プロローグ2
家に帰る途中ふと何かが聞こえたような気がした。周りを見渡しても誰もいない。空耳とわ思わない。確かに聞こえたフレーズ。
「・・・これはあなたの物語、なんだったんだ今の」
どういった声だったかはわからない。でも、生まれてからこんなに落ち着いて安心できる感じになったのは初めてだった。親も、兄弟もましてや親族えいるのか分からないまさに天涯孤独を具現化したとでも言わないのがこの俺、天羅真央だった。それでも17年間生きてこれたのはこんな俺を拾ってくれたすっごく強くて今は無いけど昔、道場の師範だった爺さんのおかげだった。そんな爺さんから昔から強制的に鍛えられていてしかも実戦式の危ないやつをだ。まっそのおかげで喧嘩では負けなしだった。そのせいで友達少ないけど、でも後悔はしてない。そんな爺さんだったけど1年前俺が16歳の時死んでしまった。爺さんが死んで聞きたいことがきけなくなったことが後悔している。それは、いつも鍛練などが終わった時いつも言っていた。
「すまんの、お主についていけんで」「お主はこの先、多くの戦いが待っておろう」「たったひとつもの約束守れんのかワシは・・・」「お主にはワシわもちろん、あの二人よりも多くの才を持つ」「この鍛練はこの先必ず意味をなそう」
こんなことを何時も苦痛な表情で告げていた。なんだったのか分からない、でも何か大切なことのような気がして今も覚えている。
なぜかさっきの言葉と爺さんの言葉がつながっているんじゃないかと考えていたら気がつけば森の中にいた。激痛とともに。
「ガァァァアア!!ッッッ!!!」