表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブラスバンド! 〜青春は吹奏楽部で〜  作者: さとぴー
2 吹奏楽部からのお願い
8/58

吹奏楽部からのお願い-4

 しばらく話を続けていると、家が近くにあるようで、途中まで帰り道が一緒! つまり一緒に帰りながらお話できる!

 そして帰り道は、色々雑談して笑いながら帰る。跳ねるような気持ちで帰っていると、あっという間にお別れの場所。名残惜しいけれど仕方がない。私たちはお互いに手を振って別れた。


 家に帰ってから、私は早速私と美玖ちゃんと結衣ちゃんのグループのメッセージアプリで今日のことをお話した。すると、数分後には既読がついて返信が来る。

『おお、すごいじゃん! ついにウチ無しで友達作れるようになったってことじゃん! 成長したね〜』

『美玖、それじゃあなんか優夢の親みたいになっちゃってるよ? まあ成長したのは間違ってないけど。私も頑張らないと……』

『大丈夫だって! 結衣ちゃんも友達できるようになるよ! 私も応援するから、一緒に頑張ろ?』

 そんなメッセージを送り合って、その後は宿題をして、夕ご飯を食べて……気付いたら寝る時間になっていた。今日は新しい友達ができたその嬉しさで時間の流れが早く感じてしまう。そんなことを考えていたら、気付いたら眠りについていた。

 ・ ・ ・

 翌日、私はいつも通り吹奏楽部の見学へ。音楽室へ向かって階段を上っているとき、後ろからポンポンと方を叩かれる。後ろを振り返ると、そこには部長の菊地咲夢さんがいた。

「松島さんだよね?」

「は、はい……」

「やっぱり。ほら、初日から今日入れて3日連続で見学来てくれてるでしょ? もう既に部員みたいになってるねって友達が話してたんだけど、吹奏楽に興味あったりするの?」

 既に部員みたいって……そう思われてたの!? まあ毎日見学に行っているから無理もないか。

「はい、実際入学する前から部活は吹奏楽部が良いなって思ってて……」

「それ、すごく嬉しい! 良いんじゃないかな、『青春は吹奏楽部で過ごす』って。ぜひ吹奏楽部に入ってくれないかな?」

「はい!」

「ふふっ、ありがとう。それでも自分の気持も大切にしてね。別に強制で入ってもらうわけでもないしね。それじゃ、音楽室行こっか」

 そう言われ、私たちは音楽室へ向かって行く。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ