表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/8

7:とりあえず、帰ります。

この作品はフィクションです。

………うぷ、

気持ち悪………。


さすがに、ちょっとやり過ぎたかしらね…。


小腸を輪切りにした辺りでギブアップだったわ…。






「……ぁ………ぅ………」






あらあら、顔面蒼白。…もう悪夢は解いてるけど、ま、そう簡単には立ち直れないわよね。あれだけのものを見せられたら。


じゃあとりあえず、今回はこの辺で許してあげるとしましょうか。


さて、次のターゲットは…




(…くら、)




あ、あれ…?


なんか…身体が重い…。風邪引いたみたいに、身体が怠い…。


もしかして、これってあれかしら。ゲームや漫画によくある、力を使いすぎて〜、ってやつ?

お〜、すごい。体験しちゃった。


…って、言ってる場合じゃなくて。


これじゃあ、次のターゲットを狙うのは難しそうね…。…仕方ない。今日はこれで、帰るとしますか。




というわけで、私はハエの姿で、よろよろと飛び立った。





















「……………ただいま〜。」

「ん………?」

「あ〜〜〜疲れた〜。ハエで移動するのも結構疲れるわね〜。」

「貴様………まだハエの姿でいたのか。」

「だって〜ドア開けるのめんどくさかったし。」

「…重症だな。いい加減に元の姿に戻れ。」

「そうね〜」




「はぁ〜〜〜〜〜……」

「…随分顔色が悪いな。」

「あ、やっぱそう?だと思ったんだよね〜。」

「………能力を乱用したな?」

「え?」

「そこまで消耗するなど、我が与えた能力を乱用した以外に考えられん。」

「そんな〜、乱用なんてしてないよ〜。ただ、ちょ〜っと、使っただけ。」

「ふん…。…まぁいい。だが、能力の使い過ぎは命を縮める。無駄には使うなよ。」

「一回死んだのに、また命の心配しなきゃなんないの〜?めんどいなぁ…。」

「まったく…。」


そう言ってため息をつくと、ゼルフは新聞を読みはじめた。悪魔も人間の新聞読むんだ…。


そういや、今何時…?

…12時か…。お昼ご飯の時間ね。

体力消耗した時は、しっかりカロリーを採らなければ。そして、カロリーを採るといえば、あれしかないわ。











「………おい。」

「何?」

「その甘ったるい匂いはまさか」

「チョコフォンデュだけど?」

「またか!朝も食べただろ!」

「疲れた時にはチョコって相場が決まってんの。まぁ私の場合、疲れ関係なく食べるけどね。食事3回プラスおやつ2回。全部チョコでも全然オッケー。」

「貴様の味覚や内臓はどうなっている…。」


ゼルフは完全に呆れてるけど、私は好きなものを食べているだけ。咎められる理由はない。

チョコフォンデュは最強なんだから。






ずるずるずる〜〜〜






「おい。」

「ん?」

「朝はおにぎりで、昼はラーメンか?」

「食べる?チョコつけ麺。」

「いらん!」


驚くほどスローペースですが( ̄▽ ̄;)、これからも、マイペースに更新させていただきます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ