剥がれた煌めき
反省して連投だよ
久々でぎこちないよ
無理もないよ
無理してもないよ
頑張るよ
終夜さんの注意が天井に向いた。
僕はその隙に終夜さんに向かって弾幕を発射
終夜「それがお前の策か?」
軽く終夜さんは弾幕を全て避け切って見せた。
次に僕がすることは言うまでもない。
突進だ。
終夜「やはり万策尽きたな!」
終夜さんがニヤリと笑って僕の突進を僕の真上をひらりとと跳び、着地した場所に
照明が直撃した。
実は僕が撃った弾幕には全て一回反射の効果を付けてある。その上で照明の紐を全て断ち切ったのだ。
終夜さんがしっかり所定の場所に来てくれるように両手はグーで何かを持っているように見せる。
旭「ほぅ・・・トラップか・・・まぁ、及第点と言ったところか。なぁそうだろ?終夜。」
ガラガラッ!
瓦礫の中から現れたのは無傷の終夜さん。
終夜「・・・そうだな。頭の回転は申し分ない。・・・だが」
しかし、その殺気は終夜さんとは似ても似つかない・・・魔力のこもった殺気だった。
終夜「頭脳は二の次だ、まずはどんな作戦も殴り飛ばせる力をつける方が先だな。」
終夜さんはこちらに向かって来る。怖い、苦しい、死にたくない、戦わなきゃ、力を、力を出さなきゃ・・・
『力・・・ですか・・・チカラ・・・』
終夜さんは力を求めてるのか・・・僕に・・・ボクニ・・・ボ・・・・・・・・俺に。
『・・・貴様、俺に力を求めたな?』
終夜「・・・地雷踏んだか?」
旭「それも特大のな・・・気をつけろ。奴の構え、骨法術だ。」
終夜「骨法術・・・忍者とかが素手で戦う時に使うってアレか!」
力を示せ!示せ!示せ!
ガッガガガガガッ
『・・・ッ!』
終夜「チッ、殴り飛ばして目ぇ覚まさせるしかねえな!」
さぁ!目の前の奴に力を示せ!殺せ!殺せ!殺せ!
『力を示せぇ!!』
終夜「ゴハッ!?」
旭「あれは・・・発勁!?」
殺せ!殺せ!殺・・・・・させない!もう誰も!殺させやしない!
『ウガァッ!・・・終・・・や・・・さん・・・僕を・・・殴り飛ばして・・・』
終夜「オッケー、全力でいくぞ!」
ドゴォッ!
口から血を流しながら僕は空に飛んだ。歯も何本か折れているが、僕はそんなことより、誰も殺さなかった事を心の底から安堵して、意識を手放した。
終夜「・・・旭、やっぱり夜の一族には厄介な奴しかいないのかな?」
旭「・・・そうだな。正直、奴が来てから異変が起きる確率が上がってる。」
終夜「そうか、無理もない。あんな性質があって、因縁が二つや三つで済むような事はあるまい。」
旭「ただ、一つだけ良いニュースがあるぞ。」
終夜「なんだ?」
旭「幻想郷に来た以上、これ以上因縁が増える事は無い。」
終夜「そりゃ・・・・・不幸中の幸いって奴だな。」
プルルルルルルルル・・・ガチャ
咲夜「殺して無いでしょうねぇ!!」
終夜「うるさっ!大声で叫ぶなよ・・・安心しろ、気絶させただけだ。」
咲夜「とりあえず、煌夜君はこっちに送って。それと、敵の動きが激しくなってるから気をつけてね。」
終夜「おう、咲夜も無理するなよ?気張りすぎると顔が硬くなっちまうぜ?」
咲夜「貴方が帰ってきた時用に笑顔は控えめなの、気づきなさいよ・・・」
終夜「・・・愛してる。」
咲夜「私も。」
終夜「それじゃあ、また後で。」
咲夜「うん、後でね。」
ガチャリ
旭「相変わらず甘いねー!」
終夜「うっせーな、お前も幽香いるだろ。この間旭が構ってくれないって飲みの席で俺に泣きついてきたぞ?」
旭「最近デートしたよ!」
終夜「ならいいんだが。」
煌夜「今日の晩御飯は何にしようかなー?」
咲夜「そんな貴方にCOOKSAKUYA!様々な料理が載っているのよ!」
煌夜「わぁ、便利!」
なんでSAKUYAPADじゃないn
サクサクッ
終夜「パンダ。」
咲夜「お求めは幻想郷、東急ヘンズ、紅魔館支店まで!」
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