コンビニ行ってくる〜♪(SIDE終夜)
大変な事が起きました。なんと三話といったはずが、四話になってしまいました!すみません・・・
『うーん・・・やっぱり習慣で朝早く起きちゃうよな・・・って咲夜さんいないし!』
キッチンを覗いて見ると、咲夜が音速で朝御飯を作っていた。ここで重要なのは音速でって事。
咲夜「あ、終夜さんおはようございます。」
『・・・手伝おうか?』
咲夜「いえ、大丈夫でっ!」
『咲夜さんっ!?』
びっくりして近寄ると、咲夜さんが包丁で指を切ったらしく、痛そうに顔を歪めていた。
『手、貸して。』
咲夜「終夜さん何をす」
俺は咲夜の指をくわえると、傷口をそっと舌で舐めていった。
咲夜「終夜さんっ!?」
『傷口を舐めて消毒。普通の人間なら唾液に細菌がいて逆効果なんだが、俺なら細菌を除去して、血小板の働きを活性化させる成分を含ませられる。』
咲夜「そうゆう科学的な事じゃないんですよ・・・」
『それとも恥ずかしい?』
咲夜「・・・バカ・・・///」
『ん。これでよし。残りは俺が作るから、咲夜さんは待ってて。』
咲夜「はい・・・」
『目玉焼きとベーコン、トーストね。』
そうして朝御飯を食べた後、俺は咲夜さんに話しかけた。
『あの〜、咲夜さん。』
咲夜「なんですか?」
『ちょっと人里に出掛けたいんだけど、いい?』
咲夜「大丈夫ですよ、調度私もお嬢様の様子が気になるので、紅魔館に行こうと思っていましたから。」
『そっか。じゃあ夕飯までには帰ってくるから。』
咲夜「わかりました、私は少し早めに帰ってきて、夕食を作って待ってます。」
『ありがとう。それじゃあいってきます。』
咲夜「いってらっしゃい。」
そうして俺は人里に向かったのだが・・・
『やっぱり人里は賑やかだな。』
町人A「そこの兄ちゃん!新鮮な野菜あるよ!」
『ふむ・・・明日の朝飯に買っておくか。』
町人A「毎度あり〜っ!」
そして俺が何となく人里をブラブラしていると大きい屋敷が見えてきた。
『学校・・・寺子屋!?いつの時代だよ・・・』
???「江戸時代だよ悪いか!」
『うっわぁ!び、びっくりさせるなよ・・・』
恐る恐る後ろを向くと、背の高い女性がこっちを見ていた。
???「すまない、驚かせるつもりはなかったのだが・・・私はこの寺子屋で先生をしている上白沢慧音だ、よろしく。」
『黒崎終夜だ、こちらこそよろしく。』
慧音「もうすぐ授業が始まるんだが、どうだ、見学してみてはどうかな?」
『俺みたいなのがいきなり見学しても大丈夫なのか?』
慧音「むしろ大歓迎だ。生徒が増えるのは嬉しいからな。」
『それじゃあ、お言葉に甘えて。』
そして俺は慧音の授業を見学することになったのだが・・・
慧音「・・・で、あるからして、1833年に天保の大飢饉があった。次に・・・」
この授業はとてもつまらない・・・別に内容が解らないわけではない。教える側に教えようという意欲が無く、ただ機械のように言葉を発しているので、結果つまらないのだ。あそこにいる水色の妖精だって寝ているし、その隣の闇を纏っている妖怪も・・・ってルーミア!確かに眠くなるけど寝たらダメだろ、頑張りなよ・・・
そんなこんなで授業が終わり、昨日作っておいた弁当を食べていると、慧音がとんでもないことを言い出した。
慧音「この後、国語の授業をやるんだが、お前が授業やってみないか?」
『・・・はい?』
慧音「いや、さっきの授業中、お前が目線でお前の授業には心が籠ってないって何度も言ってたからな。」『バレてたか・・・わかったよ。』
確かに先生にも憧れてはいたが・・・そして俺は臨時の先生として授業をやることになった・・・
『えー、この時間だけ授業を担当する、黒崎終夜だ、よろしく。』
ルーミア「あ、あの時のお兄さんなのだー。」
???「ルーミアあの人知ってるの?」
ルーミア「人間だと思って食べようとしたら、人間じゃないうえに返り討ちにあったのだー。」
???「ならあたいがその仇を討ってやる!おい白崎!」
『俺の名前は黒崎なんだが。なんだ?』
???「あたいはチルノ!ルーミアの仇、あたいが討つ!」
『討つのは構わないが、授業終わったらな。』
チルノ「わかったー!」
『それじゃあ、慧音先生の続きからだな。まず・・・』
そしてあっという間に時間が過ぎ、授業が終わった。
チルノ「山崎!授業が終わったから勝負だ!」
『俺はパン会社の運営はしてない。何度言ったらわかる!黒崎だ!まったく・・・OKOK,仇討ちとは立派だ。いいだろう。皆、チルノを応援してあげなさい。』
そして俺は近くにあったチョークを持つと・・・
チルノ「いくぞ!スペルカッ!」
チルノがスペルを発動させる前にチルノの横隔膜に命中させた。
チルノ「ス、スペルカードをいう前に攻撃するとか卑怯だろ・・・」
『フフフ・・・くだらんなあ〜〜〜っ!スペルカードなんてなあ〜〜〜っ!この俺の目的はあくまでも「勝利」!あくまでも「勝って」この勝負を終わらせること!!お前のような戦士になるつもりもなければ、ロマンチストでもない・・・どんな手を使おうが・・・最終的に・・・勝てばよかろうなのだぁぁぁぁ!』
???「だからやめようって言ったのに・・・」
『君は?』
???「大妖精です、先生の授業、とってもわかりやすかったです!」
『ありがとう、また機会があったら来るよ。』
大妖精「楽しみにしてます。」
そして俺は家に帰ってきた。
『ただいま。』
咲夜「あ、終夜さんお帰りなさい。夕食ができてますよ。」
『咲夜さんは夕食、食べた?』
咲夜「いえ、まだなので、一緒に食べましょうか。お話も聞きたいですし。」
そして俺は咲夜と夕食を食べながら今日の事を話した。咲夜は時に笑いながら、俺の話を聞いてくれた。
『それで、咲夜さんは何をしていたんだ?』
咲夜「・・・まず、あの花を見てください。」
そうして窓際の花瓶を指差した。
咲夜「あの花はベチュニア花言葉は苦労の成果です。」
そして咲夜さんはゆっくり話始めた・・・
霊夢「終夜汚い。流石究極生命体!」
終夜「だってあいつ弱かったから。」
咲夜「確かにあいつは弱いわよね。自覚して欲しいわ・・・」
魔理沙「あれは避けれないチルノが悪いぜ。」
まぁまぁ、そんな事より、あれやるぞ〜。
霊夢「マジでやるのね・・・」
咲夜「右に同じ。」
魔理沙「準備はできたぜー。」
よし、やるぞ・・・
全員「すみませんでしたっ!」(全員土下座)
私のいい加減な言動で多数の読者を惑わせてしまった事をお詫びします。
霊夢「彼曰く、最初は一緒に行動しようとしたらしいの。」
終夜「でも結局別行動になり。」
咲夜「その結果二日目が二つになり。」
現在に至ります。誠に申し訳ございません・・・
魔理沙「永夜抄をお待ちの皆様には、多大なご迷惑をおかけしました。以後このような事がないように励んでいきますので、応援してください。」
咲夜「次回は私の一日をお送りするわ。」
終夜「主人公一回休みとか、死ねよ。」
お前は未知の生物対策でも練ってろ。
終夜「未知の生物ってなんだよ!」
龍とか、神とか、宇宙人とか。
終夜「見たことないのばっかだよ・・・」
まぁ、頑張れ。
咲夜「というわけで次回もお楽しみに!」
終夜「アクマで、執事ですから・・・」




