリー「手、震えてるわよ。」


よく見ると僕の手は信じられないほど痙攣していた。


『これは・・・その・・・』


パチュリー「はいはい、脱水症状のせいにしておくから、あーん。」


『あ、あーん///」


照れながらもパチュリーさんにゆで卵を食べさせてもらい、なんとか手の震えも収まってきた。


『ありがとうございます・・・』


パチュリー「可愛い・・・バナナ食べる?」


咲夜「しれっとセクハラしないでくださいパチュリー様。それにそのバナナは私のです。」


パチュリー「いいじゃない食べかけでも。私なら食べる。」


咲夜さんはあきれた様子で美鈴の様子を見てくると言って部屋を出て行ってしまう。

再び二人きりに。


パチュリー「さて、それじゃあ本題に入るわね?夢の内容を教えてちょうだい。」


僕が出来るだけ覚えてる奴のセリフを話すと、パチュリーさんは少し眉間に皺を寄せて


パチュリー「あら、貴方を影だなんて言うとは夢の中のそいつも馬鹿ね。」


と不満げに唇を尖らす。


『なんでです?僕が変異した時の体見ました?全身真っ黒で影と呼ぶには相応しすぎますよ。』


僕が自嘲気味に言うとパチュリーさんは両手で僕の頬をツンツン突きながら


パチュリー「でも私は貴方といると明るくなるわよ?」


そう言ってからはっとした顔で


パチュリー「しまったぁ…」


と、呟くや否や本で顔を隠して


パチュリー「い、いいから早く朝ごはん食べて調べ物するわよ!手伝って欲しいことがあるんだから!」


と、言ってスタスタ大図書館に行ってしまった。

さ、パチュリーさんの言う通り朝食でも食べるか!


『いただきまーす!』

レミリア「耳真っ赤だけど辛いものでも食べたかしら?」


『うっひゃあ!』


レミリア「ベタな驚き方ね〜」


後ろを向くとニヤニヤしたレミリアさんが仁王立ちしてこちらを見ている。


『いつからそこに?』


レミリア「実はパチュリーが飯食ってる時に未来が見えてずっと天井に張り付いていたわ!」


URYYYYYY・・・


レミリア「にしても珍しいわね、パチュリーがあんなに気にいるなんて・・・終夜だって一週間くらいは距離を詰められず困っていたのに。」


『終夜さんでも一週間ですか!』


レミリア「貴方が最速よ。やっぱりお風呂は強いわよね〜、一度体の関係を作ればなすがままとは、貴方も策士ね!」


『策士は二度も**を開発されて***でイくような奴が言われるものじゃないです!』


レミリア「ンフッ、ちょっと、いきなりド下ネタかますんじゃないわよ!まだ朝でしょうが!」


だって事実ですもん。


レミリア「と、とにかく早く朝ごはん食べなさい!」


そう言いながらレミリアさんは「***で・・・ンフフッ」とか呟きながら去ってしまう。


『はぁ・・・食べるか。』


僕はフォークですっかり冷めたベーコンエッグとスクランブルに手を伸ばした。

煌夜「敬語無視で言わせてもらいます・・・卵料理多くね!ベーコン以外全部卵じゃん!」


ちょっとしたネタ要素よ。作者が鳥大好きだから。牛や豚より鳥だね!


煌夜「あと僕に何をしたんですか!何処を開発したんですか!言えェェ!」


パチュリー「それはお前のカラダに聞けばわかるだろ?」


コリコリ


煌夜「らめぇぇぇぇぇぇ///」


こら、勝手に煌夜をメスにしない!


パチュリー「はーい。」


キュッ


煌夜「〜〜〜〜ッ!!」


ねえ話聞いてた?ねえ?


パチュリー「うん聞いてた」


白目剥きながら言われてもなぁ…

まぁいいや、次回からちゃんと異変を解決する・・・はずです!

それだは次回もお楽しみに!

以上、西園寺でしたっ!


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